《機神兵エンマ》


《機神兵エンマ》(きしんへいエンマ)

カードデータ


カード名機神兵エンマ効果:
補給(あなたがこのカードをプレイするコストを支払うにあたり、その使用コストに必要な無色エネルギーを、あなたのベーススペースのスクエアにあるベースの枚数1枚につき−1する。)
[あなたのベーススペースのスクエアにあるリリース状態の赤のベースを3枚選び、フリーズする]《ノーマル》あなたはバトルスペースのスクエアにあるこのカード以外の対象の自分のユニットを1枚選び、自分のユニットのない敵軍エリアの対象のスクエアにリリース状態で置き、ターン終了時まで、スマッシュを+1する。ターン終了時に、あなたはバトルスペースのスクエアにあるそのユニットを持ち主の墓地に置く。
種族イフリート
種別ユニットタイミングクイック
使用コスト赤5無3移動コスト赤1無2
パワー7500スマッシュ2


ゲーム外カードデータ

収録セットNo.レアリティフレーバーテキストIllustration
IV-4IV-4 /100Rare?-ひがし?


解説

 IV-4 天魔光臨にて登場した、大型?ユニット

 天魔光臨において全色に登場した、対応色のベース?を3枚フリーズ?させて効果を発動するイフリート

 ベース?依存したイフリートにおいて最大級のサイズを誇り、そのリリースイン?を与えるらしい効果は中々強力。
 ベース?3枚をフリーズ?しなくてはならないものの、自分ユニット移動すら省いて敵軍に配置させられるので驚異的とも言える進軍効果を発揮する。
 ベース?を3枚配置する条件だが、軽量?かつ有用なベース?が数多く存在し《機神兵フドウ》を併用すればそこまで難しいものではないだろう。
 味方をリリースイン?させる効果はこのカード以外の味方ユニットを選択し、強制的に敵軍にリリース?配置させるというもの。
 当然相手ユニットが存在していても置けるため、《花園の歌姫》のような弱めのユニットを狙ってしまえば楽であり、アドバンテージも稼ぐことができる。
 加えて対象にした味方のスマッシュ?を1点追加させるため、これがフィニッシャーとして十分働く状況も多い。
 が、この効果を使ってしまうと決め切れなかった場合ほぼ確実に対象にしたユニットの損失を負ってしまうのは痛い。
 そもそも自身を置くことができない。パワースマッシュ?の高いこのカードをリリースイン?できないため宝の持ち腐れになりやすいのも残念か。
 ベース?依存によったイフリート内でも、《機神兵ミロク》との噛み合わせが悪かったりするので絶対に必要かといわれれば微妙なところ。
 リリース?前進するだけならシンプルな《機神兵アミダ》を使ったほうが手軽で安定するというのもこのカードを運用する上での悩みどころだろう。

 補給?を持っているだけ出しやすく、ノーマル?限定で使用できる効果を持っているので、リリース?させる効果に加えこのカードも前面に展開し多重攻撃を仕掛けれるように戦えば相手は対処に困るだろう。
 《ゲリラ屋のフィールド》などのフリーズ?させる意義のあるベース?と併用すればアドバンテージ面や破壊力を補助しやすい。

 一応フリーズ?コストであるため、それにスタック?されてベース?を吹き飛ばされても効果は起動するがこのカードの展開に合わせてベース?を割られると機能しにくくなるため注意して運用していきたい。
 またそもそもこのカード以外にユニットが存在しなければ効果は無意味に近いので、このカードを出すと他のユニットが真っ先に除去の対象になりかねないのにも注意。
 このカードを主軸にすると《機神兵ミロク》《機神兵アミダ》を使いにくくなるので、それらに頼らない新しいイフリートを実現できるだろうか。
 だが使い捨てする分イフリートよりも軽い上にスマッシュ?が高いフレイム辺りでも活用が見込めるかもしれない。

  • 「エンマ」とは、仏教やヒンドゥー教における「閻魔」から。
    地獄の審判を司る主であると認識が広く、仏の中でも非常に知名度が高い。
    神様や冥界の主という認識を含んでいるが、実は日本において「閻魔」とは「地蔵菩薩」と同一視され、この化身とも。「地蔵菩薩」という言い方が難しければ「お地蔵さん」という認識でもかまわない。
    「閻魔」という名前の由来は、サンスクリット語で閻魔を指す「ヤマ」が訛ったもの。
    閻魔の由来はインドから発生し中国を介して日本に伝わるに従い、官人のような服装、地獄の法廷などのイメージが根付いていった。
    元々日本に伝来してきた時にはそれほど信仰が無かった(利益優先の思想が一般的だった)が、末法思想と呼ばれる考え方が広がるに従い「閻魔大王」として認識が広まる。
    なお、嘘をつくと舌が抜かれるというのは民間伝承である。
    「閻魔」だが「焔魔」との関連性は殆ど無い、と思われる。
    だが一説に、「閻魔」のルーツを辿ると下界における「地獄の閻魔」ともう一つ、上界の六欲天の一つ「夜摩天・焔摩天(焔天)」にも分かれたとされる。
    詳細は諸説あるので割愛するが、どちらも同じ読みで異界から来たとされるあちらは。もしかしたら「違う思想世界」からの侵略という考え方もできるのではないだろうか。
    偶然なのか定かではないが、このカードの登場と「焔魔」の登場が同エキスパンションなだけに疑ってしまうか。

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