CANALAZZO 59号


CANALAZZO 59号

2007/02/22(木)発行

━━━(1面)【国際】ネーデルランドも東地中海へ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2月21日、ネーデルランド総督は、 先に発表された東地中海進出計画に基いて、 遠征艦隊へ出動命令をくだし、同時にベイルート攻略を命じた。

当初、ネーデルランドの海軍力は、 東南アジアの覇権奪還に振り向けられると見られていただけに この突然の十字軍的行動に、 東地中海に権益を持つ諸国は神経を尖らせている。

昨年末、ベイルート防衛を果たしたフランスは、 早くもベイルート太守と防衛協定の延長に合意をとりつけ、 ベイルートに艦隊を派遣した。

一方、ヴェネツィアは、密かにベイルート太守との交渉をもち、 防衛協定の締結を狙ったとの専らの噂である。
表面上は模様眺めの姿勢をとっているが、 蘭仏の衝突で、もし仏側が崩れることがあれば、 ベイルートで第二位の地位を保つ、威が浮上する可能性も生じる。
かといって、蘭が勝ちすぎれば、 結局自らの立場が危うくなるという状況のなかで ファマガスタでの権益拡大を狙うなどの 周辺地域から固める方向での権益防衛に着手している。

また、蘭出兵にあわせて、大国イスパニアが支持を表明、 独立運動に伴う衝突を一時棚上げにして、遠征に参加することとなった。
一方で、ポルトガルは引き続き仏との連盟維持を確約。

「我々の庭先での軽挙は慎むべきだろう」との イブラヒム宰相の声明をも無視して、 東地中海にまた、戦乱の嵐が迫ってきている。

━━━(2面)【新大陸】カラカスブームは本物か━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2月17日、カラカス港に、 ジュエルターバンを中心とした寄贈品を満載した船団が入港。
カラカスへの増資を行った。
これにより、商業指標が1000以上進捗し、16000を突破。
総合的な発展指標も45000を超え、 ようやく一角の港といえる段階までになってきた。
今週に入っても、多くの寄付がカラカスに集まってきており、 21日現在、武装指標が17000を突破するなど、 相対的に冒険優位でありつづけた一頃と較べると 安定的な成長曲線を描いている。

また、今回の寄付活動の立役者となった市民は、 引き続きの活動の継続と新たなスポンサー探しのために 東奔西走している模様だ。

一方、海軍は、2月24日から25日にかけて、 周辺海域の治安維持活動を重点的に行うことを明らかにし、 義勇兵の募集を行っている。
さらには、先遣隊募集の呼びかけが、 サンマルコ広場で連日行われるなど、 ブームを一過性のものに終わらせない試みが多方面から為されている。

━━━(3面)【国内】市民大集会開催 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2月16日開催された市民大集会は、 今後の投資推奨港を選定して無事終了した。

今回、議論の焦点となったのは、 今後の重点活動港についてであったが、 慎重論から新大陸開発案、 東南アジア制覇論、内海防衛策など列席者の持論が百出。
一時は収拾不可能とも思われたが、 セヴァストポリ港を重点港として推奨するという 結論に達することとなった。
とはいえ、結論に対して、 現状、魅力的な案件とみなしていない投資家も多く、 今後のあり方については、 検討の余地があるのではないかと見る向きもある。

また、あわせて、3月選挙のあり方についても討議が行われ、 次回選挙には、現議長は不出馬の意向を示し、 選挙管理委員を務めることとなった。

現在、議長選挙立候補者の受付が始まっており、 3月10日に選挙会議を行うこととなっている。

一方、情報交換の場では、カラカス開発推進に功あった人物を賞賛し、 また、バイーアの木材とカイエンヌのローズウッド板を組み合わせて、 削碌板を作成することによって、開発を推進する手法も紹介された。
そして、今後、掃討作戦や納品の継続的に実施していくことを 努力目標として掲げた。

尚、次回開催に関して、2月16日(金)の予定との告知が 現在サンマルコ広場にて為されている。

━━━(4面)【海外】ヴェネツィア攻勢に転じる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

2月16日以降ヴェネツィアの商業的攻勢の知らせが 断続的に伝えられるようになってきた。

第一の焦点となったのは、セヴァストポリである。
市民大集会での決定を受けて、 2月16日深更、セヴァストポリで交渉団が折衝を開始。
フランス側との軋轢を抱えながら、二度三度と重ねての交渉を持っている。
一説には、地盤沈下に悩む黒海沿岸諸都市と 獲物をおびき寄せたい黒海海賊の思惑に乗せられたのではないかとも 言われているが、 新たな奢侈品市場の創出を模索しながらの交渉となっている。

一方で、同時期にファマガスタでも一時金獅子旗が舞った。
本来の目的は、ベイルートだったとの噂であり、 ベイルートの出納係も、ネーデルランドの出兵計画が公になる直前、 ヴェネツィア側約3億3千万ドゥカート、 フランス側約3億8千万ドゥカートの資金流入があったことを認めている。

東南アジア方面では、 このほどバンジェルマシンの同盟奪還に成功、 さらには西アフリカ方面でも、 サンジョルジュで交渉が断続的に持たれているとの話である。

ヴェネツィアの国力からみて大攻勢に転じたという様相を呈しているが、 多方面にわたる攻勢がシナジー効果を生み出しているかどうかは 慎重的な見方をする向きもあり、 中規模クラスの投資が散発的に行われている状況は、 「3人寄れば、党派が4つできる」というような現在の国情をも 端的に示しているといえるかもしれない。

━━━(5面)【社会】謝肉祭の概要発表 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

このたび、今年の謝肉祭に関する概要発表が行われた。 今年度は、2月28日から3月14日の間が本祭となっている。
今年度は、「世界ふしぎ体験」をテーマに、 世界各地から民族衣装を取り寄せ、 市内各所に立つ案内役がその衣装に身を包み、 市民や観光客を楽しませる趣向となっている。

また、3月10日から11日にかけては、 パラケルスス杯争奪・発見アカデミー大会が ヴェネツィアで催されることとなった。
本大会は、過去の大会よりも、 さらに高度な報告が求めることとなっており、 あわせて、大会実行委員会は賞品予算を増額したとのことだ。

しかしながら、 今年もカルネヴァレアービトの供給が需要に追いついておらず、 本祭までに希望者に行き渡るかどうかは、 「非常に難しい状況」(縫製職人組合)とのことで、 またカルネヴァレアービトの入手には一苦労しそうである。