プチエンジェル事件

2003年夏、小学生4名が赤坂のマンションに監禁されるも自力で脱出。
容疑者は自殺、顧客リストの存在が表に出始めた頃、報道が止んだ。
プチエンジェルとは援助交際を斡旋していた架空の会社名。

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 監禁場所

この事件の疑問点

・事件現場が赤坂ではなく、渋谷として強調、報道された
・少女達の情報公開を発表した途端、事件解決となった
 (正確には実名を公開しての、公開捜査が始まる前日)
・警察発表の方法では、ビニールが溶け、窒息死など不可能であること
・ビニール内は高温だったにかかわらず、遺体には火傷や暴れた形跡がない
・司法解剖前から自殺と断定、報道され、容疑者死亡で書類送検された
・少女達の目撃証言から容疑者以外にも、客引き・運転手・部屋の名義人の、
 少なくとも3名の共犯者がいるとされるが、自殺した容疑者の単独犯とされた
・マンション内から多額の現金が見つかり、容疑者自身にも35億の遺産が残っていた
・時間の経過と共に、目撃者の証言も警察の発表も変化していく
 下の3つなどは全く違ったものになっている
 「世話役に手錠をかけられていない少女がいた」→「手錠が外れた」
 「少女が窓から助けを求めていた」→「裸足で花屋に駆け込んできた」
 「容疑者は何度か外出していた」→「一度も外出しなかったため自殺の可能性」
・顧客リストなるものが発見されるが、大半が偽名ということで捜査をしていない
(この手の事件にありがちな芋づる式検挙というものがこの事件では全く無い)
・事件を追っていたフリージャーナリストが変死体で発見されている

小学生4名無事保護される

稲城市の小学6年女児失踪事件で警視庁は17日、全員を港区赤坂の短期賃貸マンションの
最上階、11階にある2DKの部屋で保護した。
女児達は、行方不明になってからまる4日間近くをこの部屋で監禁されていたことになる。
部屋の中では、20リットルのタンクや鉄アレイを重りに手錠をかけられ動きを制限されていた。
目にはアイマスクを、監禁中はほとんど菓子類しか与えられていなかった。

17日、女児の1人が、容疑者の声が聞こえなくなったことを察知、脱出の機会を窺っていたところ、
正午過ぎに手錠から手が抜け、マンション隣にある生花店に裸足で駆け込み「助けてください!
警察を呼んでください!」と訴えたことから、生花店の店員が赤坂署へ通報した。
赤坂署員が保護した際、恐怖と衰弱のあまり、自分の名前を言うこともできない女児もいた。
監禁されていた部屋からは横浜市港北区の職業不詳、吉里弘太郎容疑者の遺体が発見された。
警視庁は未成年者誘拐と逮捕監禁容疑で被疑者死亡のまま同容疑者を書類送検した。
吉里容疑者以外にも複数の共犯者がいるとみて、その行方を追っている。

調べによると、既に渋谷の繁華街で7月上旬に吉里容疑者に声をかけられ、携帯電話で
吉里容疑者と連絡を取り合うようになっていた女児の1人が「渋谷にいけばお金が入る」
と言って友人3人が集まり、13日に稲城市から渋谷へ向かった。
同日、女児達は吉里容疑者から「1万円で部屋の掃除のバイトをしないか」などと言われ、
午後1時過ぎに渋谷の高級ホテルで面会をした後、JR渋谷駅前から2人づつタクシーに
分乗して赤坂のウィークリーマンションに連れていかれた。
1台目の車に吉里容疑者が乗り込み、時間を置いて2台目の車に若い男が同乗してきた。
マンションの部屋に着くと、「ここに来た意味がわかるよね」などと話し4人を監禁したという。
共犯と思われる2台目の車に乗ってきた若い男は部屋には入ってこなかったという。
22日、警視庁は吉里が借りていた埼玉県久喜市のアパートの部屋や所有していた車等から
千本以上にものぼる、違法なわいせつビデオテープを発見した。
また、自殺した赤坂のマンション室内からも若い女性を撮影した写真等が見つかっている。
更に吉里は、少女達にカラオケ5千円、パンツ1万円、裸の撮影1万円などの記述がある
ブルセラショップのチラシを配ったり、女子高生達にアルバイト代1万円を渡すなどして、
「簡単なアルバイトで現金をもらえる!」などと書かれた『プチエンジェル』なるチラシを、
渋谷や新宿などで行き交う少女達に配布し、勧誘宣伝活動をさせていた。
アルバイトをすることになった女児には、初めは普通の掃除させて1万円を渡していたが、
次第に男性客に紹介していき、客から紹介料などを取っていたものとみられる。
そして、その証拠となる約2千人の名が記されている「顧客リスト」の存在も浮かび上がり、
吉里が違法なビデオの販売だけで利益を得ていただけではなく、少女売春組織を運営して
巨額の金を得ていたことが判明してきた。
押収されたリストの中には「教師」「弁護士」や「会社役員」、そして「代議士」が含まれていた
というまことしやかな憶測が流れたが真意のほどは定かではない。

警視庁は8月5日、逮捕監禁などの疑いで、現場で自殺した男を容疑者死亡のまま書類送検した。
男は「プチエンジェル」という会社名と自分の携帯電話番号を記載した募集のチラシを渋谷で配布。
小学生や中学生の女の子を誘う際に警戒心を抱かせないよう、年齢が近い女子高生らに、
1万円から3万円の現金を渡し、男に同伴させ、スカウト役のアルバイトをさせていたという。

赤坂にある監禁先の短期賃貸マンションの室内で、スタンガンが見つかっていたことが分かった。
女児に対して使った形跡があり、警視庁捜査1課と少年育成課は、容疑者が監禁のほか、
逃げることを防ぐ目的で、手錠による拘束とともに、スタンガンで恐怖を抱かせたとみている。
室内にはスタンガンのほか、スーツケースや手さげ袋、紙袋、ビデオテープ、携帯電話、
男女の名前と電話番号を記載した名簿とみられるメモ類や若い女性の写真などがあった。
スーツケースの中身は女子中学生の制服で、紙袋には女性用の下着などが多数あった。

死亡した容疑者は、監禁した女児が逃げようとした際に、殴っていたことも判明した。
手錠、アイマスクも4人分用意していたことが分かり、監禁は計画的な犯行であったもよう。
また、監禁後に容疑者が外出した気配が無いことから、自殺に使用した練炭も以前から
用意していたものと見られ、自殺も計画していた可能性があるものとされる。

同級生証言で容疑者浮上

稲城市の4人の親から多摩中央署が捜索願を受けたのは、行方不明から半日経った13日夜。
同署は、4人が通う小学校の同級生や保護者に心当たりがないか、一斉に聞き込みを始めた。
やがて、行方不明になった少女の1人が渋谷で「バイトしてお金が貰える」所があると友達を
誘っていたという証言が複数得られた。
誘われた事を母親に相談し、断っていた同級生もいて、保護者の間でも噂になっていたという。
一方、少年育成課は、少女を対象にバイトを誘っている人物として、容疑者を把握していた。
女子高校生を使って、中高生に「いいアルバイトがあるよ」と声をかけさせていたという。
少女の自宅からチラシが見つかり、そこに書かれていた携帯番号が吉里容疑者のものだった。
プチエンジェルとは吉里容疑者が少女を集める際に使っていた呼び名で、店舗やネット上の
サイトなどはなかったと見ている。
また同容疑者には別の容疑があり、16日に逮捕状を取って行方を追い始めていた。

2001〜2004


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