23期


22期 ← 戦国史演義の歴史 → 24期

前期からの主な変更点

・兵士数の増加が秘密面仕様に戻る
・計略P50スタートに戻る
・施設の高額化・高性能化、但し石垣の自動回復機能が削除
 →守備兵+2000も削除され、徴兵補助としてはともかく防御施設としては使い物にならなくなる
・扇動成功率が最大50%に減少
・初期資金・米がそれぞれ20001/10001に増加
・侍の雇用条件変化、価格低下(220→180)。剣豪も価格低下(300→250)
 →前期酷い扱いだった武特に光が
・つるはしの発動率上昇(価格・破壊率はそのまま)
・そろばんの威力やや低下、けんだまついに2500までインフレ(しかし妥当か)
・兵器以外の兵種に対し能力修正。武力系ボーナスの増加。
・意味不明な完全バグ仕様だった計略発動条件が削除。
・登用の貢献25・経験政治2に変化 これは政治家がカノン目当てに連打する気もする
 →内政の貢献が効果+10に変更されたため杞憂に。
・巡回イベント増加。
・沿岸都市の初期施設に宿場町追加。
・説明書内のその他の注意事項に下記の内容が追加。
 バグを悪用している。
 卑猥な名前、国名をつけている。またスペースだけの名前も対象です。
 以前何らかの問題を起こし処分をもらっている。
 途中建国を利用し、ゲームを盛り下げる行為をする。
 以上の行為にいたった場合、管理者からの警告をせずに、キャラクターなどのデータを削除、変更することがあります

→戦闘バランスが大幅に良化。久々にまともな戦闘ができたとの声も挙がった。
 しかし沿岸都市で初期から使える浪人がコストと比較して兵種アタックが強すぎる
 という声も一部に挙がる。但し、全体的に見れば間違いなく久々の良調整だろう。
 政治家からは物足りないとも言われるが、批難轟々だった扇動地獄と比べれば天地の差。
計略Pが増えたことで、前期までの過剰な知特優位はなくなり、展開の速さを考慮しても 武特が序盤から
それなりには戦えるようになった意義は大きい。

※気になった項目は自身で細かく確認する事を推奨

主な参加国

ラウンジ系ニュース速報板野球国VIP部ネトゲ国
再・ひたすら戦争する国、ラピュタ王国、ニコニコ連邦、夜更かしは体に毒国

解説

なんと統一翌日にリセットという古今例の無い速さで23期の募集が開始される。
ここ数期各勢力の隆盛と没落が顕著だが、板系国家が力を入れてのスタートになりそうだ。
バグ仕様と批判の多かった大部分に修正が入ったようだが、果たしてバランス調整の結果は
どうなるか注目された。
→大幅なバランスの改善で戦闘面に関しては不満はここ数期で一番少なく評価の声が多い結果と
 なった。ナイス調整。

今期の改造及び仕様変更を見ると、22期は管理人側のテスト的意味合いが強かった気がしないでもない。


開始時にほとんどの大国が東に集中し、ラピュタが立地に恵まれた。
人口は約550人。中立を含めた20人制限により、かなりの国が初期カンストすることになった。

(序盤)
大国が東に集中する中、多重建国した国が運良く周囲に固まり立地に恵まれた九州のえにゃす国と中部北のVIP部が順調に勢力を伸ばし、いちはやく安定した領土支配を確立する。
それとは全くの正反対に激戦区関東では、今回も同盟を組むかと見られていた野球国とニュース速報板が最序盤で開戦し多くの人が驚いた。
野球・毒・ニコニコの三国包囲によって序盤滅亡かと思われたニュー速であったが、初期仕官人数がカンストしたため他国仕官していた出身者や中立にいた非ニュー速民などが続々と集結し、人数で大差をつけ野球国と五分以上にに渡り合うこととなった。

下総で緩衝地帯となる形になった沖縄は、一桁スタートながら素晴らしい勢いで人数を伸ばし、長らく続くことになる海戦で毒国と互角の殴り合いを開始し、ニュー速への進軍を阻むこととなる。
そして、中部南から関東へ進出してきたラピュタ国がニコニコに布告した事で逆包囲が完成。
ニュー速・沖縄・ラピュタの人数はそれぞれ野球・毒・ニコニコを全て上回り、ニュー速vs野球、沖縄vs毒が互角の殴り合いをする中、遂にニコニコがラピュタに撃破される。
結果としてニコニコ遺臣が野球にある程度流入し、一時20人近くあった武将数の差をじわじわと詰め、再び戦局は膠着状態に入った。

