ミハル


ミッミッミラクルッミッハルンルン♪?


総理に仕えてるのはNG・

忍者

『ニッポンポン(仮)』には『妖(仮)』という集団があり、建国以来ずっと『ニッポンポン』を影から守っていました。
かつてのアーサー王国との戦いにも暗躍し、人々を守っていました。
現在、『妖』を率いているのは13歳のときに祖父から頭領の座を継いだ少年、静流でした。
静流は部下・瑠華と『妖』と共に活動していました。
戦争が終わり国からの危ない仕事も減り、イナゴンの時期に裏から人々を守ることなどしてきました。

瑠華「ふー、今日の暗殺は????か・・・」
 瑠華がライフルの手入れをしながらぶつぶつ言っている。
小太郎「瑠華は仕事があっていいじゃねーかー」
 小太郎はポーカーをしながら愚痴をこぼす。
瑠華「何もできないでしょ?あなた達は」
 瑠華はライフルを構え、小太郎を撃つ。
小太郎「うおー、危ないじゃないか!瑠華」
 小太郎はすかさず避ける、しかし半蔵をかする。
半蔵「やられた・・・」
 佐助に救護室に運ばれる。
瑠華「チッ、外したか」
 と小声でいい
瑠華「ゴメーン、手元狂った、テヘッ」
 と小太郎に言う。
 静流が現れる。
 瑠華、部下全員が止まる。
静流「何かあったのか?」
 静流は物静かに質問する。
瑠華「半蔵が急に倒れたので救護室に運ばせました」
小太郎「!」
佐助「!」
 2人は驚いている
 瑠華を見ると何かが出ている中
佐助「はい、自分が倒れた半蔵を運んでおきました」
静流「ふむ、そうか、今日は官房長官の暗殺が待っている、気を緩めるな」
全員「はい!」
 静流が自室に戻っていく。
瑠華「あっぶねー、さすが静流様、恐ろしく早い・・」
小太郎・佐助「哀れ、半蔵・・」

 静流自室にて
静流「五月蝿くてポージングもできん・・」
 静流は独り言をいいながら隠し棚のボタンを押す、すると隠し棚現る。
静流「やはり今回手に入れたこれはいい!素晴らしすぎる」
 静流は色々とフィギィアをいじっている。
才蔵「頭、お茶をお持ち致しました」
 と共に才蔵が入ってくる。
 静流が顔色を変え苦無を投げる。
 才蔵が止まる(心停止)。
 静流はフィギィアを戻し隠し棚を隠す。
 才蔵に駆け寄り、蘇生法を試みる。
才蔵「ゲホッゲホッ、なんか死んだ気分だ・・・」
 才蔵は苦しそうに呼吸を整えようとしている。
静流「大丈夫か!?よかった、急に血だらけで倒れるので心配したぞ・・」
才蔵「すいません、よくわかりませんが何者かに襲撃されたようです。頭、気をつけて 」
静流「大丈夫だ、もう近くにはいない」
 静流は平然と言う。
静流「瑠華!」
瑠華「はい!静流様、御用ですか?」
静流「曲者が侵入した、侵入者を探せ!して才蔵を救護室に運ばせよ」
瑠華「直ちに!」  瑠華は佐助を呼び才蔵を救護室に運ばせる、そして自分も侵入者を追うため出ていく
静流「危なかった竜宮乙姫のフィギィアが見られるとこだった・・」
 静流は胸を撫で下ろしていると・・
静流「あっ昼から依頼人からとの打ち合わせあった、やばいな間に合うかな・・」
 静流いきなり消える。

