《アイスドラゴン》


《アイスドラゴン》

カードデータ


カード名アイスドラゴン☆禁呪3
効果:
●このカードがスクエア以外からスクエアに置かれた時、あなたは自分の墓地の上から3枚までのカードを除外する。このターンの間、あなたはそのカードをプレイしてよい。あなたがそのカードをプレイするコストを支払うにあたり、そのコストを[無0]にする。このターンの間、あなたのカードが墓地に置かれるに際し、かわりに除外する。
●このカードが墓地に置かれるに際し、かわりに除外する。
種族/属性ドラゴン/フォーリナー
種別ユニットタイミングクイック
使用コスト青3無6移動コスト青1無3
パワー7000スマッシュ3


ゲーム外カードデータ

収録セットNo.レアリティフレーバーテキストIllustration
V-2V-2 112/200Rare?-??


解説

 V-2 栄光の鐘にて登場した、大型?ドラゴン
 種族フォーリナーを併せ持ち、CIP時に墓地のカードをノーコスト再利用する誘発型能力除外?される置換効果を持つ禁呪3ユニット

 栄光の鐘にて全色に追加された、禁呪3持ち9コストドラゴンサイクル?

 かなり大雑把だが非常に凶悪な要素を抱え持つ1体。
 パワーはそこまで高くないがスマッシュ?を3点持っているため数値としては悪くない。
 しかし戦闘力以外にもこのカードの何よりの魅力はCIP時に墓地のカードを再利用するという能力にあるだろう。
 このカードがCIPした時、自分の墓地の上から3枚のカードを除外しそのカードをそのターン内で[無0]即ちエネルギーの一切を支払わずにプレイ可能にしてしまう一種のコスト踏み倒し。
 そのノーコストにしてしまうカードには種類や色も制限が存在しないためどれほどのカードであろうと使いまわしてしまえる。一度手札から使用して墓地に行った除去?単発効果?ストラテジー?のみならず、ベース?ユニットといった類のものすらも問題なし。
 その代わりに1度このカードで使いまわしてしまうと除外?されっぱなしになるので何度も使い続けるのはほぼ不可能ではあるものの、ノーコストであらゆるカードを使いまわせる点はかなり恐ろしいだろう。
 また自身が除外?されるという置換効果《神龍》同様どのゾーンからも墓地に送られる事なく除外?されてしまうもの。
 除外?されてしまう事でリアニメイト?や2枚目以降の《アイスドラゴン》からの使い回しを防ぐ役割が大きいが、逆に除外?されてしまう事で使い回しを行う事も不可能ではない。
 《時空歪曲》《大陸アルドのサイクロプス》を活用できれば除外?から何度も墓地に行ったカードの使いまわしを実現できるので一概にデメリットとは言えないだろう。

 ただし、どれほどの存在感を誇ろうともこのカードの欠点はそのあらゆる重さにある。
 9コスト禁呪3というのは非常に重く、デッキそのものを大きく圧迫する。
 特にカードをノーコストで使いまわすといった要素ではできるだけ強いカードを使いまわしたいものではあるものの、自身の禁呪枠の圧迫により《竜皇帝アルィンド》《断裂の魔氷クレバス》といった強力な禁呪カード達との併用が難しい。
 また再利用するカードが選べないという致命的な欠陥がある以上どこまで行っても安定するのは難しく、《火事場泥棒》などを使われるとどうしようも無くなる。
 除外?ギミックを搭載していない状態で適当に採用しても機能しない事は無いが、同じ色の禁呪3である《断裂の魔氷クレバス》と違い明確な再利用からの使い道を考えなければあちらに劣る事もあるというのは念頭に置いておこう。

 禁呪との併用の難しさや自身の極端な重さなどの点はあるが、上手く回った場合のこのカードの凶悪さは実に折り紙つきなので、その部分をできるだけ伸ばしてやる使い方を目指したい。
 とにかく重いので、何らかのコスト踏み倒しをしてからの登場が望ましい。効率が良いのは《産卵科病棟》からベース?を破棄するカードを使う方法で、《アイスドラゴン》が登場すると同時に墓地に行った《産卵科病棟》がノーコストで利用できるため手札に存在する大型?ユニットを一気に展開する事ができるようになる。
 《ピカレスク・ロマン》とも好相性。コストを踏み倒せるほか、《ピカレスク・ロマン》でこのカードを出した場合、その《ピカレスク・ロマン》は墓地に行き、《アイスドラゴン》の効果で除外されるため、手札さえあればユニットベース?も展開できる上に、手札自体も《ピカレスク・ロマン》で大量に手に入る。一緒にバウンス?ストラテジー?などを除外すれば《ピカレスク・ロマン》で《アイスドラゴン》→除外したバウンス手段で《アイスドラゴン》をバウンス?→さらに《ピカレスク・ロマン》でもう一度《アイスドラゴン》、とやることで大量のカードを除外し、ノーコストで使うことが出来る上、《アイスドラゴン》を出すときの《ピカレスク・ロマン》で手札を手に入れたり、ベースを張ることが出来る。ただ、この組合わせは禁呪的に辛いか。
 《グランドロイヤル・オペラハウス》のような重いベース?墓地に送っておけば簡単に再利用でき、プレイ扱いになるので《三十三万三千三百三十三幻堂》も問題なく使いまわせる。
 ドロー?ストラテジー?を使った直後ならばそれらを繰り返す事でも単純なアドバンテージに繋がり、強力な効果のあるカードを選んでこそより強さに変換できる。
 ユニットを即座に使いまわしたいならば《肉屋の注文書》でさっさと送っておくのも良いだろう(この場合墓地の一番上が《肉屋の注文書》になる点に注意)。
 そして最も相性が良いとされるのは、CIP自体を促進させる《密閉されたサイバーワールド》。このカードはユニットを退避させる事以外にもCIP時の能力を使いまわせるという意義が大きく、破棄した上での効果なので《密閉されたサイバーワールド》墓地に送れる。これで再度CIPをした《アイスドラゴン》から《密閉されたサイバーワールド》を再利用という流れを毎ターン行えば墓地にあるカードの多くを莫大なアドバンテージへと変換することも出来る。使用後に除外?されるデメリットこそあるが、この流れに《明日には本気を出す》を絡める事で墓地を根こそぎ除外?した上でも再びノーコストでカードを利用し続けてしまう事も可能にしてしまう。

 禁呪3ながらそれ以上のポテンシャルを持ち、大きなぶっ壊し要素のあるカードなのでその強さに触れて見るとまた違った面白さが見えるかもしれない。

  • 情報公開当時から、その強烈なインパクトを持つ大雑把効果が注目され環境に与える影響が危惧された。
    確かに《密閉されたサイバーワールド》を絡めたギミック自体は非常に強いが、上記にあるように不確定要素の強い再利用である事やこのカードの重さ自体も相まって今の所落ち着くところに落ち着いたといった感じがある。
    しかし、これからのカードプール増加によりまた何かしらあくどい使い方が見つかる可能性もあるため注意して行きたい。
  • 除外?という言葉を多く含んでおり、墓地のカードの多くに干渉するためカードの順番を入れ替えたり間違えたりしないように気をつけよう。

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