山岳移動ランキング


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山岳移動ランキング

通称「山ラン」。一言で言えば、"山頂でアマチュア無線を行う遊び"である。細かく言うと、2万5千分の一地形図、5万分の一地形図、20万分の一地勢図に"山頂名"が記載された山、「日本の山岳標高1003山」に記載された山、コンサイス山名事典(三省堂より出版されたが廃刊)、日本山名事典(三省堂より2004年4月下旬に出版)に記載された山のうち、アマチュア無線で交信が成立した山の数等を競う遊びである。会員は交信できた山のデータ(山名、標高、記載地形図名、登山年月日、山の属する市郡、交信相手のデータ等)を事務局に送り、事務局は2ヶ月に1回データの集計を行って会報を作成し、会員に送る。よって会報は年6回の発行となる。会報の作成、発送があり、お金がかかるので会費を徴収している(¥2000/年)。

ランキング内容(代表的なもの)

申請されたデータは以下のような部門に集計される。しかし、申請者は登った山のデータを送るだけでOKで、事務局のコンピュータが勝手に各部門の得点を計算する。

・A級−申請があった山の総数。2004年現在でトップは2000山強である。
・B級−2000m以上の山の数。山ラン有効の山では800強あり、2004年現在でトップは550山前後である。
・C級−1000m以上2000m未満の山の数
・D級−1000m未満の山の数
・D級パート2−100m未満の山の数
・E級−申請があった山が属する市郡の総数
・F級−市の総数
・G級−郡の総数
・山嵐−申請があった山の合計標高
・都道府県−申請があった山が属する都道府県の総数。トップは全都道府県制覇
・ワンデイ−1日で登った山の数、合計標高。トップは1日30山! 合計標高では乗鞍岳14峰が最高記録
・交信相手−交信相手として申請された局の交信回数(被申請回数)の総数

この中で交信相手部門のみちょっと変わっている。これは山頂で交信した相手なので山ラン会員以外が大半であるので、ランキングの中で唯一会員以外が登場する。被申請回数20回毎に表彰状が発行され、会報と共に対象者に無料で郵送される。突然変な物が郵送されたと驚かれる方もいると思われるが、山ランとしては感謝の印として送っている。なにせ交信できないと山に登ってもポイントにならないため、交信相手がいるということは山ランでは山に登ることと同等の意味を持っている。なかなか相手が見つからなくて困っているときに呼んでもらったときのうれしさといったら・・・・。ランキング上位の局は1度くらいは聞いたことがあるのではないだろうか。

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