帝国 | 絶対君主制 | 皇帝 | ヤクーツク | 正式国名はラテン語で扉を意味する「フォリス」。第三次世界大戦中、日本からの移民を中心に集まり、ロシアの崩壊により独立した。初代皇帝は六雄三姫が一人、朝霧司(初代)。その後、世界中から多くの移民を受け入れた。その財力と技術力を基盤に国としての体制を整え、同時に戦騎を世界で初めて実用化した。第四次世界大戦においては西の旧ロシア地域、日本を含む南のアジア各国を撃破して勢力を拡大した。 | 朝霧家が代々皇帝として君臨し、その際は創始者にならって「朝霧司」と改名する。が、川早家が枢機卿として皇帝以上の権限を持ち、実効支配している。他国への侵攻に積極的で、イチにより遂に全世界統一を成し遂げる。 |
日本? | 立憲君主制 | 天皇 | 京都 | 第三次世界大戦の開戦の火蓋となった北朝鮮からの核ミサイル攻撃によって主要都市は焦土と化し、さらには多くの人材の海外流出を招いた。核攻撃の影響で、京都に遷都した。天皇制は維持されている。戦争後期、六雄三姫の最後の一人、黒沢雅が女性首相に就任すると、辣腕を発揮し、祖国の防衛のみならず、焦土と化した朝鮮半島を越えて中国や旧ロシアまで派兵するまでに至った。しかしその後、皮肉にも同胞を多く抱えるフォリス帝国の攻勢にあい、遂には傘下に置かれた。 | 物語序盤と統一戦役、フォリス帝国との独立戦争に二度敗れ、完全に統治下に置かれるが、天帝の乱に乗じて自治権の復活を果たす。なお台湾を完全に併合している。総人口は作中最初期で4千万人程度。 |
EAU | 連邦共和制 | 議長 | ベルリン | 正式名称は「欧州ならびに北アフリカ連邦」。第三次世界大戦にて欧州連合が北アフリカに進出、吸収し領土を拡張させた。六雄三姫の一人で魔王と呼ばれた男クロード・ヴィダルが建国し、同じく六雄三姫に数えられるセシル・マクスウェルが基盤をより強固なものとした。 | 欧州と北アフリカを領土に持つ最も広大かつ安定した国家。だがイチがフォリス帝国の実権を握ると国内の混乱もあり抵抗できず、武力により制圧された。 |
王国 | 絶対君主制 | 国王 | スラヴァ | 国家の正式名称はロストフ王国。第三次世界大戦の最中、ロシア崩壊の際に六雄三姫でも最強の武人と謳われた男、イリヤ・アンドレエフにより旧ロシア南西部に建国される。 | 小国であり、フォリス帝国とEAUの間に位置する地理的不利から、何度も他国の侵略にあい、興亡を繰り返した。作中でもそれは続くが、天帝の乱の後、ルスラン・アンドレエフを国王として再出発を果たす。 |
スイス | 絶対君主制 | 神王 | ベルン | 第三次世界大戦も永世中立国として乗り越えようとするが苦戦する。しかし、六雄三姫の一人、ヴィルヘルム・テル(オリジナル)の起こした奇跡的な力によって事なきを得て、テルを崇拝する宗教的国家へと変貌を遂げる。 | オリジナルのクローンであるヴィルヘルム・テルを現人神と奉る宗教国家。EAUに周囲を完全に囲まれていながら、何とか独立を維持してきたが、一夜革命後の混乱に乗じて、EAUによって滅ぼされた。天帝の乱の後、解放運動の機運に乗って再興を遂げた。 |
アメリカ合衆国 | 連邦共和制 | 大統領 | ロサンゼルス | 第三次世界大戦では他国から集中的な攻撃を浴びて致命的な打撃を受け、国際的な影響力を大きく失う。この関係でワシントンDCからロサンゼルスに遷都している。しかしその後、新しく大統領となった六雄三姫が一人、セリア・ノーランドの手腕により威信を回復。カナダ、メキシコおよびカリブ海諸国の併合を成し遂げる。総人口は約2億。 | ユーラシア大陸の抗争には関与せずにいたが、EAUが崩壊したことで統一戦役に巻き込まれ、滅ぼされた。天帝の乱後、独立を得る。 |
南アメリカ大公国 | 立憲君主制 | 大公 | ブラジリア | 第三次世界大戦の末に世界的な統一気運に乗ってブラジルを母体として建国される。初代大公は六雄三姫の一人、ソフィア・ラッテス。当初は運営に綻びも見せたが、第三次世界大戦の主戦場にならなかったことで時間を確保し、次第に地盤を固めていった。 | 南アメリカを統治する比較的平和な国家。しかしイチの世界制圧の前に倒れ、傘下に屈した。イチの偽装死直後にいち早くフォリス帝国からの独立を表明し、復興した。 |
オーストラリア | 連邦立憲共和制 | 総督 | キャンベラ | 第三次世界大戦には参戦しなかった数少ない国家で、英王家の凋落を機に、英連邦王国から独立した。しかしその縁でEAU?とは比較的友好な関係にある。 | ユーラシア大陸等の戦争から離れ、独自の文化を築いた。最後まで独立を保つが、統一戦役の太平洋戦線によってイチ率いるフォリス帝国軍と戦わずを得ず、全面的に敗北して降伏した。天帝の乱後は自治を回復した。 |
中国 | 共和制 | 書記長 | 長沙 | 第三次世界大戦では各国の集中砲火を浴び、清王朝末期のように列強に領土を蝕まれることになった。特に北京以北はフォリス帝国に乗っ取られ、南西部はインドに浸食された。 | フォリス帝国と日本、インドという3方向の脅威にさらされ、疲弊した国家。日本が独立戦争に敗れてからは、フォリス帝国の庇護下にある。強い軍事力を持たず、独立を果たしたのは天帝の乱の終息以降である。 |
インド | 立憲君主制 | 首相 | デリー | 第三次世界大戦でフォリス帝国と手を結び、大きく躍進を遂げる。六雄三姫の一人、シュリニヴァーサ・ラマヌジャンの指導の元、英連邦王国から独立し、完全なる独立国家となった。 | イチの征西と時を同じくして、レオナルド率いる銀十字騎士団の侵攻を受け、フォリス帝国に下った。インドもまた、天帝の乱後に独立国として再起した。 |
南アフリカ | ---- | ---- | ---- | 21世紀中盤以降の統一運動からは漏れ落ち、それ以前から変わらず複数の小規模国家群が独立した形で存在している。 | 長くEAU?の侵攻に抵抗してきたが、イチが実権を掌握した後のフォリス帝国の威光の前に屈し、次々と併合されていった。 |