すいか組と魔王+α


すいかが食べたいリレー小説

すいか組と魔王+α

登場人物

西瓜太郎

  • 性格:温和、執念、協調性
  • 身長:185cm
  • 体重:75kg
  • 体系:がっちり、腕力高め
  • 勾玉:冒険者・剣士・剣豪・武闘・格闘王・すいか様・勇者。

    すいか・メロンを求める旅人。やや抜け目なところがあるが、思いやりがあり、心優しい人物。しかし、すいかを求めるあまり歯止めがきかなくなるときがある。剣術の扱いを得意とし、肉弾戦・近距離に強く、強力な召喚魔法を持っている。 名言・「すいかが食べたい。」

うな

  • 性格:ツッコミ、活発
  • 身長:165cm
  • 体重:45kg
  • 体系:青い体毛、兎の立ち姿、脚力あり
  • 勾玉:冒険者・武闘・格闘王・魔物・兎神

    すいか組の中のツッコミ役。すいか組の中ではしっかりしている。しかし、妹のうみから使いっパシリ、姿を変えられ食べられそうになるなど運がない。それでもめげずに、西瓜太郎のメロン探しに宇宙まで付き合ったり、かるびのことを心配するなど、すいか組のリーダー格といえる。素早さが高く、敵の技の模倣を得意とする。 名言・「すき焼きの作り方は教えるのに、何でメロン魔王の倒し方は教えてくれないんだよ」

かるび

  • 性格:ぼけ、執念
  • 身長:170cm
  • 体重:かるび「えっと、聞かないでください。」
  • 体系:かるび「いやですよぅ・・・」うな「お前、聞きやがったな?ちょっとこいよ。」
  • 勾玉:巫女・陰陽師・大陰陽・詩人・神官

    すいか組の中のぼけ役。独特のぼけをする。焼肉の食材を求め旅をしていて、牛魔王を破裂してしまうまで食べるというの流石。精神力・MPが高く、神官魔法・陰陽道・補助魔法を得意として、時を止める「世界」を持っていて、西瓜太郎・うなを後ろからサポートする。原作ではこの要素はないですが、西瓜太郎に好意を寄せているとしてください 名言・「西ジャーキー」


神父

  • 性格:温和・協調性
  • 身長:個人差があるが、おおよそ175cm
  • 体重:60kg
  • 体系:痩せ型
  • 技:大体が護身術・杖「苦痛」・簡単な神官魔法と陰陽術

    冒険者にとってありがたい存在。いろいろな場所にて、主に町・ボスの前・フロアとフロアの境などにいる。地域によってしゃべる内容がちょっと違う。 名言・「復活の呪文をコピペなさい」

といれ魔王

  • 性格:暴れん坊
  • 身長:400cm
  • 体重:350kg
  • 体系:不明
  • 技:灼熱フレア、毒の息、衝撃波etc. 〜シロタエに下痢の呪いをかけた魔王。魔王強さランキング第5位。本体はといれの中にいる。 名言・???

かぎ魔王

  • 性格・暴れる
  • 身長・220cm
  • 体重・140kg
  • 体系・不明
  • 技・光の鍵・クローズetc. 〜といれ魔王の友人。世界の塔最終フロアに陣を構えている。 名言・???

本編

「第一話・といれ魔王戦」

下痢の町、シロタエの地下水路にて〜

「あ〜、色んなといれがあったなぁ。しゃべる便器とかさ」
「火の便器で焼肉をしたかったです・・・」
「といれで焼肉をするな。」
・・・こんなたわいな話をしながら進むすいか組。その道中、宝箱を見つける。
「なんかないかな〜。・・・おっ、宝箱はっけーん!」
「では、取りに行きましょう。」
そうして宝箱に近づいて開ける。
「なになに・・・お、盾だ!」
「丈夫そうです。そして重いです。」
「ああ、そうだな。西瓜帽、お前装備しろ。」
西瓜帽とは西瓜太郎のこと。うなに言われた西瓜太郎は、持っていた盾をとり、宝箱の中の盾を取る。
(無限の盾を手に入れた!)
「それじゃ、出発するか。」
うなの声でまた歩き出して行くすいか組一行。
長い道のりの末、神父の前まで来た。
「はーい、皆さんこっちです。」
「神父だ!この先はボスかぁ〜」
「ええそうです。ほんと、私たちって都合のいいところにいますね。」
「システム的なことをいうなよ〜。」
「では、治療を開始します。」
そういうと、慣れた手つきで治療を開始する神父。MPの回復も忘れない。
・・・どうやって、MPの回復を?
「これで終わりです。」
「セーブの儀式みたいなのを頼む。」
「『旅人よ、今までの行いを告白なさい。そして、復活の呪文をコピペなさい。』」 そして、神父は復活の呪文を読み上げる。
すいか組はそれをすかさず覚える。よく覚えれるものだ。
「『お気をつけて。神のご加護のあらんことを。』」
「ありがとう。じゃあ行ってくるよ。」
「この先は世界七大魔王の一据、といれ魔王がいますよ。」
「そうなのか!ありがとう。」
礼をいったうなは手を振って進んでいく。
西瓜太郎とかるびはうなに遅れて礼をした後、うなの後を追いかける。