東北は天下布武国を降して日本海側をひたすら戦争国が、太平洋側をバル・ベルデ軍が分割支配。
その後ひたすら戦争国は南進し、VIPに超短期布告で開戦。誰もが長期戦を予測したが、ひたすら戦争国の作戦ミスなどにより一夜でVIPが勝利を収め、ある意味波乱の結果に。
近畿・中国東地方は競馬会、軍事、ラウンジがひしめき合い四国は雪うさぎ、中国西・北九州地方は天罰国がそれぞれ領土を確保。
ラウンジと競馬会、えにゃすと軍事が殴り合うさなか、VIPとラピュタ・雪うさぎが布告。
膠着していたニュー速と野球の戦局だったが、ニュー速が攻め野球が受けるという形だったため少しずつ計略差が開き、人数では依然ニュー速が上回りつつも一対一の戦いでは野球が有利になっていた。
ついには毒国との共同一斉で野球が上総を落とし、そのまま安房へ打通し人数二桁差からの逆転勝利を収めることに成功する。
ニュース速報はまたしても初戦敗退とかなった。次回は黄巾賊の汚名を返上できるか。


(中盤)


西部ではえにゃすが軍事を、競馬がラウンジを土俵際で粘られながらもついに寄り切った。
この結果、VIPの同盟国の一方(軍事)が消え、一方(競馬)が勢力を伸ばすことになった。
中部では挟撃を受けVIPが苦戦し粘りを見せながらも領土を少しずつ減らしていき、支援参戦の形で野球がラピュタに布告し、これを受けて雪うさぎ・えにゃすが野球へ布告。天罰国・競馬国も参戦した。
一方、東北ではネトゲとバル・ベルデが、関東の一角では沖縄と毒が大戦争に関わりなく 果てのない正面からの殴り合いを継続する趨勢になり、

VIP70、競馬35、野球55VSラピュタ70、雪60、市況60、天罰30
沖縄40VS毒30
ネトゲ35VSバル・ベルデ40

の形となる。
ラピュタはVIPの支配下だった東北〜北陸を奪取し、北信越地方及び、東海地方を囲むような形での非常に珍しい領土獲得となった。
22年よりVIPとラピュタ・雪が、26年より競馬と天罰が、29年より野球と西側諸国が開戦。

その後、争奪の焦点は四国地方へ。一時的に戦力を集中させたVIPが讃岐、伊予を占領。
これに対してラピュタと雪うさぎも戦力を結集して反撃。最後はジワジワとVIPを押し戻した。
同時にラピュタは加賀の競馬を駆逐、北側からもVIP領内に雪崩れ込み、ついに摂津1国にVIPを押し込める。

一方、競馬は背後から襲う形の天罰に強烈に打撃を加えていき、長期に渡り戦争から遠ざかっていた天罰を質で圧倒し、ついに滅亡へと追い込んだ。
だが、その競馬も市況(えにゃす)には数で圧倒されて行く。そしてまずVIPがラピュタに討ち滅ぼされ、競馬が後を追うように市況に併呑された。ラピュタ・雪うさぎ・市況の残る敵は野球のみに。

開戦直後、快調に飛び地となったラピュタ領相模を占領した野球だったが、ただちにラピュタ・雪うさぎの総反撃に受け、相模を雪うさぎに、上野をラピュタに取られる。
このまま押しきられてしまうのか、それとも粘りを見せるのかが注目される中で……

ルーター(サーバー?)トラブル
キタ━(゚∀゚)━( ゚∀)━(  ゚)━(  )━(  )━(゚  )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━ !!!!

半日後の6/22午後2時前に復活。
更新が止まっている間に登用で流入した人材が落ち着いてコマンドを入れられたこともあって、人数が一気に増えた野球が粘りを見せ、関東圏をギリギリの戦いながらも徐々に制圧。
30年戦争を続けていた毒国と沖縄国であったが、10人差のある毒国がオン率の差で一斉を成功させ、遂に長い戦いに決着をつける。そして即座にラピュタに布告した。
ネトゲとバルベルデ間の戦闘で、交戦地域が限られていたラピュタはこれに対しえにゃすに能登・羽後を割譲することで毒国と合間見えさせる道を作る。
これによって局面は

野球125、毒35VSラピュタ90、雪70、市況75(毒と雪は布告無し)
ネトゲ50VSバル・ベルデ65

の形となる。
毒-ラピュタ、えにゃすは37年11月開戦。実質的には野球とラピュタ&雪、毒と市況の戦いになる。
毒が計略差20をつけるも、人数・資産倍の国にどこまで粘れるか。勝負は後半戦へ。


