よく『スタンド能力はまとめた方が良い』と言われますが、 どこをどういう風にまとめればよいか分からない人もいると思います。
ここではそんな人の為に、『スタンド能力のまとめ』を順を追って説明しておきたいと思います。
サンプルは"鏡園『ガレージ・フラワー』"です。 提供していただいた鏡園PLにはこの場を借りてお礼を申し上げます
※これはあくまでも一例です。 この通りにスタンドをまとめた結果発生した不具合その他に関しては、当方は一切の責任を負いかねます。 文責:砂時計
先ず、最初に『給与されたスタンドの説明文』を『テキストファイルにコピー』します。 まずは、これをしないと始まりません。 質問とその回答も、同様にコピーします。 これだけでも、スタンド能力を参照するのにいちいち給与スレを探す手間が省ける分随分と違ったりします。 また、コピーした原文は、まとめ作業中のミスに備える為の『バックアップ領域』としても機能しますので 『絶対に変更しない』よう徹底すると安心です。
やり方は『テキストエディタ』(Windowsだと簡単な所で『メモ帳』、Macなら『シンプルテキスト』など)を開いて原文をコピペするだけ。 場合によっては『区切り線』を入れたりすると分かりやすいかもしれません。
それで、コピーした結果はこれです この『原文』と『能力まとめ』とを同一ファイルにするか、別ファイルにするかどうかは 『人それぞれ』、個人のスタンス次第です。 今回は『別ファイル』にします。 (ただし、筆者は(同一ファイルでまとめますが)
次に、『能力の概要の説明』を作成します。 『概要』とは、『簡潔にまとめた大体の内容』です。 もしも、『貴方のスタンド能力を口頭で説明してください』と言われたとします。 その時に、詳細まで全て説明していたら、相手も訳がわからなくなってしまいます。 少なくとも私はそうです。
そんな時には、『最低これだけ解ればOK』な部分だけを説明すればOK。 相手も『大体』解ってくれます。 『詳細』はとりあえず『後回し』にして、『大まかな内容』を相手に説明する。 これが『概要』です。
では、肝心の『概要』ですが、『能力のキモを一言二言にまとめる』のがコツです。 原作スタンドで例をあげて見ましょう。
こんな感じです。 では、サンプルの『ガレージ・フラワー』の『概要』はというと……
『反射物』に傷を付けることで『幻』を作り出す『刃』を持つ『円盤』 とこうなります。
それで、概要をまとめた結果はこれです
次は、能力の詳細をまとめて、『箇条書き』にします。 この部分は『ミッション』や『バトル』の時にGMや他の参加者が参照する事が前提ですので なるべく『解り易く』、『詳細に』記述する必要があります。 なるべくなら『参照しやすさ』にまで気を配ってくれるとなお良いですが、この辺は後編で。 では、肝心の『能力』のまとめ方ですが、最低限 ・『能力説明、質問が網羅されている事』 ・『他人が見て解りやすい文章にする事』 の2点を満たしていれば、特に決まった方法がある訳でもなし、各人が好きに纏めて良いと思っています。 その人その人のクセとかもありますし。 ただ、自分がまとめる時の『コツ』と言うのは幾つかありますので、それを出しておきます。 ・能力とは直接関係無い場合が多いので『切り捨てる』。 『供与者の口調』も同様の理由で『説明口調』に書き直すとすっきりと見易くなる。 ・補足の質問などは元の内容に書き足す感じで記述する。 バラバラに記述すると、参照しづらくなる。 ・能力説明上『キーワード』となる単語については"『』"で囲む
例として、『原文だけ』を元にをまとめて見ましょう。
===== 原文 >======================================================
目覚めたのは空飛ぶ『円盤』状のスタンド…… 円盤のフチには全16枚の鋭い『刃』が回転してるな。 円盤の構造は上下に分かれていて、刃も上下にそれぞれ8枚ずつだ。 上半分の刃は右回転、下半分の刃は左回転してるから、そいつに横から触れた物は『挟み切られる』。
そしてそいつの本来の能力は………光を捻じ曲げ『幻』を作り出す事。 ただし……その能力が扱えるのは刃で切りつけた『鏡』に映った像だけ。 光を反射して物を映し出す性質さえあれば、『鏡』でなく『水たまり』でも 『窓ガラス』でも構わんがね。 光を生み出すんじゃなく、元からある光を利用するから映像の『明度』を大きく 変えたりは出来ず、また光を極端に『一点集中』させて『閃光』を放ったりは出来ない。 しかし実際に鏡に映し出される幻は、アンタの記憶力・想像力にも左右されるが『自在』といっていい。 そいつの名は……『ガレージ・フラワー』。
===== まとめ後 >==================================================
・空飛ぶ『円盤』のヴィジョン 『円盤』は上下に分かれた構造になっている。 ・円盤のフチには計16枚の鋭い『刃』が回転してる。 円盤の構造は上下に分かれていて、『刃』も上下にそれぞれ8枚ずつ。 上半分の『刃』は右回転、下半分の『刃』は左回転しており、それに 横から触れた物は『挟み切られる』事になる。 ・『鏡』『窓ガラス』『水溜り』等の『光を反射して物を映し出す性質』を持った物を 『刃』で切り付ける事で、光を捻じ曲げ『幻』を作り出す事が出来る。 ・元からある光を利用する為、映像の『明度』を大きく変えることは出来ない。 また、光を一点集中させ、閃光を放つ事も出来ない。 ・作り出せる『幻』は、本体の記憶力・想像力に左右されるが、ほぼ『自在』。
それで、詳細をある程度まとめた結果はこれです
以下、執筆中………要望や、『こうした方が良い』と言ったご意見も受け付けております。 (次回vol.3に続く)