日本語化調査


評価項目

種別評価内容状況備考
日本語表示化複数のPC環境での表示評価結果募集中各製品版、デモ版でOSの違いで表示に問題がないかを評価
日本語表示化オリジナルファイルを上書きしないでMOD実装完了ModsフォルダーにMODをコピーして動作するように変更(但しフォントは上書き)
日本語表示化テキストの1文字ごとに半角スペースを挿入した場合の評価完了半角スペース文字はフォントを使わずに固定幅で表示されているので実現不可能
日本語表示化製品版Ver1.2対応完了Ver1.2のテキスト内容の追加
日本語表示化ドイツ語デモ版日本語フォントの表示完了ドイツ語デモ版はOK
日本語表示化英語デモ版日本語フォントの表示完了英語デモ版もOK
日本語表示化製品版日本語フォントの表示完了Ver1.1.2でOKだが、PC環境次第では設定を落とさないと落ちる。
日本語表示化漢字の表示とデータ作成完了第二水準までのコードポイントデータ作成と表示評価
日本語表示化MOD推奨使用フォント完了通常入手可能な物で表示ずれが起こりにくい物の検証→和田研中丸ゴシック等幅
日本語表示化MODの軽量化完了第二水準までの全文字登録だと重いので使用文字だけ登録するリリース用のツール作成
翻訳環境翻訳環境のデータ使用評価完了Googleスプレッドシートのデータを保存してゲームで使用出来るかの評価

日本語文字表示可能なバージョン

日本語表示備考
ドイツ語デモ版可能製品版のVer1.1を元に作成されているようです。
英語デモ版可能製品版のVer1.1.2を元に作成されているようです。
製品版(Ver.1.2)可能動作報告でOKのコメント有り
製品版(Ver.1.1.2)可能Ver1.1のリリースノートで文字コード追加機能が追加されている
製品版(Ver.1.0)不可?文字コード追加機能が無いぽい?。既に新しいバージョンがあるので翻訳プロジェクトとしては調査・対応しません。

日本語文字表示調査(完了)

日本語文字表示が出来るようになりましたので、日本語文字表示についてはとりあえず調査は完了とします。
今後の製品版バージョンアップで表示出来なくなったら、調べるということで...

フォントについて

ゲーム内で文字表示に使用されているフォントは \data\gui\shared\Fonts にある以下の4つのフォントになります。

AlteHaasGroteskRegular.ttf
Dungeons.ttf
Dungeons_regular.ttf
Dungeons_small_caps.ttf

日本語のTTFフォントファイルをリネームして置き換えると置き換えたフォントで表示されるようになります。※拡張子が.ttcのフォントは無理のようです。
日本語表示化MODでは「和田研中丸ゴシック等幅フォント」 を使用しています。(位置ズレや配布条件など考慮した結果です)

表示させる文字について

フォントを置き換えてもそのままでは英数字しか表示出来ません。
日本語文字を表示させるにはtexts-en.csvの文字コード定義行にコードの追加が必要です。
更新箇所は \data\localization\de\texts-de.csv の 555行目付近にある以下の行にコード(10進数のUnicode)を追加します。

"code_points","32-128 160-160 196-196 214-214 220-220 223-223 225-225 228-228 233-233 241-241 246-246 252-252 8211-8211 8220-8220 8222-8222 8230-8230"

↓例)ひらがなとカタカナのコードを追加した例

"code_points","32-128 160-160 196-196 214-214 220-220 223-223 225-225 228-228 233-233 241-241 246-246 252-252 8211-8211 8220-8220 8222-8222 8230-8230 12353-12435 12449-12534"
  • テストで 32-65535 を入力してみましたが文字数が多いとゲームが落ちるので、 漢字については必要な文字だけ登録するほうがいいかも。どこまで文字が増やせるかは調査が必要。→一文字ずつ登録するようにすれば、第二水準までの文字数の登録はOK
  • あとはcode_pointsの1行が2000文字とかでも問題が発生しないかどうか調査が必要。→とりあえず1行1000文字以内にしてOK

追加するコード

第二水準の漢字まで実装出来たので、あとは個別追加で対応ということで。

種類Unicode(10進数)調査状況
ひらがな12353-12435完了
カタカナ12449-12534完了
記号いっぱい完了
漢字1水準いっぱい完了
漢字2水準いっぱい完了

ゲームで表示させるテキストについて

ゲームで表示されるテキスト内容は \data\localization\de\texts-en.csv にUTF-8形式のCSVファイルになっています。
構成は A列が定義名 B列がテキスト内容なのでB列に翻訳内容を入力すればOKです。

  • 半角スペースを入れずに表示枠の1行の最大文字数を超えるとその行の内容が表示されないようです。(詳細は最大文字数のページに記載)
  • フォントの半角スペース文字のサイズを幅1ドットに変更したフォントを使用してゲームで表示しても、半角スペースの幅は変わらなかった。 →1文字ごとに半角スペースを入れて自動改行させることは不可能。

各言語テキストの切り替えについて

製品版、デモ版共に複数言語のテキストが収納されている(en, de, fr)。
ゲームのオプション画面から言語切り替えが可能。(製品版はVer1.2以降)

手動で言語切り替えする場合は ルートにある config.cmd を実行するとメモ帳でconfig.cfg が開くので以下を変更すると切り替えれる。

Misc.language = en (英語=en, ドイツ語=de)

日本語化での負荷

第2水準まで実装して(MOD TEST0)ドイツ語デモ版を動作させた場合(1680x1050 32bit GF9600GT)

  • ゲーム設定は全て最高で、最初のキャンペーン開始後、VRAMの使用が約70MB増加(GPU-Zで計測)
  • PC環境によってはゲームオプションのテクスチャー設定を下げないといけなくなる場合があるかも。
  • 起動時にフォントのビットマップ生成しているみたいなので、時間がすこしかかる。

第2水準まで実装して(MOD TEST1)製品版(Ver1.1.2)で動作させた場合(1680x1050 32bit GF9600GT)

  • デモ版よりメモリ消費が多いのか重たい。テクスチャーとモデルの設定を落とさないとゲームが落ちる。
  • VRAM512MBのビデオカードではテクスチャー設定HighでのMOD使用は無理かも。

MOD TEST2以降はテキストで使用されている文字のみコード登録する方法に変更した。(TEST1=約7000文字 → TEST6=約1600文字)

  • 日本語フォント文字増加でのメモリ、VRAM消費等は、少し改善されたかも。
  • 極力安定動作させるために、テクスチャー設定とモデル詳細は 低 を推奨。