道を進むと、巨大なといれが佇んでいる。
「便器があります。」
「おいおい、この便器でかいぞ。これじゃあ、公衆便所の中に入らないぞ。」
うながこういうと、といれがしゃべりだす。
「私の名はといれ魔王。お前たち、下痢を司るこの私に戦いを挑むと言うのか?
 この馬鹿者め」
この言葉を聞いたうなはすかさず言い返す。
「なんか便器のクセに喋っているぞ。黙らせようぜ。」
開始早々西瓜帽がゴーレムを召還する。
うなはおたけび、かるびは加護をすばやく全員に唱える。
「ほほう、なかなかやるな。だが、お前らもここまでだ・・・灼熱フレア!」
ゴーレムと加護では火属性の攻撃は防げないと読み、といれ魔王がそういうと、地面に大きな魔方陣が浮かび上がり、一気に周りの温度が上がり始めた!
「うわあっ、あちーーー!かるび、頼む!」
しかし、かるびもダメージを受けていて魔法が唱えられない。
ようやく攻撃が終わる。
「ま、纏水!」
水が三人の体にかかり、体を冷やす。
攻撃し、早くも優先的なといれ魔王は、こう言い放った。
「おいおい、弱すぎるぞ、出来るやつらかと思ったぜ。本気でかかって来い。」


「便器のクセに偉そうにしゃべるなっ!便器ならおとなしくウンコ流してろよ。」
「その便器に消されるお前は、さしずめウンコか小便というところか。」
「俺たちが便器に負けるか。見てろ、お前を超えてやるよ。」
といれ魔王を連続で斬り付け、一閃がといれ魔王を貫き、周りを風が舞う。
すいか組を白の風で癒し、といれ魔王に最後の一撃を加える。
「ほほう、なかなかやるな。じゃあこれは耐えられるかな?・・・メテオ!」
そう言うと、巨大な隕石が空から降り、すいか組に直撃しようとしている。
しかし、見事にかわした。
だが、衝撃波で動きが鈍り、その隙に毒の息が降りかかる。
そこで、かるびが素早く解毒を全員にかけた。
「お前らクズ人間とウサギごときが何故私に戦いを挑むのだ?」。
「私は焼肉の食材を探しているんです」。
「はあ?食材を探していて、何故私と戦うのだ?」。
「どこかに美味しい牛肉はありませんか?」。
「いいかげんにしろ!なにが牛肉だ!私を馬鹿にしてるのか!」
その瞬間、かるびを除くすいか組全員が止まり、といれ魔王も止まっている。
「チャンスです。この間に勇気の唄を・・・」。
唄が終わると、時は動き出した。
「もう飽きた。そろそろ本気を出させてもらうぞ。はあ?すいかが食べたい?それが何だというのだ?すいかが食べたい?そんなにすいかが食べたいのか?その想いが魔王であるこの私を超えるというのか?その想い、私にぶつけてみろ。」
便器から巨人が這い上がってきた。その体をバハムートのすいかが直撃し、あやうく致命傷となりかけた。
といれ魔王がケアルーガをかけ、何とか持ちこたえられた。
「ほほう、本気を出した様だな。」
(くっくっく、この隙に・・・)
乱8撃が出るが、ゴーレムと加護と勇気の唄でそれほどのダメージにはならなかった。
うなが乱4撃を出した。かなりのダメージを与えたようだが、いつの間に出したケアルーガでダメージは回復した。
「もう負けてはいられないぞ!」
といれ魔王がアルティマを出そうとした瞬間、うな玉拳が炸裂した。
といれ魔王の動きが鈍り、その隙にバハムートが発動し、大量のすいかが直撃した。
「ぎゃぁぁぁぁぁぁおおおおおおおお!!」。
悲鳴を上げると、そのまま動かなくなった。
「さあ、動かなくなったな。これを持ち帰ろうぜ。」
「ここに建てましょう。」
「なんで町の入り口に建てるかなぁ」
「おお、ここにも公衆便所が立ったのか。でもこれじゃ外から丸見えじゃな。そうじゃ、忘れとった。これをあげよう。それはこの先の世界の塔にいるかぎ魔王と戦うときに役に立つじゃろう」
「それじゃあ、世界の塔に行こうぜ!」。
しかし・・・・ (馬鹿共め、私が動かない振りをしてるというのに、全くきづかないとは。よし、早いとこ世界の塔の”あいつ”に連絡だ。)
 プルルル・・ガチャッ
(おお、元気だったか、といれ魔王。え?なに?すいか組がこちらに?わかった。)
 ガチャン
(くくく・・世界の塔で”あいつ”に勝てるかな・・・)