某ホテルの前
静流「ふー間に合ったな・・」
 静流がいきなり現れる。
急に人が走ってくる、そして静流にぶつかってくる。
 ドン!
 一条院玲奈とぶつかる。
玲奈「ゴメンナサイ、僕ちょっと急いでて・・」
 静流『僕?めっちゃかわいいけど男か!?』
 静流「いぁ某のほうこそ申し訳ない、お怪我は無いですか?」
玲奈「大丈夫です〜、すいません急ぐのでこれで〜」
 玲奈が走っていく。
静流『可愛かったな〜しかもベレー帽!・・』
 静流もホテルに入っていく。
 ホテルの中であからさまに妖しい女性がいる。
 静流に近寄りこう言う。
??「ターゲットは生物学の権威??、期日は3日以内・・」
 ??はそのまま去っていく。
静流「またかよ・・自分でやれるんだからやれよ・・」
 静流は愚痴をこぼす。
静流「戻るか・・」
 静流もまた消える。
 静流が自室に現る。
瑠華「静流様!」
静流「ん、瑠華かどうした?」
瑠華「いえ、姿が見えなかったものですから」 静瑠「仕事の依頼だ」
瑠華「そうでしたか、して標的は?」
静瑠「狭霧のやつ何を考えてるのか・・生物学の権威??だまったく・・あいつ自分でやったほうが手際がいいものを・・なぜ依頼してくるのか」
瑠華「狭霧様も静瑠様に遠慮しているのでは?」
静流「まぁよい、その前に今日の仕事だ」
瑠華「はっ」
瑠華「しかしどう致しましょう?才蔵は怪我を負っておりますが」
静流「そうだったな・・仕方ない、私が行く」
瑠華「マジかよ、ラッキー!」
静流「ん?」 瑠華「あ、すいません何でもありません」
静流「まぁいい、行くぞ」
瑠華「はっ」
 夜、議事堂前から人が出てくる。
静流「出てきたな・・」
瑠華「仕留めます。」
静流「待て、何か変だ」
 と空から襲撃される。 瑠華「な、なに!?」
静流「く、イナゴンか・・この忙しいときに」
瑠華「こいつ等数もいますが上位クラスのイナゴンがいます」
 静流・瑠華だけでなく????もイナゴンの群れに囲まれている。
瑠華「如何致します?まだ????には我等のこと気づかれてないようですが」
 そのとき、フードをかぶった人影現れる。
静流「こんな時に誰だ」
 フードの人物が手をあげると光が発すると共に焔が出イナゴンの群れの一部を焼き尽くす。
静流「魔道士か、なんだあの威力は・・しかも詠唱破棄か!」
瑠華「・・・・・」
 フードをかぶった人物は両の手から次々と光弾を飛ばしイナゴンを打ち落としていく。
静流「なんというスピード・・」
瑠華「速すぎておいきれない」
 フードの人物が光弾を静流達のいる方向にも飛ばしてきた。
静流「!」
瑠華「!」
 二人は隣のビルに飛び移る。
静流「気づいていたか・・」
瑠華「えっ、偶々では?」^ 静流「いや、あの弾以外は精確にイナゴンを落としている。」
瑠華「まさか・・」
静流「しかもあの速さでは詠唱もしておらぬだろう・・」
瑠華「如何いたしましょう・・」
静流「とりあいず距離をとってひいたと見せかける」
瑠華「はっ」
 二人はビルからビルと移り離れていく。
フードの人物「・・・・・」
二人がビルの陰で息を潜めている。
静流「ここなら気づかないだろう」
瑠華「あれは反則です!」
 瑠華は一人で怒っている。 静流「計り知れない力だ・・危険すぎる」
瑠華「あれではターゲットも助からないのでは・・」
静流「やつの目的がわからない以上様子を見る」
瑠華「はっ」
 フードの人物は猛襲するイナゴンと戦っている。
フードの人物「!!!」
 複数のイナゴンの特攻でかぶっているフードを引き裂かれる。
静流「あれは・・あの時の」
瑠華「・・?、知っておられるのですか?」
静流「今日の昼に某ホテルでぶつかった娘だ」
 戦ってるのは静流が昼間ホテル前でぶつかった娘だった。
静流「~あの娘があんな力を持っているとは・・」
 玲奈が何か詠唱しながら高速で飛びだす。
静流「な、なんだ・・嫌な・・」
 大気が振るえだす。
瑠華「えっ、えっ・・」
 次の日、静流が学校に登校している。
 教師が教室に入ってきて、挨拶をする。
教師「今日は転校生の紹介をします、入ってきて」
男子「オォォーー」
 静流は声が出ない。
玲奈「えーっと、僕一条院玲奈です、よろしくね」
