戦闘時発動能力を持つモンスター(通称「エサ」)を支援として使えるメガジョーの能力を活かし、攻守で優位に立とうというのが基本コンセプト。
Ver.1.0時代からそれなりに人気のあったデッキで、当時でも無色マスで破壊の業火を唱え、戦闘支援カードを焼く「白焼き」と組み合わせることで、かすめ取りや墓場の暗盾に頼った配置デッキをしばしば抑えこんでいた。とはいえ単色移動が多くなりがちで移動が苦しく、玄人向けのデッキという位置付けであった。
「秩序と戒律」になって「エサ」の種類が増え、また移動値の見直しによって2色4マスの「エサ」も増加。更にユキ・ダルマンやコアラ先生などのサポート要員も追加されて使い勝手が大幅に向上。「白焼き」の効果が当時猛威を奮っていた魔神ルカデッキに対して強く、使用者が大幅に増加した(ただし白焼き後はダゴンに弱いのは相変わらず…)
「鍵聖戦」でも更なる強化が期待されたが、ポヨロールや伝説の海賊旗などのサポート要員は増えたものの有用な「エサ」は増えず、更にチャイレンやディナセーバーなどの「リンリンが効かない」巨大モンスターが登場。相対的に弱体化してしまった感はある。
それでも七色の「エサ」から繰り出される多彩な攻撃の全てに対処するのは困難なのも事実。今でも根強いファンの多いデッキの一つである。
Ver 弐 [FREE] 白焼きメガジョーデッキ 黄 7枚: ゴースト×3、 AI、 ダゴナイト、 Mr.ジェントル、 セクシーベル 青 8枚: マーメイド、 レッドザガ、 メガジョー×3、 ジグラ、 ネオン、 ユキ・ダルマン 赤 6枚: フェレット、 ケンタウルスヘル、 キマイラ、 ガルダ、 ン・キィー、 隼丸 緑 7枚: リンリン、 鬼ブル、 ハコリス、 ロータン、 ナイトキャット、 マンティガン、 コアラ先生 魔 2枚: 破壊の業火、 伝説の海賊旗 援 0枚: 移動値 黄:15 青:26 赤:18 緑:17 無:5 計:81
「魔導の夜明け」のサンプルレシピ。
業火サーチによく使われているのは、レッドザガや伝説の海賊旗ではなく、ポヨロールが一般的である。
Ver 弐 [FREE] メガジョーデッキ(焼き無しサンプル) 黄 5枚: 暗黒魔王、チャリオ、ねんねんね、 Mr.ジェントル、 セクシーベル 青 9枚: アンチュ、 メガジョー×3、 ブルーザガ、 シータンク、 スケールイータ、 ジグラ、 ユキ・ダルマン 赤 5枚: フェレット、 キマイラ、 ガルダ、 クマゴロウ、 ラフリア春 緑 8枚: リンリン、 ルーン、 鬼ブル×2、 レイコーン、 アラクノフォビア、 リーン、 マンティガン 魔 1枚: 伝説の海賊旗 援 2枚: 刹那の見切り、弱体化の霧 移動値 黄:12 青:36 赤:17 緑:22 無:6 計:81
白焼き無しのサンプル。刹那→不死剣時の差し替えは以下の通りに可能。魔法は好みでOKだが、人魚の涙やシーウェポンと不死剣ガルダは相性が悪い。
・刹那の見切り→アンデッドソード
・暗黒魔王→ダゴナイト
・チャリオ→サイロン
・ルーン→パン
・伝説の海賊旗→冥主の城
メガジョーの「エサ」として有用なものは、耐久値が上がったり、先制や反射が付いたりなどの、攻守に使える能力を持つモンスターである。単に攻撃値が上がるだけのものはそれほど有用ではない。
また「エサ」として使うことは出来るが、実際には何の効果ももたらさないモンスターも一部存在する。それについては以下の表を見てもらいたい。
記号 | 評価 |
◎ | 非常に有用な効果で、デッキの主力になる |
○ | 比較的有用な効果で、裏の選択肢として使える |
△ | 一応効果はあるが、デメリットがあったり効果が限定的だったりで、有用度は低い |
* | 一部の効果が得られない。基本的に有用度は低め |
× | 一切の効果が無い。ネタとしては有用 |
エサ名 | 評価 | 備考 |
ポイズンスパイク | * | 後攻が付くわ、ゴーストは手に入らないわ…。 |
暗黒魔王 | ○ | 普通に単体で使った方が良いけど、ジェントルやチャリオを混ぜればやっぱり頼れる |
ストラグラー | △ | 攻撃力が下がってる。 |
女神 | △ | 一応反射無効が付く。 |
ピアス | ○ | 一応先制避け。 |
チャリオ | ○ | テレポート無しの鬼ブル派なら◎ |
フィフティニー | × | 「支援を使った」とみなされる為、先制も攻撃値+10も付かない。 |
ダゴナイト | ○ | 先制+青属性即死。だが攻撃力は上がらない。 |
ブルホーン | ○ | 実質攻撃値21に。だが黄2緑2は強力なライバル多し。 |
サイロン | ○ | 実質耐久値23に。レイコーンと合わせれば『弱体化の霧』の投入も考える余地あり |
