外部観察と内部観察


意味とシステム--ルーマンをめぐる理論社会学的探求

神の視点を仮構する外部観察の形式から、人間の視線にたつ内部観察の形式へ、社会科学が移行した(佐藤 1998)。それによって一般理論への欲望は衰退したが、その結果、徹底的な反省も衰弱していった(橋爪 2004)。(同書9ページ)

  • 外部観察から内部観察へという流れ事態には違和感を覚えないが、それを神の視点から人間の視点への流れと平行記述している点が気になる。社会システム理論的には人間の視点ということがそもそも問題にならないのではなかったか?