(後半)
毒国は数を頼りに押してくるえにゃす国の前に敗北、野球も雪とラピュタ、さらに毒を滅ぼしたえにゃすの猛攻で耐え切れず敗退。
遺臣が最も流れたバルベルデは人数でネトゲを大きく上回り、一斉攻撃によってついにネトゲとの戦いに決着をつける。これによりラス4が確定。

外交で常に優位に立ち続けた雪、西国中心に30国を越す領土を確保したえにゃす、人数と計略優位のバル、そして百戦錬磨のラピュタと出揃う。

ネトゲ敗退の前に開戦していたラピュタと雪・えにゃすは、やはり多対一の優位性から連合側がラピュタを押し込んでいく。常陸及び陸前にまで領土を減らしたラピュタは滅亡も間近と見られた。

この明らかに連合有利な状況を見て雪は「戦争中、さらに突然ではありますが、当国は1550年12月をもって、現在結んでいる条約、同盟等を全て破棄させていただきます。今まで色々とありがとうございます」との声明を発布。
これを受けてえにゃすは雪に対し1560年4月開戦で宣戦布告、雪もこれを受け同時刻開戦の宣戦布告を行った。
そして陸前-常陸間にて激しい戦闘が行われる中バルベルデはえにゃすに対し1561年5月開戦で宣戦布告。
東西全面戦争が始まるかと思われた矢先、常陸が中立化した所へニュー速が建国され完全な壁となってしまう。
結局建国者を管理側が削除した所で実質的に戦闘が中断され、各国ともニュー速への戦闘禁止解除を待つことになった。

バルベルデ150人・計略120・領土8
ラピュタ135人・計略125・領土1
雪うさぎ125人・計略120・領土16
えにゃす105人・計略95・領土31
ニュー速4人・計略役65・領土1(滅亡直前のだいたいの数字です)

バルベルデ→えにゃす←→雪うさぎ ラピュタ←雪・えにゃす

ニュー速建国者の削除から約40分後、建国者が削除され大名不在となっていたニュー速に新たに仕官した者が大名に就き声明を発布。
その14分後、雪うさぎはえにゃすに対しバルベルデの進路を塞ぐ形になる領土の割譲を他国に無通告で開始する。
一発だけなら誤射かもしれないと思われたがその40分後、二発目が伊勢の城壁に着弾しラピュタはこの割譲に対する抗議の声明を発布した。
ラピュタVS.雪・えにゃす戦が開始された時点で雪はバルベルデと「不可侵・破棄猶予12年・敵対国支援不可」の条約を締結しており、雪が諸条約の破棄を1550年12月に通告したとはいえ1556年9月現在まだ猶予期間中ではないのか、敵対支援をするのはどういうことなのかとバルベルデ、ラピュタは厳しくこの領土交換に抗議した。

この抗議後も攻撃は立て続けに八発行われ、えにゃす領伊勢・甲斐が雪の手に渡った。
なお、このどさくさに紛れてラピュタ所属のうつぼん★がバルベルデ領陸中へ攻め込んだのは見どころである。
ラピュタの抗議声明から遅れること約50分後、えにゃすから割譲に関する声明が発布され、その「雪とラピュタ戦における取得領土の分配を行う」との内容にラピュタからは冷笑の声明が出た。
また、雪は「不可侵は有効だが、敵対国支援不可は失効済み」との実に自分勝手な自己解釈を提示し、これに対してバルベルデは「敵対国支援に当たる割譲行為は認められない。割譲領土はえにゃす領と見なす。たとえ雪領土だとしても既に攻撃指示徹底済みのため攻撃を停めることは不可」と通告した。
そして1557年9月、雪所属のしかによりニュー速に対し1559年2月開戦での超短期宣戦布告がなされ、ニュー速は戦闘開始3分で滅亡した。
なおニュー速建国から滅亡までの約11時間、全体ログのほとんどが流言と流言失敗で埋め尽くされるという珍しい現象が起こった。この間ラピュタにて警備についていたものは半年の獲得貢献値が1500を超えたという。

1561年5月、ラピュタ-雪戦が動きを見せない中ついにバルベルデ-えにゃすが宣戦時期の変更もなく開戦。
バルベルデは雪領となった甲斐・相模を占拠・通過して関東のえにゃす領へ猛進撃、これを瞬く間に占拠した。
時を同じくして、ラピュタは雪に対して大反攻を開始。国内の士気が崩壊したと見られる雪領土を次々に奪取していく。
そして、関東に残っていたえにゃす領を全て占拠したバルベルデは関西に矛先を転じ、ラピュタは雪の東北・北陸領土を完全に併呑した。

