短時間でぼーっとしているときにうったので、文章が荒れ気味&深く文献を読み込めていない部分が多いですが、その辺はご容赦ください(´・ω・`) とりあえず大まかなまとめです。
イントロには表とか使うといいかな?「英語教科書の歴史的研究」に載ってるやつとか。ただこれは使用率であって、内容には言及してないからどうかなぁ…? 時系列は「英語教育史資料3 英語教科書の変遷」(大村喜吉ほか 昭和55年発行)に基づいています。
主に外国の文献を利用。英国人や米国人が英語を勉強するためのものを仕入れて使用。(スキャナで画像出すかな?)ESL learnerとしての立場たる学生には合うかはわからん。 主に読本や文法書を使用。歴史の本なんかも。
ただ、読本の前にはスペリングブックを入門書として読んだ。スペルと発音の勉強(大村ほか 8)今のように複合されて学べる形では全くない。
初級終えたらもうパーレーの万国史を読む。(大村ほか 15) 中学校でよく使われたのはパーレーと並んでミッチェルの万国地理。(大村ほか 17) (事情は大村ほかの7ページを参照)
⇒先進的な学問の取入れを図ったものという目的も納得できる。読解中心か?
⇒全体的には会話文は少ない気がする。ていうかスキットなんかないよ。専門書ばっかだし。
⇒文法無統制。(小篠ほか 17)
ナショナルリーダー(大村ら 40)
慣用的。いきなりこれはちょっと…歴史書とかと比べるとだいぶ簡単ではあるけど。会話文も入っているし。ただ、スキットを意識してはいない。あくまでもリーダー。第三巻(中学三年用)になると挿絵が減って段々「読み物」的な性格が強くなる。 独案内という参考書が出ている。こちらは直訳・意訳とカタカナによる大体の発音がついている。 明治中期から大正末期まで広く使われた。
結論:
発音とかを意識はしていたんだろうけど、いかんせん読解に偏りすぎ。
検定教科書の時代
文部省正則英語読本(大村ら 85)外山正一
やっとこさスキットが入った。使われたかどうかはしらんが。
ただ、考察によれば、口頭教授法(oral method)の理想を具体化。このころからそういうのも考えられてきたのかな?
文章の後、先生と生徒の文章に関する質疑応答という形で作られている。わりとハイレベル?
斎藤秀三郎
英学者。 会話⇒文法⇒練習問題の流れを意識。
わりと今の形に近い。現在の複合教科書にも近いといえる。しかも内容が初歩的。尋常中学校とそれに順ずる学年用。”English Conversation-Grammar” ”English Language Primer”を例に出すかね。かなり初歩的。番号が学年にそっている。改定してバージョンアップされたやつがどんどん出てきてる。 とりあえずスキャンした画像を出せば納得してくれるかなぁ(´・ω・`) ちなみに分量は膨大。形式的には今のに近いからいいんじゃない?とちゅうから今のみたいに日本語も併用されている。文法はがっつりしている。基本的に単文主体で、長文は載っていないようだ。
熊本謙二郎(105)
長文と練習問題。見やすくなっている。らしい。(106) これも複合的な教科書である。文法もリーディングもカバー。
神田乃武(113〜)
文法書。文章と表を使って工夫している。かなり普通。今風。構造的に詳しく調べたらきりがないが。 翻訳方法の本も出している。(123)
塩谷栄(130)
複合。総合的。筆記体が入った。単文、スキット、読み物をカバー。文法もかみ合わせでつけてる。
文法統制がこの辺から始まる。(小篠ほか 18)
結論:
日本人が編纂に携わり始めたおかげか、今の形にかなり近くはなっている。ただ、今のように一つを使って複合的にできるかはいまだ疑わしい。
考察: 進学が問題となって読解を主とした教科書が多いとのこと(143) そして明治の名著が使われていたから変化は特にないとのこと。
増田藤之助
意訳の考え(154) 文が分けられてる。なんか微妙。
神田:
音声重視。発音記号が今の形。理論と実践はかけ離れていたらしい(144)。なんか怪しい。
結論: 大村らの意見のとおり、明治からさして変わっていない。
昭和戦前:
飯島東太郎
学生にも教師用にも良心的。至れり尽くせり。あまりに濃密過ぎてまだ読みきってない。さらには受験対策まで。漸進的。すべてカバーしようとした努力がある。
パーマー
大正から働いていたが、教科書が検定教科書として出たのは昭和。音声重視。ただ、明治初期の教科書にも近い。音声からリーディングに入るのが基本的な構造。単語のまとめも一応ある。日本語は含まれてない。
結論:
今の形に近くなってきている。
昭和戦時中:
国定教科書になる。軍国主義的に。わりと今に近い。Oral method重視。 最初にヒアリング。次に話す。それからようやく読み物がでる。で、エクササイズ。文法書的な性格は持っていない。
結論:
さらに今の形に近い。
昭和戦後:
文部省の編集。米国の教育使節団による民主化の影響か、総合的な英語を目指した。読み物だけではない。段階的でもある。文章の後に質疑応答がある。手紙の書き方も登場(221)
結論:
今の形に相当近い。
Moore “STANDARD ENGLISH 1” (昭和30)
短文の反復がやたら多い。形としては今のとそこまで変化はない。会話のエクササイズ的な基本的なやり取りもある。段階的。複合的。文法やら単語やら英訳やらカバー。道案内や手紙などもあるゆえ、実践的な使用が意識されている。でも初級の部分は文は不自然で、読み物としては微妙。後からよくなってくる。イントロとしては…まぁよし。巻末に単語もカバーされている。
秀文出版 “Total English” (昭和57年)
たぶん教科書の正確だけど、文法の進度を意識して作られてる。上の教科書くらい複合的で大きな変化はないかと。なぜか英語劇で「夕鶴」が出てる。英訳がひどいが、スキットを意識している点ではいいのかも。文法やら単語やらのまとめが巻末にある。
三省堂 “New Crown English Series 2” (平成17年)
写真多い。そこから入ってくる情報も併用してるんだと思う。積極的にlistenやらtalkやらwriteなど、専門的セクションを設けている。より意識はされてるかもしれないが、そこまで変わっているかというと微妙。ただ、ここまでくると、文章の部分が表現重視になってきてるかも。文法は申し訳程度。文法書を補助的に使っているのもうなづける。ただ、過去のものを読んでまとめてとやっていたあとにこれを読むと、ものすごく薄っぺらく感じる。トータルのように文法と語句のまとめがある。より親切。
あと、平成一ケタ台の教科書が図書館に見つからないから実証はできないけど、自分が中学時代に使ってたNEW HORIZONは上のNEW CROWN とさしてかわっていない気がする。
変化を大まかに分けるとしたら、
1. 明治初期
2. 明治中期〜昭和初期
3. 昭和後期
4. 平成
が妥当かと。大まかに4つの流れを言うほうが、多分ゆとり以前とゆとり以降に絞るよりも説得的じゃないかと。たぶん。きっと。 ゆとり以前とゆとり以降では、文法や語録は大きく変わったとはいえ、大まかに見た4技能を考える上でのコンテンツはさして変わってはいない気がする。とはいえ、昭和以前は好きで調べた感じもあるんで、必要ないと思ったら言ってくださいな(´・ω・`) でも、できたら4つの区分に分けて大まかにやったほうがいいような気がする。ゆとり以前とゆとり以降だとやっぱり変化がそこまでないと思う。 4つでやる場合、見てのとおり内容が膨大なので、例示する教科書をひとつくらいに絞って説明します。それに加えて概論って感じで。
Posted by まぎぃ
#1. 〜Meiji30
#2 & #3. (Combined)
#4. After WW2
#5. (Future) (30sec?)
決まってないぜ!!!!111
WORKS CITED Ohmura, Kuyoshi, Kenkichi Takanashi ,Deki Shigekuni “EIgo Kyokashono Hensen” [The changes in Textbooks of English]. Eigo Kyoikushi Shiryo [The History of English Education Vol.3]. Tokyo: Tokyo Horei Shuppan Kabushikigaisha, 1980
Takahashi, Sadao et al. “New Crown English Series New Edition Vol.2. Tokyo: Kabushikigaisha Sanseido, 2006
Takanashi, Kenichi , Deki Shigekuni “Eigo Kyokashono Rekishito Kaidai [The History of English Textbooks and Analysis]. Eigo Kyokasho Meichosenshu Bekkan [Masterpieces of English Textbooks Vol.]. Tokyo: Ohzorasha, 1993
あとちょっと手加えてWorks Citedは終了
BBS
Outline?
References
原稿