 玲奈は静流を見る。
教師「んーじゃぁそこでいいかな」
 最後尾の静流の隣の席をさす。
玲奈「はーい」
 玲奈は歩いてきて座る前に静流に挨拶をする。
玲奈「よろしくね」
静流「あ、あぁよろしく」
男子生徒「いいなー静流のやつ」
静流「昨日の今日でもう素性がばれたのか・・」
 静流は冷静を装っている。
 静流は昨日の出来事が頭をよぎる。
 玲奈の両手が光り始める、玲奈はそのまま飛び回り立体型の魔方陣を描く。
静流「ありえん・・こんな・・」
瑠華「えーー、これはもう無理!」
 瑠華は完全に壊れてなにを言っているかわからない。
 魔方陣からごついおっさんや倒れそうなおじいちゃんが出てくる。
静流「・・・・・」
瑠華「・・・・・」
 出てきたおっさんやじーさんはイナゴンと戦いだす。
静流「・・どうしよう」
瑠華「・・終わりだ・・世界の」
 戦いだしたおっさんやじーさんがありえない強さだった。
 アツイ戦場だった・・
 学校教室
 きーんこーんかーんこーん♪
 鐘が鳴り玲奈の周りに人が集まってくる。
男子生徒「ねぇねぇ、どこから引っ越してきたの?」
玲奈「ちょっと黙って」
男子生徒「えっ・・」
 玲奈が通る声で言うと男子生徒固まる。
玲奈「ちょっと来てくれる」
 玲奈は静流に言う。
出て行く2人を見送る生徒達。
男子生徒「俺っていったい・・」
 黙ってと言われた生徒がつぶやく。
 屋上に向かう2人。
玲奈「ふーん・・君普通じゃないよね、何者?」
 静流はなにも答えない。
 屋上に着く。
 玲奈は静流の顔を覗き込みながら話しかける。
玲奈「んーー、君ホント何者?」
 静流は答えない。
玲奈「ふーん・・まぁいっか〜、君の事気に入ったししばらく様子見ることにするよ」
 玲奈はそう言うと屋上を降りていく。
静流「くっ・・このままでは隠し切れないか・・」
 静流が考え込んでいる。
静流「とにかく帰るか・・このままここにいても仕方ない」
 静流が帰り支度をし校舎を出ようとしたとき。
???「あー先輩じゃないですかぁ〜」
 と後ろから声をかけられる。
静流「・・・・・」
???「先輩、今帰りですか〜?なら一緒に帰りませんか」
静流「まためんどうなのが・・」
静流「うるさいぞ律、大体お前いつもいるじゃないか」
律「えーー、そんなことないですよ〜いまだって部活終わって帰ろうとしてたら先輩を見つけたんで声をかけたのに〜」
静流「そうか、じゃぁな律」
律「待ってくださいよ〜」
 静流のあと追い律がついてくる。
律「先輩〜おなかすきました、何か食べていきませんか〜」
静流「僕は減ってないから、一人で食べて帰ればいいだろう」
律「ふーん・・あの転校生とはどこか行くのに〜」
静流「お、お前見てたのか?」
律「いぇ、学校でうわさを聞いただけです」
静流「・・・頭痛い・・」
律「あーこれ食べたい、ここ入りましょ〜」
静流「こら、帰るといっただ うあ なにを・・」
 店に連れ込まれる。
店員「いらっしゃいませ〜お二人様ですか?」
静流「やられ・・」
律「2人です〜」
 あきらめて席に着く。
静流「食べたら帰るからな」
律「わかってまーす」
律「すいませーん、このパーティーセット10人前ってやつお願いします〜」
静流「!?」
店員「かしこまりました〜」
 静流が何か言う前に店員は行ってしまう。
静流「おい、誰かと合流するのか?」
律「いぇ」
 律はきっぱりと言う
静流「じゃぁなぜ10人前のパーティーセットなんだ、おかしくないか?」
律「おかしくないですよ〜」
静流「今ここには僕とお前しかいないがどういう計算なんだお前の頭は」
律「やだなーあってますよ〜いいですか」
 律は僕を指差し。
律「いーち、にー、さーん、よーん・・」
 そして自分を指し。
律「ごー、ろーく、しーち、はーち、きゅー、じゅー、ね、10人前でしょ?」
 律は平然と言った。
静流「・・・こいつの頭を・・」
律「先輩、声出てますよ〜」
静流「声を出すつもりで言ってる」
律「ひどいなー♪」
 律はいつもどおりふざけてみせる。
 そしてしばらくするとパーティーセットが出てくる。
静流「・・・これは・・なんだ・・一週間分か?ありえんぞ」
律「・・先輩・・気合で!」
 言ってる意味がわからない。