カード名 | アブソリュートロウ・エンジェル | 効果: このカードは対象にならない。 このカードが相手のカードの効果で手札から墓地に置かれる時、かわりにあなたはこのカードを自分のユニットのない自軍エリアか中央エリアのスクエアにフリーズ状態で置いてよい。 このカードが手札からスクエアに置かれた時、あなたは自分の山札を見て種族「エンジェル」のユニットを1枚まで選んで相手に見せ、持ち主の手札に加える。残りの山札をすべて裏向きでシャッフルする。 | ||
種族 | エンジェル | |||
種別 | ユニット | タイミング | ノーマル | |
使用コスト | 白2無3 | 移動コスト | 白1無2 | |
パワー | 6000 | スマッシュ | 1 |
IV-2 禁じられし邂逅にて登場した、白の中型?エンジェル。
対象にならない常在型能力、ハンデスを受けた際に展開できる置換効果、エンジェルをサポートする限定CIP時誘発型能力を備えるユニット。
種族エンジェルの特徴を表し、またエンジェルのサポートが期待できる1枚。
対象にならないアンタッチャブル?能力はエンジェルお馴染みのもので、これにより場持ちはある程度良くなる。
そこそこはあるパワーがこれにより生きてくるだろう。
相手からの手札破壊、ハンデス?をこのカードが受けた場合に、バトルスペース?内に置き換える置換効果は強力で、実質ハンデスによってこのカードが死ぬ事は無い。
自軍エリアにとどまらず中央エリア?にすら置き換えることができるため、上記のアンタッチャブル?含め《サウンドマスター・エンジェル》以上の働きをしてくれる事もあるだろう。
そして手札からCIPした場合のみ誘発するサーチ。自分のデッキにあるありとあらゆるエンジェルを1枚手札に加える事ができる。
これはコスト制限も無いので、どんなエンジェルでもサーチ可能なのは非常にありがたい。手札が枯渇する傾向にある白系統にとってはかなり有意義なものとして働いてくれるだろう。
エンジェルを多用したデッキには採用して行きたいものの、このカードの使用タイミングがノーマル?だという点には注意したい。
使用タイミングの関係上、自分のターンでプレイする事が必然的に多くなるだろうが、このカードの重さも相当なものなので終始手札に腐ってしまうという場合も決して少なくは無い。
白系統はコスト踏み倒しカードが多く、またエンジェルにとっても《ナイトマスター・エンジェル》という強力なコスト踏み倒しカードが存在する。
しかし、このカードはデッキ内またはプラン?上から展開する意義がかなり薄いので非常に噛み合わない部分も存在するなど微妙な融通が利かないのも難点。
確かにハンデス?を受けた場合にはこのカードをノーコストで展開可能ではあるものの、ピーピング?可能な《失恋の痛み》などを使用されると、相手がわざわざこのカードを叩き落してくれるわけは普通に無いのでどうしても無力。
エンジェルを主体とするデッキタイプにも問答無用で投入できるかは疑問はあるが、それでも上手く利用できれば悪くないカード。
使用タイミングの狭さは厄介だが、《聖王の息吹》などからでは問題なく運用できる。《アーマゲドン》などとは相性が悪いので使い分けをしよう。
エンジェル勢は軒並みコスト高なユニットで閉められているため、《ナイトマスター・エンジェル》を活用するものとは別方向で、手札に加えて有効なエンジェルをサーチしたい。
具体的には、《ブラストフェザー・エンジェル》や《パーフェクトオーダー・エンジェル》が狙い目となる。相手に公開してしまうのは残念だが、それにより心理戦に持ち込む事も不可能ではない。別にこれらに拘らずともサーチさえできれば手札消費を抑えられるので他のエンジェルを選択しても問題無い範囲だと言える。
《コメットマスター・エンジェル》との相性は悪い方だが、このカードがプラン?に見えてしまった場合は美味しくないので、デッキをシャッフルしてやるなどの工夫をする事もできるため決して相性が最悪とはなっていない。
またピーピングハンデスには弱い事は弱いが、相手のハンデス発動にスタックして手札をこのカードだけにしてしまうとほぼ確実にこのカードを展開できるという状況に持ち込める。
《サウンドマスター・エンジェル》と同じく、《失恋の痛み》相手には弱いが《天使達の戸惑い》?のようなこちらの任意で行うハンデスには滅法強い。アンタッチャブル?が付いておりハンデスにも抗体があるので、黒相手には強いという側面もある。
エンジェルにおけるデッキでは既に《コメットマスター・エンジェル》+《ナイトマスター・エンジェル》という強力なギミックが用意されているが、このカードの投入余地がある所も多い。
白という系統において手札にサーチできるというのは他には無いこのカードの大きな魅力。
かなり堅実な働きをしてくれる良いカードとしてまとまっているだろう。