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コリン・ウィルソンの処女作でアウトサイダー・サークルの1作目。アンリ・バルビュスH・G・ウェルズのような小説家の作品やジャン=ポール・サルトルアルベール・カミュといった実存主義者の世界観に根ざした悲観主義を取り上げて、天才たちを救済するための方法の模索が始まる。

目次

第1章 盲人の国/7
第2章 無価値の世界/36
第3章 ロマン主義的アウトサイダー/73
第4章 コントロールをめざして/114
第5章 苦痛の閾/180
第6章 アイデンティティーの問題/253
第7章 大いなる総合/311
第8章 幻視者としてのアウトサイダー/358
第9章 回路からの脱出/441
(頁付けは集英社文庫版)

三種類のアウトサイダー

ウィルソンはアウトサイダーを知的アウトサイダー、感情的アウトサイダー、肉体的アウトサイダーの三種類に分類し、知的な例としてT・E・ロレンス、感情的な例としてファン・ゴッホ、肉体的な例としてニジンスキーを挙げている。この三種類のアウトサイダーの考察として、ウィルソンは小説『暗黒のまつり?』を書いている。

ドストエフスキーの解決策

ヘッセ?の思想小説を評価しながらも、アウトサイダー問題をテーマとしたもっとも優れた小説家としてウィルソンはドストエフスキーを考えている。

アウトサイダーと宗教

 『宗教と反抗人』では、このテーマを追求するために、ウィルソンはヨーロッパの神秘主義的な宗教家を論じることになる。

『アウトサイダー』の到達点

 アウトサイダーの危機的状況は確かに彼らを破滅へと導くことになるが、ウィルソンはこの状況を回避する方法がある、と予想している。この時点では、宗教が有力な解決策となっている。

『アウトサイダー』主要人物

H・G・ウェルズ/ウスペンスキー/T・S・エリオット?/アルベール・カミュ/フランツ・カフカ/グランヴィル=パーカー?/G・I・グルジェフ/ジャン=ポール・サルトル/ウィリアム・ジェイムス?/ヘンリー・ジェイムス?/バーナード・ショー/ドストエフスキー/トルストイ?/ニジンスキー/ニーチェ?/バルビュス?/T・E・ヒューム?/ファン・ゴッホ/フォックス?/ウィリアム・ブレイク?/ヘルマン・ヘッセ/ヘミングウェイ?/トーマス・マン?/ラーマクリシュナ?/リルケ?/D・H・ロレンス?/T・E・ロレンス

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