2006/08/19(土)発行
━━━(1面)【国内】市民大集会、無事終了━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
8月18日、ヴェネツィアで開催された8月の市民大集会は、投資先の検討などを行い無事終了した。
今回の定例会では投資先の検討に時間が割かれたため新大陸開拓地への対応に関しては、8月30日に大規模な開拓船団を編成することが提起されたのみで、発展の方向性は引き続きの検討事項となった。
また、文化振興策として、8月21日よりアテネを拠点に東地中海全域での発掘調査に、てこ入れを図る計画が明らかにされた。
参加希望者は、アテネの酒場に夜9時に集合すればよいこととなっている。
━━━(2面上段)【海外】サントメ、同盟港を離脱━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
8月14日、サントメ港は、大規模ではないものの継続的な投資を行ってきたイングランドの手に帰した。
これにより、ヴェネツィアは外洋から一時的に同盟港を喪失。
元首自らの表明による、鳴り物入りではじまったヴェネツィアの外洋進出策も一時頓挫を余儀なくされ、ヴェネツィアでは元老院から路地裏の酒場にいたるまで、人が集まれば対応策の論議が湧き上がるという状況となった。
━━━(2面下段)【海外】サンジョルジュにおいて交渉継続━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
8月19日、サンジョルジュ港にヴェネツィアの使節団が寄港。
現地の有力者と交渉を持ち、改めて、ヴェネツィアの優先権を確認した。
この件に関し、イスパニア側も大きな関心を寄せていることが明らかになっているが、ヴェネツィアの元首公邸は、
「サンジョルジュにおいては現地有力者に対して粘り強く交渉を続けていく」
とのコメントを発表している。
━━━(3面)【経済】新造船術の提供決まる━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
8月18日、アルヴィーゼ・オルセオロ元首補佐官は、アルセナーレにおいて、
「ヴェネツィアは、アルセナーレでこの度実用化に成功した
ジョイントビルド製法を、列国の造船所に提供する用意がある」
と新造船技術に関する談話を発表した。
これをうけて、諸国の首脳や、また、造船技師や工芸職人、縫製職人、鋳造技師らに歓迎ムードが漂っている。
国運を左右する造船技術を公表することに関して、国防上の観点から否定的な見解もあるなか、政府は、技術提供による莫大な特許料収入を見込んでおり、新たなヴェネツィア国庫の収入源として大きな期待を寄せている。
━━━(4面)【広告】見習募集 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
〔仕事内容〕
医療補助、実験助手、資料収集、材料調達など
〔資 格〕
頑健で明朗快活なもの
真理へのあくなき探求心をもつもの
どんな理不尽にも負けない忍耐力のあるもの
未経験者可・経験者優遇。
ギリシア語、ラテン語などの素養があれば望ましい
※委細面談にて 医師パラケルスス