小森健太朗


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CWの著作の翻訳者の一人。

CWの最新作『スパイダー・ワールド』の翻訳を手がけている。小森健太朗は推理小説家。

[主要著作]
新本格ミステリの著作としては『ローウェル城の密室』、『コミケ殺人事件』、『ローウェル城の密室』、『ネヌウェンラーの密室』、『ネメシスの哄笑』、『バビロン空中庭園の殺人』、『神の子の密室』、『眠れぬイヴの夢』、『マヤ終末予言「夢見」の密室』、『駒場の七つの迷宮』、『ムガール宮の密室』などがあり、その著作は(1)神秘主義の思想が作品の背景に描きこまれているもの、(2)メタ・フィクション(メタ・ミステリー)的仕掛けが施されているものに大別できる。
ミステリ評論家としては、マッピングを使ったミステリ作品の傾向分析に特徴があり、笠井潔の『ミネルヴァの梟は黄昏に飛び立つか?』の巻末の「新・現代本格ミステリマップ」の作成や、また竹本健治の『兇殺のミッシング・リング〜銀河スナイパー/パーミリオンのネコ3』のハルキ文庫版の解説で、その傾向が現れている。
コリン・ウィルソンの翻訳としては、『スパイダー・ワールド賢者の塔』、 『スパイダー・ワールド神秘のデルタ』がある。
また、グルジェフとウスペンスキーの研究家としても知られ、『Gの残影』はミステリーであるが、この二人の神秘主義哲学が扱われており、コリン・ウィルソンの『覚醒への戦い』、『二十世紀の神秘家ウスペンスキー』などを読まれた方にお勧めしたい好著である。
公式HP 大きなお茶屋さん
(T.Harada)