スパイダー・ワールド


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コリン・ウィルソンの長編ファンタジー。ドナルド・シーマン?との共著を計画していたが、彼が急に亡くなってしまったため、ウィルソンが一人で執筆することになった。『指輪物語』、『ゴーメンガースト』、デイヴィッド・リンゼイ『アルクトゥルースへの旅』などのファンタジーをウィルソンは以前から評価してきたが、この作品でウィルソン自身もファンタジー作家としてデビューすることになった。推理小説家の小森健太朗が翻訳している。ウィルソンのファンタジー観については、『夢見る力』、『小説のために』を参照。

『スパイダー・ワールド 賢者の塔』小森健太朗訳、講談社、2001年.
『スパイダー・ワールド 神秘のデルタ』小森健太朗訳、講談社、2001年.

ストーリー

未来の地球では、人類はもはやその支配的な地位を追われて、その代わり、蜘蛛の文明が繁栄を極めていた。砂漠の僻地で暮らしていた主人公ナイアルは、昆虫の観察を通じて、心に秘められた能力に気づくようになっていった。その能力を使って、彼は蜘蛛の支配する都市へと乗り込んでいき、人類がどうして衰退するようになったのか、その秘密を追求することになる。


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