ケルベス | △ | 反撃の旨みが少ない。 |
ヘルドロイ | △ | 『異形の力』を投入するのなら、一考の余地あり。 |
ねんねんね | ○ | 黄属性で避け。赤属性には特に有効な上、移動にも重宝する。 |
ディアボルガ | × | フィフティニーと同様。 |
Mr.ジェントル | ○ | チャリオと違って歩く必要がない大きい。その上移動値も魅力。安定感は無いが、確率勝負なので相手が躊躇することも。 |
ゴクーゾ | △ | メガジョーと配置の両立は難しい。 |
天使長クリオラ | × | 「手札を捨てる」動作が無い為、一切の効果を得られない。 |
審判の石像 | △ | 何らかの手段でメガジョーの基本値を12以下にすれば、能力を発動させることは一応可能。 |
剣のローレンス | ○ | ガルダやリンリンなどでオーバーキルが出来れば強い。最高級餌の1つ。 |
ダゴン | ○ | 封じ込め能力はやはり強いが、耐久値は伸びない。入れるのならトットーやアーマトードも混ぜて |
メガジョー | × | 別に無限ループなどは起こらない。 |
ネプチューン | △ | ネタとしてのインパクトは最上級。これの後にローレンス決めたら君はヒーロー。 |
雷雷 | △ | 手札にもう1枚雷雷や風風が無いと、パラメータ強化は発動しない。 |
風風 | △ | 雷雷同様。 |
アーミーアント | △ | そもそも蟻を食う意味が今はない。 |
メカニモンク | △ | やっぱり単体の方が強い。 |
アサシン | ○ | 先制と確率即死の組み合わせが強力。移動値4も良い。 |
バルキリー | △ | 単体の方が強い。 |
アーマジロ | △ | 後攻が付いてしまうのは苦しい。 |
黒の王 | △ | 耐久値19を生かした方が良い。 |
グラディエーター | △ | インパクトだけなら◎。 |
ケンタウルスヘル | △ | 避け無効なら他にも居る。 |
スフィンクス | × | フィフティニーと同様。 |
キマイラ | ◎ | 自身を置いて他モンスターをエサにしても良い。定番中の定番。 |
阿 | ○ | それなりに強い。安定度ならガルダだが。 |
云 | ○ | 阿同様。 |
ガルダ | ◎ | 赤エサとしてはトップクラスの安定度。2積みも可。 |
カリバーホーン | △ | ゴクーゾと同様。 |
ン・キィー | ○ | 一応2色4マスで耐久アップが出来る点を評価。 |
サラマンダー | △ | これも単体の方が…。 |
ブレードタイガー | △ | メガジョーでは耐久アップの恩恵を得づらい。 |
スコルプ | △ | ガルダやキマイラと見せかけて、というくらいしか。 |
ラフリア(冬) | △ | スコルプと同上。だけど『赤餌なら耐久値バカ上げすればいいや』を覆せるので一考の余地あり。 |
ジラコバルト | △ | これも単体の方が強い。 |
バルキリークララ | ○ | 先制+先制避けは読み外しとしては非常に強力。是非メタルハーンで底上げした鮫の餌に。 |
パールハウンド | △ | メタカードは餌にしづらい。 |
スタッブスポーク | ○ | 避け無効と攻撃値+17が付く。自身が邪心族であるのが重要。フェレットやアサシン、ガルダを混ぜると更に決めやすくなる。 |
ナーガ | × | 自身は戦闘支援モンスターではないので、何も起こらない。 |
ラフリア(春) | ○ | リンリンを警戒して覚醒や威圧を付けたところにカウンターで当てたい。移動値も魅力。 |
ジラクリムゾン | △ | これも単体の方が強い。 |
ジラオーカー | △ | 限定的とはいえ、2色4マス動けて先制が付くのはありがたい。 |
バスタートル | × | 避けも即死も発動しない。スタッブスポークとの違いに注意。 |
ボルカノ | △ | メガジョーでは避け無効のありがたみはやや薄いか。移動値2はネックだが、現世積みのデッキならアリ。 |
レッド・アイズ | × | フィフティニーと同様。 |
マグナード | ○ | 手札が十分あればそれなりに守れる。ジグラやシーウェポンとも相性良い。 |
魔法剣客 | △ | やっぱり単体の方が強い。 |
鬼神 | × | フィフティニーと同様。 |
バルキリー燕 | △ | 相手の支援が赤なら「燕返し」が発動する(確認済み) |
ウォーナイト | △ | 夢は大きいが…。 |
仙龍 | ○ | 一応攻守に使えるが、同じ枠にガルダがいるのが問題。 |
草薙の燕 | △ | 相手が支援を使わなければ、「飛燕乱れ桜」が発動する(確認済み) |
冥剣ユラナス | △ | 一応「冥界援護」は受けられる。メタルハーンや現世とコンボで。 |
