遺体が発見されたゴミ捨て場
東京都三鷹市の井の頭公園で男性のバラバラ遺体が発見された。
第一発見者は、公園の清掃員でゴミ箱から半透明のビニール袋を取り出した際、
生ゴミであれば猫の餌にしようと思い袋を開けたところ男性の足首が出てきた。
現場捜索により同公園の池を中心にしたゴミ箱から27個の遺体の断片が発見された。
いずれも半透明のビニール袋に入っており遺体は手足と胸の一部だけで
頭部、胴体、性器などは発見されなかった。
身元の確認は難航が予想されたが3日後に公園の近くに住む
建築士・川村誠一さん(35)と判明した。
川村さんは21日の夜、会社の元同僚と新宿駅で別れたのを最後に
行方不明になっていたため捜索願が出されていた。
驚くことに遺体は全て定規で測ったように20センチで切断されていて
太さも揃えられ肉の厚い部分は筋肉を削ぐなどして均一に調整されていた。
要するに27個の遺体は長さと内径が均一に切断されていたという。
さらに完全に血が抜かれており一滴も残っていなかった。
血を完全に抜くのはある程度の医療知識が必要であるが、
それよりも一般家庭の浴槽では間に合わないほどの大量の水が必要と言う。
さらに犯人は、指先の指紋を剥ぎ取っていた
(残っていた一部分から指紋を検出し川村さんと断定するに至っている)。
さらに生活反応は見られなかったため、例えば自動車事故などに巻き込まれたとは
考えられなかった。
事件史探求
1991〜2000