「第ニ話・かぎ魔王戦」

世界の塔、最上階にて〜
「私の四つ子の兄が!みんなお前らに消されてしまった!しかも!私の友人のといれ魔王まで!許さんっ!復讐してやる!」
「なんだよそれー!」
「光の鍵!とりゃー!」 空中から二つの鍵が降り、先端から無数の光の針がかるびの体を貫き、さらに光の針が体を貫く。
かるびは恩恵を使い、持ちこたえられた。
「乱8撃!私は・・・世界ランキング第ドカアーン位の・・・かぎ魔王だぁー!」 かぎ魔王が突進して斬りかかって来る。
すいか帽のゴーレムの発動が遅れ、かるびの加護で半減したが、といれ魔王のときとは比べ物にならない攻撃力だ。
主人公とうなは界王拳を使い、オーラが出てくる。
「雷斬破!」 空中から一本の雷の柱がかぎ魔王を直撃させる。
「乱4撃!」 うなが突進し、連続で斬りかかる。
「す、吸い尽くす!」 うなの体からたくさんの血の球が出て行き、かぎ魔王に当たる。
「やるな。だが兄を倒された恨み、そしてといれ魔王の恨み、ここで晴らしてやる!」。
巨大な鍵がすいか帽に当たり、鍵が一回転する。
続いてうなにも鍵を一回転させる。
「次はお前だ!」
かるびにもクローズを使い、板にされ
「ないんですね、これが」
「どっひゃー、な、何故効かない!」
何度もクローズをかけるが、かるびは板にはされなかった。
「私、施錠無効の指輪を装備してるんですよ。」
開錠を二人に使い、板から開放させる。
「助かったぜ、かるび!」
「さすがといれ魔王を倒したやつらだな。私はといれ魔王とは一味違うぞ。」
今度は空中から小さな鍵が下りてきた。光の鍵だ。
鍵の真下から無数の光の針がうなとかるびを貫いた。
先ほどと違い、二人に分散したため致命傷には至らなかった。
「どうだ!?」
「へへへっ、オレたちは耐聖の指輪をつけてるんだよ。」
「ほほう、そこまで考えていたのか。だがこちらだって、負けるわけにはいかないんだよ!」
またもや空中から小さな鍵が下りてきた。
こんどは、光の鍵はかるびに直撃した!
「ああっ!」
「このクソ魔王、よくもかるびを!」
「ふふふ・・・あの女がいなければ、私のクローズで二人ともロックできる。食らえ、クロー・・」
「うな玉拳!」「バハムート!」
「そんなのありかよー!う・・・うわああああああああ!」
こうして、かぎ魔王は倒された。
「今度はどこへ行く?」
「うーん、じゃ、”あそこ”へ行こう」

「第三話・うし魔王戦」

うし魔王の城ではー
うし魔王「はやく肉をもってこい!肉を!」
うし魔版「しかしですね、今、ちょうど肉が無くなってしまいまして・・・。」
うし魔王「俺はな!必ず食事はビールと焼肉と決めているんだ!ったく・・・。」
うし魔王「仕方ない、食事は我慢してそこらの弱っちい勇者でも狩ってくるか。
『空腹は最良のソース』と言うしな。」
そのころ、すいか組はそんなことも知らずにうし魔王の城へ向かっていたのであった・・・。

