《機械竜エスティタート》


《機械竜エスティタート》(きかいりゅうエスティタート)

カードデータ


カード名機械竜エスティタート効果:
●このカードは対象にならない。
●相手はストラテジーをプレイできない。
●エネルギーゾーンのすべてのカードは相手のカードの対象にならない。
●墓地のすべてのカードは相手のカードの対象にならない。
種族/属性ドラゴン
種別ユニットタイミングクイック
使用コスト白3無5移動コスト白1無3
パワー7500スマッシュ2


ゲーム外カードデータ

収録セットNo.レアリティフレーバーテキストIllustration
III-4III-4 052/100Common?許さない。何もかも。??
V-2V-2 151/200Common?-??


解説

 III-4 閃光の来訪者にて登場した、大型?ユニット
 が誇るドラゴンである機械竜の1体で、4つもの強力な常在型能力を持つ。

 非常に強力な存在感を持っている、を代表する1枚。
 4つもある各常在型能力も強力であり、まさに比類なきカードである事を体現している。

 まず一つ目は、カードの対象にならないアンタッチャブル?持ち。他のカードの対象にならない事で場持ちが良くなり、大型?故に除去?を受けにくくなるのは心強い。全体的に維持が求められるカードなので、この能力の恩恵は大きいと言える。
 二つ目は、相手のストラテジー?の一切をプレイ不能にしてしまうというもの。《犬闘士フェンリル》《犬闘士チワワ》のようにコスト制限が無く、大中小問わずありとあらゆるストラテジー?を、相手だけ封殺してしまう。このカードが居るだけで明らかに腐るカードが多くなるのは必然で、相手としてみたら悪夢以外の何者でも無いだろう。
 三つ目は、全てのエネルギーゾーンに対してアンタッチャブル?を付与する。?が得意とするエネルギーゾーンを活用しての戦術に対しての答えであり、相手に左右はされるが強力なメタ要素となっている。また相手からエネルギーを破壊されるランデスも受けなくなるので、デッキタイプを否定してしまう事も往々にしてあるだろう。
 四つ目は、墓地のカード全てに対してアンタッチャブル?を与えるもの。を初めそれ以外にもこの影響下に置かれるカードは多く、また『相手のカードだけ』対象にできないので、相手が困っているのを見ながら墓地のカードに対しこちらからは干渉する事ができる。特定の相手には完全に刺さるため、こちらもメタの部分が強い。
 以上のように破格とも呼べるほど相手のカードからの干渉を拒絶してしまうので、一度展開すると思った以上に機能する。
 特にストラテジー?すら封殺してしまえるのは大きく、このカード自身に与えられるアンタッチャブル?も含めると対象を取らない除去を除きこのカードは戦闘で倒すしか方法が無くなる。とはいってもこのカードのパワーも高くスマッシュ?も十分な域に達しているので、このカードを引き剥がすには相当な苦労を強いられるだろう。

 とことんに強みを体現しているカードではあるも、扱いには難がある。
 単純な8コストユニットではあるが、とりあえず重いのでどうしてもダブついてしまう恐れがある。
 一度展開してしまえばその存在感を発揮できるが、移動コストが少々気になる上に維持しておきたいカードなので中央エリア?まで進めると一気にやられてしまう可能性が高くなってしまう。パワーは高い方ではあるも、7500という数値はあっさり超えられる事もあるので油断はできない。適当に進ませたら《神を討つ魔剣の勇者》と相打ちになってしまったという事態に発展しかねず、加えてこのカードはあらゆるカードの対象にならないのでこちらからサポートするのが難しい。
 またベース?に関しての制約が無いのも盲点で、ベース?パンプアップ?したユニットが相手では流石にこのカードでも分が悪い。
 除去?の種類も増加したお陰か、このカードの場持ちも難しい域に達しているのも事実なので過信もできなくなっている。使用コストの関係からコスト踏み倒しのカードを活用したいが、そうなると《メロー・カード》系列の良い的になってしまう事もあるので十分注意したい。

 出したら強いのは間違いないものの、出しても勝てるかどうかはわからないので、このカードを使うならサポートを駆使しできうる限りパフォーマンスを上昇させたい。
 このカードを含め相手を完封するのならば、《ブラッディ・マリー》で相手の大型?ユニット展開を阻止したり、《ソーラービーム・サテライト》などで相手のベース?の多くを粉微塵にして隙を与えないというのも有効だろう。
 パワー不足解消のために《忠実なる闘士フェンリル》などと組み合わせても良く、《忠実なる闘士フェンリル》も相手のペースを乱す能力があるので同時に展開していると一筋縄ではいかなくなる。
 このカードの重さが気になるのならば、できるだけ早期展開できるギミックが欲しい。《産卵科病棟》《スクラップ・ファクトリー》《三十三万三千三百三十三幻堂》、他には《ロイヤルクラウン・ナイト》などからだと意外と手軽に出てきてくれる。《アーマゲドン》《慈悲ある裁き》など候補は多いので随時選択して行きたい。
 移動コストのサポートは難しいが、《クリスタル・アリーナ》などを使うと即座に戦線へ参加でき、他には《シルヴィアの竜姫》などを活用すると良いだろう。《機械竜ラルゴ》を活用すると機械竜同士の大行進も見られる。

 高いスペックを持つ反面、かなり気難しいカードであり、相性により影響力が左右されるので一概に強力無比と表現するのは難しい。
 しかし比肩するカードが無いほど単体でのカバー力が常軌を逸しているのは確かなので、としての強さを見つけていこう。

  • 閃光の来訪者登場時から一際光る機械竜。単体のカードとしてはあまりの盤面支配力からかなり危険視はされ、とりあえずこのカードが出されて詰むデッキは危険とまで言わしめた。
    閃光の来訪者以来はひっそりと鳴りを潜めてはいたが、レジェンド?指定される前に栄光の鐘にて再録された。未だに現役で戦えるレベルのカードだと判断されたのだろうか。
    環境の変遷を経て、当時ほどの影響力は無く《プラチナドラゴン》《機械竜コンブリオ》などライバルも多いが、禁呪も無く巨大で強力なカードである事に違いは無いと言えよう。
  • 余談だが、栄光の鐘パック封入のVカードイラストでも登場している。

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