勇者戦記アークインペリオス第一話


255 名前: 251 投稿日: 2008/09/08(月) 01:51:08 ID:GsU01zx1
誰にも気づかれずに投下。
ssのはずが長く・・・続きければ書きたいです。
もちろん要望があればですがwww
では

第一話 「始動」

快晴。
空は澄み渡る。
太陽の光は地球上の全生物にぬくもりを与える。
その空の先は極限の寒さの世界ということを忘れさせるがごとく。

一瞬、空が輝いた。
歩行者はみな空を見上げる。
太陽が輝いている。
その光の中に黒い点が一つ。
人々が気づいたときにはもう、

凄まじい音を立てて「それ」は着地した。


50年前、地球、太平洋沿岸に巨大な物体が飛来した。
日本の調査団がこれを調べたところ地球の技術ではないことが判明。
これを元に日本は技術革命を起こし、さらに地球外生命体の存在を公表、そして地球の危機を訴えた。
これにより地球防衛府、通称Eg(earth guardin)を設立。
地球外の技術をふんだんび使い軍備を強化した。
だが、日本はその「アイン」と呼ばれる物体がただの殻であること。
その中身が行方不明なことは公表していなかった。

そして現在。
「避難警報発令、避難警報発令。住民はシェルターに避難せよ。繰り返す。住民は・・」
「ツヴァイ」と呼ばれる地球外の生命体と思われる機械に侵略されている。


256 名前: 251 投稿日: 2008/09/08(月) 01:52:56 ID:GsU01zx1
その都市の一角、叫んでいる少年が一人、
「今日は久々の休みでよ、ゆっくり美羽と映画でもって思ってたのによ、ふざけんなぁ!」
「君、早く非難しなさい。」
Geの隊員に引っ張られる少年、皇道 宙。
久々の休みをむちゃくちゃにされ機嫌が悪い。
「わかったからその手離してくださいよ」
ぶんっと体を振って腕を掴んでいた手を外す。
「もう大丈夫ですから。」
無愛想に言って走り去っていこうとする。
「シェルタ−はそっちじゃないぞ?」
「・・・・」
短い沈黙。
そして走り出す少年。
追いかけようとする隊員だが有能な彼は自分の身の危険を察知する。
轟音とともに、ツヴァイがこちらに向かってきていた。

全長18m程の巨体に見合わない細く長い手足とウエスト。ひよこを恐くしたような顔。ボディは達人が磨き上げた銀細工のような輝きを放つ装甲で覆われている。
常に地上から浮いて行動しているので機動性が高い。
Geの人型稼動兵器3体に劣勢を強いられて、退避したようだった。

有能な隊員はすぐさま身を翻し建物の影に隠れようとした、が、先ほどまでこちらに突進を仕掛けていたツヴァイが人型兵器に向き直り体を発光させた。
次の瞬間、膨大な熱量がツヴァイの体から発せられ、直線的な波動が3体を襲った。
射線上の市街地は塵と化しこの存在していたことすら分からなくなるまでの破壊。
3体は全て溶けかけ、推進剤にでも引火したのか激しい爆発を起こした。


257 名前: 251 投稿日: 2008/09/08(月) 01:56:49 ID:GsU01zx1
「くっ」
先ほどの攻撃の衝撃で地面に打ちつけ、体制を立て直した隊員は歯噛みをした。それは仲間の身を案じてか、先ほどの少年の身を案じてか、自分の身を案じてか。

「美羽と連絡がつかない、どこにいる」
宙は戦闘での被害を受けていない地区を走っていた。
彼は一旦シェルターに非難はしていた。しかし彼の恋人の安藤 美羽がいないことに気づき飛び出してきていた。
「美羽どこだ!」
急激にあたりが熱を帯びる。先ほどの攻撃だ。
その熱と衝撃は戦闘地区の逆の場所まで影響をおよぼした。
瓦礫が飛び交い宙を襲う。
「なんつう・・・」
身をかがめながら宙はつぶやく。
そして起き上がり眼にしたものは、
「美・・・羽・・・?」
傷だらけの美羽だった。
宙はかけよって身体を起こし上げる。
「大丈夫か!? 美羽!?」
しかし素人目にもその傷は致命的であるとわかる。
「嘘だろ? おい?」
返事はない。
突如背後に寒気を感じる。恐る恐る振り返る宙。
ツヴァイが完全にこちらを補足いていた。
金属の顔が確かにニタァと笑った。
くるんと、一回転して一度地面に脚をつき踏ん張りをきかせる。
そして爆発的な加速で宙たちに迫る。
終わった。
宙はそう思い眼を閉じた。
「(次に眼を開けたら天国かな)」
轟音が鳴り響く。
ゆっくり眼を開けると、突撃してきたツヴァイに真正面から体当たりをかました物体があった。
車だ。
青い、透き通るような青さの荷台つきの大きな車だ。
自分の上を飛び越えてその車体でツヴァイに突進をした。
ツヴァイは自分の勢いとあいまって盛大に吹っ飛びビルをいくつか破壊して地面横たわった。
そして車の方は、
「チェンジ!アーク!!」
咆哮をあげその脚で大地に降り立った。


駄文でしたがとりあえず規制が恐いので第2話は明日にでもw
その先はまた書けたら書きます。
では

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