映像文化特論 / 第八回


映像文化特論

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浮雲 成瀬巳喜男監督作品

粗筋:異国で出会った男女が、お互いの生き方の違いから来る不協和音を奏でつつ
   自分の人生を歩いて行く話。   …かなあ?
感想:ダメ男が異常に執念深い女に執拗に追い回される話。
案外、管先生の「ダメな男ほどもてるんだよ!!!」っていう説が有力かも(笑)
監督がこの映画からなにを訴えたかったのかがよく分からない文字通り「雲」の
ようなつかみどころのない話の展開だった。
最後にヒロインが死亡するがそれほど陰鬱な話じゃなかったのが救いだった。~ 話の大胆な展開は必見。取捨選択の見事さに驚いた。