昭和49年に失跡した千葉県の女子高生、関谷俊子さんらが、北朝鮮に拉致された
疑いが浮上した問題で、「特定失踪者問題調査会」は9日会見し、「拉致の可能性が
否定できない」と、一緒に消息を絶った友人2人の氏名を公表した。
公表されたのは、関谷さんの友人、遠山常子さんと、関谷さんの親類の峰島英雄さん。
遠山さんは当時、関谷さんと同じ県立千葉商業高校の定時制に通学、峰島さんは千葉
市内の電話工事会社に勤務していた。
調査会によると、関谷さんら3人は49年7月11日、千葉市内の飲食店で食事をした後、
峰島さんが2人を「家まで送る」と言い残し、車で店を出たまま失跡した。
関谷さんと遠山さんについては、埼玉県川口市の藤田進さん失跡への関与を認めた
男が女子高生2人の拉致についても証言。警視庁などが捜査を進めている。
2006/2/9共同通信
1971〜1980