ハム用SSB受信機として使ってみる


SSB受信編

アマチュア無線用にガチで使ってみると、R-5000はどんな感触だろうか?

いろいろ試してみたい。

こちらはSSB編。

実戦(1) 3.5MHzの国内ラグチューをワッチ

晩に強力なkW局が居並ぶ夜の3.5MHz帯を聞いてみた。アンテナは20mhの短縮ダイポール。

気づいたことは以下。

  • R-5000、完全にオーバーゲイン。各局信号強度強すぎる。常時ATT-20dB必須。
  • 受信音が非常にいい。変調の良し悪しがよくわかる。HiFi? SSBやマイクにこっている局がQSO中に何かをいじった際、音の変化が聞き取れる。
  • パタパタノイズがちょうど発生していたが、NB1を強く掛けるとかなり改善することがあった。
  • 3.5MHzは紳士協定で3kHzステップのチャンネル化している(3538, 3541, 3544,... kHz)ので、SSBワイドでQRMなく受信できる。メモリーチャンネルが100chもあるので、3kHzステップで周波数をメモリーしておけば、便利な狸ワッチ用ラジオだ。

実戦(2) 7MHzの国内ラグチューをワッチ

午前中、強力局も含めてひしめき合う7MHz帯(国内コンディションまずまずのある日の午前)を聞いてみた。アンテナは、タワー上の八木と、上記3.5用の短縮ダイポール。

気づいたことは以下。

  • Sメーターは相変わらず元気。(非同調状態の)80mダイポールで聞くとATTなしでもまずまずの信号強度だが、同調した八木をつなぐと、ほとんどの局がS9+10〜20dB。強力局だと簡単にSメーターが振り切れる。
    • つまりは、同調していないようなSWL用のかんたんアンテナをつないでも良好に受信できる感度で設計されているのだろう。
    • フルサイズダイポール以上のアンテナをつなぐ場合は、ATT -10dBは常時入れっぱなしでいい(必要に応じ-20 or -30dB)。
  • 混雑した7MHzの下半分では、SSBナローフィルター(YK-88SN)がとても有効。
  • 今時ほとんどの局は1kHzないしは500Hzステップきっかりの周波数に出てくるため、「STEP」を押し10Hz→100Hzステップにすると快適なチューニング。VFOノブとは別に、粗動ダイアルがあるとなお便利なんですけどね。

番外編 7195kHz AMの受信。

AM専用周波数として日本国内で認知されている7.195MHz を受信する。

  • AMフィルターで同周波数を聞いていると、非常に快適。ちょうどよい帯域のようで、変調の綺麗さ・深浅がよくわかる。
  • AMでも感度は十分。ATTを-10dB程度入れておくとちょうどよい。
  • アマチュア局の場合、A3Eの占有周波数帯幅は6kHzなのである。YK-88A-1の帯域幅はラジオ放送聴取には少し狭いと思われるかもしれないが、アマチュア用にはぴったりである。