株式会社日本レストランエンタプライズはJR東日本の子会社、略称はNRE。
国鉄分割民営化に伴う日本食堂の会社分割により、JR東日本エリアを担当する会社として発足した。
日本食堂時代は食堂車、駅構内食堂の経営が主な業務で駅そばは営業していなかったが、JR化後の多角化により立ち食いそば業に進出した。
その後立ち食いそばを経営する4社を吸収したことによりJR東日本管内に於いて最有力の存在となる。
この吸収された4社は以下の通り。
- ラガール(中央車販):旧東京西鉄道管理局がエリアの車販会社
- 道中そば(中央開発):旧東京西鉄道管理局内営業の立ち食いそば会社
- 京葉そば(京葉観光産業):旧千葉鉄道管理局がエリアの車販会社
- 万代そば(新鉄構内営業):旧新潟鉄道管理局がエリアの車販会社
その後首都圏に於いては新規出店やJR系の小竹林や喜多そばからの転換により、店舗数を増やした。
更に1999年の仙台伯養軒倒産に際し、その店舗を引き継ぐことにより、東北地方に店舗網を広げた。
また関東地方の既存駅弁業者の営業部門を引き継ぐ形で合弁で販売会社を設立し、実質的に立ち食いそば店の経営を引き継いでいる。
これらの店舗では麺・汁等がNRE工場製になるなど、味のあじさい化が進んだ。
NREと地元業者の合弁会社 †
沿革 †
- 1938年:日本食堂設立
- 1987年:にっしょく北海道、にっしょく九州分社
- 1987年:山の手そば開店(初の日本食堂直営立ち食いそば店)→渋谷(東京)
- 1988年:ジェイダイナー東海、にっしょく西日本分社
- 1990年:JR東日本が資本参加、子会社化
- 1991年:田中屋を子会社化、日食田中屋設立
- 1993年:中央開発(道中そば)子会社化
- 1994年:中央車販(ラガール)吸収
- 1996年:あじさい1号店開店→恵比寿(東京)
- 1997年:京葉観光産業(京葉そば)吸収
- 1997年:新鉄構内営業(万代そば)吸収
- 1998年:社名を株式会社日本レストランエンタプライズに変更
- 1998年:立ち食いそばブランドをあじさいに統一
- 1998年:甲陽軒米倉を子会社化、日食甲陽軒に社名変更
- 1999年:伯養軒こけし亭の経営をエヌアールイー伯養軒を設立し引き継ぐ
- 1999年:大船軒トラベルフーズ設立
- 1999年:エヌアールイー万葉軒設立
- 1999年:エヌアールイー中村亭設立
- 2002年:日食甲陽軒、中央開発を吸収
- 2005年:NREたかべん設立
- 2005年:エヌアールイー伯養軒→エヌアールイーみちのくに社名変更
- 2006年:エヌアールイーみちのくを吸収
店舗分類 †
山の手そば系 †
渋谷(東京)
中野(東京)
荻窪(東京)
上野(東京)
ラガール(中央車販→日食中央)系 †
市ヶ谷(東京)
西荻窪(東京) ※現存せず
国立(東京)
高尾(東京)
淵野辺(神奈川)
町田(東京)
長津田(神奈川)
中山(神奈川)
鴨居(神奈川)
新横浜(神奈川)
菊名(神奈川)
道中そば(中央開発)系 †
四ツ谷(東京)
五反田(東京)
武蔵小金井(東京)
国分寺(東京)
福生(東京)?
武蔵小杉(神奈川)
武蔵新城(神奈川)?
京葉そば系 †
錦糸町(東京)
小岩(東京)
西船橋(千葉)
船橋(千葉)
南船橋(千葉)
新鉄構内営業系 †
新潟(新潟)
新潟KIOSK系 †
燕三条(新潟)
直江津(新潟)
新橋(東京)
駅弁会社系 †
新宿(東京)
立川(東京)
甲府(山梨)
青森(青森)
野辺地(青森)
鹿角花輪(秋田)
土崎(秋田)
男鹿(秋田)
久慈(岩手)
釜石(岩手)
郡山(福島)
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