《焔魔ツジガハナ》


《焔魔ツジガハナ》(えんまツジガハナ)

カードデータ


カード名焔魔ツジガハナ効果:
あなたの墓地の1番上にあるカードが種族「フレアロード」のユニットの場合、このカードのパワーを+4000する。
[このカードを廃棄する]《バトル》あなたはバトルスペースのスクエアにある対象の赤のユニットを1枚選び、ターン終了時まで、パワーを+3000する。
種族フレアロード
種別ユニットタイミングクイック
使用コスト赤2無1移動コスト赤1無1
パワー3000スマッシュ1


ゲーム外カードデータ

収録セットNo.レアリティフレーバーテキストIllustration
IV-4IV-4 004/100Common?美しい花の下には、死体が眠っている。天野 喜孝
プロモIV-4 004/100Promotion-


解説

 IV-4 天魔光臨にて登場した、小型?ユニット
 フレアロードの一体で、フレアロードお馴染みのパンプアップ?《焔魔ハナクイドリ》に類似した破棄効果を持つ。

 フレアロードお馴染みのパンプアップ?は非常に優秀で、わずか3コストながら7000もの強大なユニットに変貌できる。
 この数値はコスト6〜7帯に引けを取らないサイズであり、何らかのパンプアップ?要素を絡めればこれらのユニットすら一方的に踏み潰せるのは強い。
 破棄効果は墓地の一番上がフレアロードでは無い場合に役立つが、このコストユニットを破棄してたった3000のパンプアップ?では割に合わない。
 墓地の一番上を調整するのならばプラン?を利用したり《マントルを漂う遺跡》を利用して、この効果はオマケ中のオマケと考えてみても良いだろう。

 フレアロードの中でも中堅的な立ち位置で《焔魔ヨツビシ》《焔魔キッショウ》といった強力なユニットに繋げるために役立つ存在になる。
 しかし覚醒の刻にて登場したフレアロード達、及び《焔魔カンゼミズ》という強力で使いやすいフレアロードが増加したことにより影が薄くなってしまい、その中途半端なコストからもフレアロードでの優先度はやや低くなってしまった。

  • 7月16日よりの公認大会において、参加賞として《天魔エーディン》と共に参加賞としての配布が予定されている。イラストは「天野杯」の参加賞で使用されていたイラストパラレル仕様となっているようだ。
  • 「ツジガハナ(辻が花)」とは日本に古くから伝わる染め模様の一つ。
    室町〜安土桃山・江戸といった時代に盛んに使用されてきた、が説については諸々で未だ決まった形状を持たない。
    その理由として、資料となるものが極端に少なく一時は一般的に広く伝わったもののより手軽に多彩な表現のできる友禅染の登場から急速に廃れたため「幻の染模様」と言われることに起因する。
    絞り染め・竹皮絞り・摺箔といった高度な技法が利用され、その緻密さ正確さ手間と時間がかかるという観点(他にも文献の不確実さなど)から現代において手作業での完全な複製はほぼ不可能とすらされる。
    それを再現するとなると非常に気の遠くなる作業になり、当時の職人達の気合と根性を表す日本らしい染物の一つでもあったのだ。
    資料において現存最古とされる辻が花染めは1530年に登場したもので文献もその頃から、17世紀以降は一切見られなくなってしまった。
    詳細な由来や記述も無い事から高級品だったと考えてしまいがちだが、実際は民衆のスポーツ着に使用されていた記述も存在する(当時は染物といえば辻が花を指すほどな)ので、当時としては非常に身近な存在だったのだろう。
    「辻が花」という名称は不確実で多様な例があるため割愛するが、名前の通り花が咲きそして一瞬にて散るかのごとく歴史の表舞台から姿を消した幻の染物、それが「辻が花」なのだ。

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