CANALAZZO 26号


CANALAZZO 26号

2006/07/17(月)発行

━━━(1面)【国内】市民大集会議長選挙、立候補者受付開始━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

7月17日開催された市民大集会において、この度組織されたヴェネツィア選挙管理委員会が、市民大集会の議長選挙について、選挙制度を発表、即日、立候補の受付を開始した。

選挙の大きなしくみとして、選挙の投票日を8月5日(土)と予定。
被選挙権については、ヴェネツィア国籍を有するもので、納税実績のある者に限られる。
ただ、ヴェネツィア市民を襲う海賊は認められていない。
一方、選挙権については、ヴェネツィア市民に認められるが、納税実績の無い者・他国の諜報部員などについては、選挙人名簿への記載を見合わせる方法が考えられている。

立候補の届出については、すでに受付が始まっており、8月2日(水)13:30までに、立候補者が推薦人1名以上の名前を添えて、書面にて選挙管理委員会に届出する必要がある。

特に選挙公報などの用意は無いが、立候補者による選挙活動は認められている。

選挙日当日は、選挙会場にて、5分間の演説時間が立候補者に割り当てられる予定。
立候補者は、推薦人を同伴した上で会場に出席し、議長職の役割についての展望、職務に臨むに当たっての方針などを述べることが求められている。
その後、投票即集計のうえ、第1位の者が議長職を得ることとなる。
立候補者多数の場合には、予備選の上、上位の人間による決選投票も行われるとのことだ。

また、次点以降の者にも、場合によっては議長の職務代行者などに任ぜられる可能性がある。

なお、より詳しい手続きについては、サンマルコ広場にて掲示されており、リコール制度、再任制度などについては、選挙管理委員会の職務の範疇に収まらないため、次回以降の市民大集会での検討を要すことになっている。

━━━(2面)【国内】市民大集会閉幕━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

7月16日、17日の2日間に渡っての開催となった、7月の市民大集会が無事閉幕した。

2日目の議題として、議長選挙についての他、

市民連絡網の活性化
マルチャーナ図書館の活用
金交易船団や探検隊の結成についての意見交換
ナナミ・シオノ著『海の都の物語』を推薦図書とする請願
今後の投資の方向性について

などに関し活発な論議が行われた。

また、新大陸開拓についても触れられたものの現時点で、公表されている情報が少ないためそれぞれの希望を表明するにとどまった。

━━━(3面)【海外】東地中海の波乱━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

7月17日、東地中海のベイルート港と黒海のセヴァストポリ港に金獅子旗が舞っていることが確認された。

カンディアならびにイスタンブールからの報告によれば、腰の定まらない本国投資方針に奮起を促すためのレヴァンテ交易船団、黒海交易船団の独自交渉によるものとのことである。

しかしながら、当該港について、フランス側も黙ってはおらず、大規模な使節団を結成しての再交渉を行い、2港の同盟の奪還に成功している。

また、東地中海については、西の大国が、再進出を図るべく交渉使節団派遣の計画を練っているとの未確認情報もあり、リアルト界隈では、ここしばらくは数カ国が入り乱れての波乱含みの展開になるとの予想をする向きもある。