番外編

「第一話・鍵の兄戦その1」

過去キルフェボン、すいか畑にて〜

「おいおい、大きいぞ。無理じゃないか?」
「大丈夫。お前らならきっと勝てる。」
「俺はここから応援してるからな!がんばれーがんばれー」
「応援するだけかいっ!」
「援護もするって。それよりよそ見してんなよ。襲ってくるぞ。」
「キシャーー!」 開始早々リジェーネを使う鍵の兄。
その直後に、スパイラルクローを仕掛けてきた。
「風護の歌!」
とっさに出したかるびの風護の歌により、大したダメージではなくなった。
すいか帽は氷斬破を使い、鍵の兄の真ん中に氷柱が立ち、かなりのダメージを与えられた
だが、リジェーネと大吸血で回復してゆく。
そのとき、鍵の兄が巨大な鍵を持って襲い掛かってきた。
「避けろ!!」
タヒチの叫び声と同時に、うなの体に鍵が食い込み、鍵が一回転する。
次の瞬間、うなが板に閉じ込められてしまった。
「今のはクローズだ。開錠を使わない限り死ぬまでそのままなんだ。俺は開錠を持っているから今すぐ直してやるぜ!」
そう言うと、今度は空中から小さな鍵が降り、ゆっくりと板に吸い込まれてゆく。
「おー!元に戻ったぞ!よーし、反撃だ!」
うなが一直線に鍵の兄に向かって行き、大きくジャンプした。
今度も巨大な鍵をうなに当てようとするが、巧みによけられてしまった。 「それーーー!!」
剣が鍵の兄を貫き、致命傷を負わせた。
立て続けにすいか帽が氷斬破を鍵の兄に直撃させ、もうあと一撃で死にそうだ。
鍵の兄はリジェーネで回復しようとするが、
「残念でした。」
タヒチが後ろから回り込み、剣を貫かせた。
鍵の兄は奇声を上げ、体は消えていった。

「第二話・鍵の兄戦その2」

世界の塔にて〜

神父に回復と復活の呪文をもらい、いよいよこの階の大詰めだ。
入るとワープする鏡に出たりは入り、やっとここまで辿り着いた。
「よし。ちゃっちゃと終わすか。」
少し広い部屋に入っていくと、前に見た事があるような魔物を見つけた。
「前に見た事あるな。ま、どうでもいいや」。
戦闘が始まった。
うなが素早く縛り糸をかけ、鍵の兄の動きを鈍らせると、そこにメテオを叩き込む。
続いて西瓜太郎がそこに雷斬破を直撃させる。
そこに傭兵のロゼも加勢し、一撃を叩き込む。
「よし、楽々だな。」
うなが剣を振りかざした。
その瞬間、スパイラルクローがうなを直撃した。
うなはほぼ全弾を真正面から食らう。
すかざずかるびが恩恵を使う。
鍵の兄を見ると、さっきはひん死の重傷だったのに、今はなんともなさそうだった。
「リジェーネなんかじゃあれほど回復できないぞ」
もう一度目メテオを召還する。
隕石は鍵の兄の真上に当たった。
鍵の兄は重傷を負っていたが、白い光が包み込み、全快していた。
「あれは・・・リジェーネでも大吸血でもないぞ」
よく見ると、鍵の兄の後ろに何かがいた。
そいつが回復をしていたのだ。
「聖エレメか!」
うなが気づく。すかさず二体の聖エレメを攻撃しようとするが かわされてしまった。
「くくくく、そんなへなちょこ攻撃など当たらぬわ!」
「くそー、ただのオマケの癖に生意気なぁ〜」
その後、何度も攻撃するが、次々とかわされていく。
「どうすりゃいいんだ」 「むはは、その程度か」 聖エレメが回復しようとした瞬間、聖エレメの体に糸が巻きついた。
縛り糸だ。何がなんだか分からない聖エレメは混乱している。
「くらええええっ」
身動きが取れない聖エレメの体を、うなの剣が切り裂いた。
「ぐわあああああああっ」 「後は鍵の兄!お前だけだ!覚悟しろ!いっとくが、聖エレメ!これ以上回復するとメテオを食らわすぞ」
「ひいっ・・・」