トビー・フーパー

トビー・フーパー（Tobe Hooper, 1943.1.25.-）の代表作はアメリカのテキサス州を舞台にした「悪魔のはらわた」(1974)。ヒッピー仲間が放浪するうちにたどりついた民家で遭遇する悪夢のような出来事。チェンソーを振り回す男に追い掛け回される恐怖を描いた傑作。テキサスは彼の出身地。レザーフェイスは連続殺人犯エド・ゲイン?（Ed Gein）をモデルにした。この他の監督作品には、「悪魔の沼」（1976）、「ファンハウス／惨劇の館」（1981）、「ポルターガイスト」（1982）、「悪魔のいけにえ2」（1986）、「スペースインベーダー」（1986）などがある。

ＣＷの同名ＳＦ小説を映画化した「スペース・バンパイア」（1985）はフーパーの作品の中でもかなり評価が高い。だが、ＣＷ自身は試写会であまりのひどさに途中で帰ってきてしまった。エンターテイメント・ホラーの映画監督と思想家との温度差はかなり大きいようだ。原作ではイギリスが舞台だが、カールセン船長の宇宙船はやはりテキサスに不時着している。