瞳のアルベール | △ | 一応事前に白支援を使えば、「瞳効果」を受けられる。 |
リンリン | ◎ | もはや超定番。これがあると他の餌も更に生きる。 |
レイコーン | ○ | 緑の裏支援としては優秀。威圧やピノ対策にもなるし、『弱体化の霧』『悪夢の闘い』と相性よし。 |
ブレスト伯爵 | △ | 悪くはないが、それならユラナスの方が使いやすい。 |
アラクノフォビア | ◎ | 裏支援としては最上級の性能。ライバルのハコリスと違い、カメピノで封じられないのも魅力。 |
フリィーキィー | * | 避け無効だけで、相手の支援はコピー出来ない。理由はフィフティニーの項を参照。 |
ナイトキャット | △ | 一応即死無効が付く。ロータンの方が安定だが。 |
ユニコーン | △ | メガジョーではパラメータ操作のメリットが薄い。 |
マンティガン | ◎ | 移動値1が負担にならないなら、リンリンと並ぶトップクラス性能の緑餌。 |
ギャーッ | △ | 後攻が付くのは苦しい。 |
ガブラント | * | 即死させたモンスターを手札に加えることは出来ない。 |
レイクーン | △ | ユニコーンとほぼ同じ理由で、メガジョーとの相性は今一つ。 |
覇王の剣 | △ | フリィーキィーと同じ理屈で、避け無効は付かない。 |
サラマンダーMX | △ | 単体の方が強い。 |
ブレストナイト | △ | 単体の方が強い。 |
エンペラー(愛) | × | エンペラーでもエンペラー(絆)でもない為、パラメータは上がらない。 |
千年の王(幻影) | △ | ガルダが大きなライバル。 |
ミスブラッディー | △ | これも単体の方が強いし能力が生きる。 |
ウォーテウム | × | フィフティニーと同様。 |
ウォーフォーク | ○ | 「青で先制」に尽きる。トットーが入れば◎。移動値2だが無色なので差し引きトントン。 |
鉄の竜 | △ | 条件を満たせば一応2回攻撃は可能。 |
チャイレン | △ | そもそも組み合わせる理由がネタ以外に見あたらない。 |
バルキリー雀 | △ | 相手が支援を使えば、一応パラメータは上がる(確認済み) |
白支援 | 相性の良い餌 | 評価 |
刹那の見切り | 特にアラクノフォビア | トットーも投入すれば、鮫が多種多様の避けカードを使える。『トリックスター』と混ぜると尚有効。 |
心眼 | 先制持ち、レイコーン、ラフリア冬、暗黒魔王 | 鮫デッキの先制への弱さを補える。餌と鮫を使い分ければかなり手堅い |
アンデッドソード | 先制持ち、ピアス、ガルダ、燕、リンリン | 鮫のパンチ力不足と避けへの弱さを補える。侵略はコレ、防衛は鮫と使い分けも可能。 |
弱体化の霧 | サイロン、レイコーン、ギャー! | 鮫自体も耐久値15あるので、素でも使える。 |
硬気功 | 全般 | 狙われやすい『かすめ取り』や、『魔鏡』対策に。 |
進化の刻 | マンティガン | これで防衛後には、是非マンティガンを。 |
特性侵食 | メガジョー | 相手モンスターすらも餌にしてしまいましょう。 |
エサ名 | 備考 |
人魚の涙 | 餌の使い回しが可能。読み合いを混乱させる事もできるが、タイムコストに注意。 |
冥主の城 | 餌の順番を確認して戦略練ったり、眠っている鮫や餌を防衛用に配置したり、ジグラやユキダルマンで手札に持ってくるカードをずらしたりできる。多様な戦略魔法カード。 |
伝説の海賊旗 | 全ての手札を支援に化けさせる(かもしれない)。ジグラ等と相性良い。 |
異形の力 | 海賊旗に近い使い方で、こちらは主に防衛や餌不足を補うのが目的。 |
女神の息吹 | 餌を限定、かつ2積み以上するのなら使える。 |
エサ名 | 備考 |
セクシーベル | 山札から餌を引っ張ってこられる。 |
ジグラ | ターン終了後に3枚も手札補充できるのは非常に嬉しい。が、移動値2。 |
シーウェポン | 移動値3なのは良いが、やたらとシーウェポンが帰ってくる。また捨て山を削る為、捨て山参照カードとは相性が悪い。 |
ユキ・ダルマン | 移動値も良く、4ターンも手札補充してくれるありがたいカード。 |
アンチュ | 餌回収、ジグラ回収と役に立つ。デッキに青色が多いので、使う機会も多め。 |
メタルハーン | 半分ネタ。だが火力不足補えるのは魅力。 |
パンダ師範 | 底上げされた天敵ダゴン、燕、緑の大型モンスター対策に忍ばせたい所…。 |
パン | 先制への弱さを補える。 |
ルーン | 避けへの弱さを補える。 |
リーン | 餌を他人のデッキから強奪しつつ、アタッカーを削ぐ事が出来る。 |
ポッコロ | 白支援を他人のデッキから強奪しつつ、決め手を削ぎ優位に勧める事が出来る。 |