瘴気の拳を持つ魔拳士の元から、ある人物を奪還して欲しいという依頼。
だがそれは不審な依頼者からもたらされた、不審な依頼だった。
真実を探るべく、奔走する冒険者たち。
嘘と真実の狭間に、彼らは何を見るのだろう……?
アリアンロッドRPG「ライアーたちのララバイ」
「私は君たちを騙そうだなんて、決して思ってたりはしない。信用してくれ」
【街】カナンでリプトンなる人物からPC一行が受けた依頼、それはダード=ノエグンドなる人物に誘拐された、ディルマという彼の娘(養女)を救出してもらいたいという物だった。
だが依頼内容には不審な点が多く、また話を偶然耳にしていた同業の冒険者が、この街にはライアーキャットなる冒険者専門の詐欺師がいるという情報をもたらしてきた。
果たして、本当の黒幕は一体誰なのか?
きくたけ氏の依頼人裏切りっぷりを見ていて思い付いたシナリオ。
いかにも裏がありそうな怪しい依頼人、明らかに被害者っぽいターゲット。さらにミスリーディング用のNPCを(名前だけ)出して、PCを壮絶な騙し合いに巻き込もうという目論見だった。
最終的に決め手になったのはPCによるリプトンへの騙しだったので、この辺りはシナリオ内容に相応しい幕引きだったと言えなくもないだろう。
だがその後のクライマックス戦闘において戦闘バランスを間違えたため、PCを全滅させてしまった。
一応条件は満たしていたので、救済措置は発動したものの、非常に後味の悪い結末となってしまった。
過去のシナリオではクライマックス戦闘がヌルい傾向にあったので、厳しめにしたのがどうやら裏目に出たようである。深く反省。