カード名 | 大陸アルドのバーサーカー | 効果:●隊列召喚−クロス[赤1](◎のすべてのスクエアにあなたのカードがあれば、このカードを隊列召喚のコストで★のスクエアに自軍エリアのようにプレイしてよい。) ●このカードが隊列召喚でプレイされてスクエアに置かれた時、相手の山札の上から3枚のカードを持ち主のスマッシュゾーンにリリースして置く。 | ■■■ □◎□ ◎★◎ □◎□ ■■■ | ||
種族/属性 | トロール/フォーリナー | ||||
種別 | ユニット | タイミング | クイック | ||
使用コスト | 赤2無3 | 移動コスト | 赤1無1 | ||
パワー | 5500 | スマッシュ | 1 |
V-2 栄光の鐘にて登場した、赤の中型?トロール。
種族フォーリナーを併せ持ち、隊列召喚−クロス?を搭載する。
新たな隊列召喚?である隊列召喚−クロス?を持つ1体。
隊列召喚−クロス?は、その名の通りバトルペース?を十字に切り裂くようにユニットを配置しなければならず、隊列召喚−エックス?とは対極に位置している。
形だけなら隊列召喚−ビッグアイ?+隊列召喚−ストレート?という風にも見えるが、その分難易度が高い方に入る。
ユニットは4体使わねばならない。まず、敵軍エリア?の中央ライン?に1体。中央エリア?の左右のラインに1体づつ、そして自軍エリアの中央ライン?に1体となっている。
敵軍エリア?にユニットを進めるだけなら難しくは無いようにも思えるが、それに加えて中央エリア?にもユニットを2体維持していなければならないと言うのが難易度を上げている。
確かに手間をかければ満たせない事も無いだろうが、その陣形を維持しつつこのカードを手札に握る続けるというのは至難の業だろう。
また十字型に配置しなければならない都合上、そのどれかに相手ユニットが陣取ってしまうだけであっさり妨害されるため、手間がかかり時間を取られてしまうわけにもいかない。
総合して見ると、隊列召喚−クロス?は数多ある隊列召喚?の中でも非常に難易度が高いと言えるだろう。
しかし、その難しい隊列召喚?を乗り越えた先にあるこのカードから受けられる恩恵は凄まじいの一言。
このカードが隊列召喚?に成功すると、なんと相手のスマッシュ?が3点増える。
もっと簡単に言うと、このカードを隊列召喚?するだけで3点スマッシュ?したに近い効果が発生するため、状況次第ではこのカードで詰ませてしまうことも決して不可能ではない。
直接相手に影響があるという点では《機神兵カンノン》クラスに匹敵する。
ただ、これにも多少欠点がありスマッシュ?は与えるがそれらは全てリリース?するため切り返しに弱い。
また、確かに3点もスマッシュ?を与えてしまうのは強力だが、どこまで行っても3点は3点。このカードを苦労して隊列召喚?しても1回くらいであれば耐え凌がれる場合もあるので何ら意味をなさない場合もある。
それでもこのカードを隊列召喚?すると勝利に一歩近づく事は事実であるため、このカードを有意義に使うならばそれなりに特化させたデッキを構築してあげたい。
とにかく配置が非常に面倒だが、そんな事を言っている内は隊列召喚?には届かないため特殊な移動をするカードでサポートしてやりたい。
例えば、《大陸アルドのトロル》や《ベベッ・ニッ》ならば左右のラインへ進ませれば条件の一角を簡単に満たせる。中央ラインに《トロール発祥の地》を配置してやれば、これらのカードと組み合わせ1ターンで状態を整えてしまう事もあるだろう。
また置いてさっさと移動できるキーワード能力速攻?を使っても良い。
直接移動させるのが嫌ならば《アトロシティ・アトラス》や《パラドクス・ストーム》を使って不意打ちをしても面白い。
ユニット大量を展開するギミックなら他にもあるため、《輸送戦鬼貪欲丸》+《大陸アルドのノーム》でも簡単に条件を満たす事ができる。この辺りは工夫しどころだろう。
これは組み合わせ次第になるが、この隊列召喚?は隊列召喚−ビッグアイ?の特性も持ち合わせるためこのカードの隊列召喚?と同時に別の隊列召喚?を狙っても良いかもしれない。《空の守り手ニシコトロ》や《料理長コック・ハワード》ならばシナジーもしている。特に《料理長コック・ハワード》はこのカードをデッキから間接的にサーチするという芸当を見せてくれる事もある。また《空の守り手ニシコトロ》を2回隊列召喚?して左右に移動した後にこのカードを隊列召喚?するだけで詰みに持っていくことも可能だろう。
そして重大な問題であるこのカードを使って『勝つ』という所も忘れないようにしたい。
上記の問題例にもあるように、このカードを適当に隊列召喚?しても勝ちに繋がるかはわからないため、このカードの隊列召喚?と平行した勝ち筋が欲しいだろう。
例えば《ヘルハウンド》ならば、このカードを隊列召喚?した瞬間にリリース?するためそれだけでスマッシュ?点を単体で叩き込める優秀なユニット。無謀かもしれないが、隊列召喚−クロス?の条件にある中央ライン?と敵軍エリア?にこのユニットを3体置いておくと隊列召喚−クロス?後即勝利できる可能性がある。ただ、この部分も《大乱闘》を併用するなどして十分に工夫可能。
他には速攻?持ちユニットを多用するなどでも良いが、プランゾーン?からの《魔炎の外套》などの夢を見ても良いかもしれない。
またこのカードを2回隊列召喚?できればほぼ勝利状態に持ち込めるため、隊列召喚?後このカードを手札に戻しつつ連打するといったギミックがあれば実はあっさり勝てるかもしれない。《セーブ・ポイント》や《往復ビンタ》などなど、使いようのあるカードは実に多い。
困難な隊列召喚?の先に勝ちを見出せるかは構築次第。
このカードに少しでも価値を見つけたならば、非常に面白いカードなため是非色々工夫して見る事をおススメしたい。