通信基本用語


送受信/ルーティング

トラフィック

  • トラフィック
    • 交通量みたいなもの
      • ある地点でどのくらいデータが流れているか

データの流れ

フロー

  • データが流れている事

ストリーム

  • フローに連続的なデータの流れのニュアンスを強めたもの

通信速度


伝送速度

  • 単位時間あたりの信号/データ転送量
  • 特に、回線の最大の理論値を指す場合が多い

スループット

  • 実効速度
    • 単位時間あたりに実際にやりとりした有効データ量

帯域

  • 伝送速度のうち、実際にデータ転送用に確保する速度、割合

通信のつながり

セッション

  • アプリケーションレベルでのEnd-to-Endのつながり
    • HTTPセッションなど

コネクション

  • トランスポート・ネットワークレベルでの仮想的な接続状態
    • TCPコネクションなど

リンク

  • 隣接する機器同士で信号をやりとりできる状態
    • LANレベルでのリンクなど

通信のエリア

セグメント

  • 分けられているネットワークなら何でも使える
    • 特定のネットワーク領域

サブネット

  • IPレベルでネットワークを分割する基準単位
    • 同じグループのローカルアドレスを使っている範囲

LAN

  • イーサネットで使うMACフレームを届けられる範囲
    • 通常はルータで区切られた範囲
      • ルータ間はIPパケットになっちゃうから
  • LANスイッチ
    • 同じルータ内でも、LANスイッチを導入することで2つのサブネットに分けることが出来る
  • VLAN*1
    • ルータないでも、MACフレームが届く範囲をわざと制限して分けたもの

通信の開始

ハンドシェーク

  • 通信を始める際に最初におこなう接続確認手順

ネゴシエーション

  • 実際に利用する技術的な確認手順
    • 符号化方式
    • 暗号アルゴリズム

接続機器

  • 時代が進むにつれて、技術的に歩み寄ってほとんど違いがなくなっている
    • 本来はどういう意味かの説明をする
  • サブネットの異なるネットワーク同士をつなぐ
  • 送受信/ルーティング」にも違いが細かく書いてある

ハブ

  • 最も単純な接続機器
    • ポートが関係ないため、別の通信によって途絶えてしまう可能性もある

L3スイッチ

  • IPのプロトコルでインタフェースにはイーサネットを備えた接続機器
    • 組織内の利用を想定した限られた数のコンピュータ間の高速通信を実現
    • ポートごとに通信を分けられる
  • L2スイッチ
    • サブネットが異なるネットワークは接続できない

ルータ

  • ネットワーク間をつなぐ接続機器
    • 目的のネットワークにちゃんと届けて、他のネットワークへは届けない
    • 宛先のIPアドレスはしっかり設定しないと使えない
  • 様々なプロトコルやインタフェースに対応した接続機器
    • 巨大なインターネットで使うことを想定して発展
    • 多数のアドレスを識別して、大量のパケットを転送
      • 高価なアドレス識別専用のチップを搭載

両者の歩み寄り

  • L3スイッチ
    • チップの値段が下がって、L3スイッチにもアドレス識別チップを搭載するものもある
  • ルータ
    • 効率性を考えて対応プロトコルやインタフェースがL3スイッチと同じのも出来てきた

*1 Virtual LAN