1562年8月、雪の武将が交戦中であったえにゃす領日向を占拠したところで雪は「国益を損なう行為により解雇します。」(フェイト・テスタロッサ)と占拠した武将を突然解雇した。
交戦中であるはずなのになぜ交戦相手国の領土を落とすことが国益を損なう行為なのか、それまでに三発も攻撃が飛んでいたのになぜ占拠後に解雇なのか、国益を損なうのならさっさと日向を返却するべきではないのか、停戦したなら声明出せや、など参加者の多くがこの間抜けな茶番劇に心の中などでツッコミを入れ、該当武将にいろいろな意味で同情した。

1562年11月、両国が揃ってえにゃす領内に深々と侵攻していく中、雪は何の声明も無くバルベルデの誤爆により失った相模・甲斐の回収を行う。
この領土の帰属を巡ってうんざりな外交交渉のスタートかと思われたが、今度は上野にて待ち構えていたラピュタが雪の領土となった甲斐を占拠、そのままの勢いで相模も占拠する構えを見せ、ケリがついてしまう。

1562年12月、バルベルデは雪に対し1567年7月開戦で宣戦布告を行った。
1563年3月、onore鯖のドメインが失効してしまったためhttp://onore.servegame.com/game/faraway/sangoku/index.cgiにアクセスできなくなってしまい(鯖のIPを直打ちすることでログインすることはできた)急遽更新が停止。
参加者はいつ再開されるかも分からずリアル士気を下げてしまう。その後リアル時間で約5日後に再開された。
1564年11月、更新停止前の勢いのまま相模・伊豆を占拠したラピュタは陸路で雪を攻めるため、バルベルデより美濃・尾張の割譲を受けるとの声明を発布。
1564年12月、バルベルデの猛攻によりえにゃす国滅亡。えにゃす国の複数建国であったFX国建国の地にて、元FX国の武将にとどめを刺された。
1568年1月、ラピュタ・バルベルデ両国からの猛攻により雪うさぎ国滅亡。
1569年6月、ラピュタはバルベルデに対し1575年8月開戦で宣戦布告、バルベルデもこれを受け同時刻開戦の宣戦布告を行った。
1582年2月、40人ほどの差をつけられ、少しずつ防衛線を下げていったラピュタ王国も最後に滅亡。
バル・ベルデ軍が統一を果たした。

リアル時間、07.6/29、バル。ベルデ軍が統一達成。天下を統一。


(〆に)
総評というにはおこがましいが、ラス戦はそこに至るまでの暗黒面に陥りそうだった流れが、
すっかり断ち切られ、非常に好感が持てる内容となった。
ラピュタに貸与された2国の領土返還以外に、領土の調整もなく、それまで取った領土そのままに、
両国が最後の戦いを繰り広げたのも、今回のラス戦では特徴的だった。
またいずれの国名も映画に由来し、いずれの君主も映画の主人公から名を取っていたという点でも似た者同士。
この最終戦は、バル・ベルデがやや国力に上回っていたものの、面倒な政治的な貸し借りや
打算を抜きに、性質的にも似通った2国ががっぷり4つに組んだ力相撲というべきものだった。
この最終戦を積極的に戦い抜いた武将たちには、最近希に見る満足度の高い一戦となったようだ。

戦闘面に関しては開始前から言われていたように武特が久々に活躍を見せると同時に、前期は扇動の
結果として使われていた兵器が内政の結果使われるようになり、一定の活躍を見せ、終盤少数ではあるが
国崩しによってランカークラスをも凌駕する活躍を見せるに至った。今回初めてある程度、管理側
参加者ともに狙った通りの兵器運用ができるようになったのではないだろうか。
戦闘ログを見ても全体的に、仕様が上手く実戦の戦闘にマッチしていたように思われる。

あとは一部で言われた、各初期都市の当たり外れの問題であるが、例えば宗教都市に商人町が建たない、
という意見については、中部の国は東西に挟まれるから不利、というのと同じで、建国のリアルラックに
恵まれるか否かの問題であって、場所や都市に恵まれなかった国が残念に思うのは当然であっても、
それがイコール改造への不満や改善の材料にはならないのではないかと個人的には感じた。
今期市況2国が建国運に恵まれて終盤まで残ったのも、ある程度最初の立地から予想はできたものの、
建国運は最終的には管理側の調整ではなく正に天運の問題ではないだろうか。
尤も多重建国についてはまた別の問題となるのだが、これはここで解説すべき事ではないだろう。

ともあれ、二度の中断はあったものの、前期までの問題が大幅に改善されたこともあり全体的に言えば
総じて満足度の高い期であったといえるのではないだろうか。(〆)