ウィルソンの小説として始めて映画化された。

小説

原題はバーナード・ショーの「生命力」(ライフ・フォース)であるが、スペース・バンパイアというタイトルでも出版された。ウィルソンは夢の中で巨大な宇宙船が宇宙空間に漂っている映像を見て、そのイメージから作り出されたのが本作である。ヴァン・ヴォクト?の短編小説「避難所」も題材としていることを明かしている。小説では、主人公がバンパイアとの抗争の中で、科学者と協力しながら自分の中に秘められた能力を開発していくプロセスが克明に描かれている。

ここから理

結末近くで主人公にスペースバンパイアは「自己欺瞞の達人」だと言わせ、「自己欺瞞とは、自由が必然だと偽ること」と説明している。「自己欺瞞」はウィルソンが強く問題視している概念だ。この作品もまた思想を表現する機能を果たしている。またこの作品でウィルソンは一種の神としての宇宙人を想像している。他の場所での発言も考え合わせると、彼は、人類を超える知性を持つ種族が地球に干渉を行っている事が有り得ると考えているようだ。「エイリアンの夜明け」を読むと、ウィルソンが、個々の生命に対して保護の働きをなす「恵み深い存在」としてエイリアンを捉えようとしているのが分かる。「恵み深い存在」とはしばしば彼が口にする言葉である。この存在を、僕は普段意識しているわけではないが、確かに感じるときはある。実はみなさんもそうではないのだろうか?

映画

「悪魔のはらわた」の映画監督トビー・フーパーによって映画化された。ウィルソンは試写会で不快感を示して途中で席を立ってしまった。だが、この作品はフーパーの監督作品として人気が高い。宇宙人役の女性マチルダ・メイのヌードも話題になった。


感想・コメント

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  • 出だしから引き込まれるようだった。スペースバンパイアの正体が明かされるシーンが圧巻だ。 -- ? 2005-03-28 (月) 15:51:45