gentoo-inst


Install-HOWTO

  • インストールをはじめましょう
基礎的な説明は省いていますので、本家も参照してください

はじめに

  • 初心者向きになるべくしてみました

CDイメージを取得する

イメージは日本のミラーサイトから。

雑誌付録CDなど利用の人はBIOSいじってCDbootしましょう

CDbootしてから

  • ほとんどの環境で以下のようにbootしてkeymapはjaを選択します
1024 dokeymap
  • ご自分の環境に合わせて1024は変えてください

ネットワーク設定をします

コンソールが出ている状態でネットワークの設定をしておく。

#lspci
  • でnicの情報を取得できたら、# modprobe hoge で読み込み。
  • 固定IPでの運用であれば
#net-setup eth0
  • でよいでしょう
  • もしもpppoeを利用しなければならない場合はrp-pppoeを利用すること

パーティション

fdiskを利用してまずパーティションを切る

# fdisk /dev/hda

コマンドについて

aブート可のフラグをトグル
bbsdのディスクレーベルを編集
cDOSコンパチビリティーをトグル
d区画を削除
lパーティションタイプを一覧
mこのメニューを表示
n新しい区画を作成
oDOS区画テーブルを新規に作成
p区画テーブルの表示
q変更を破棄して終了
sSunディクスレーベルを新規に作成
t区画のシステムIDを変更
u表示と入力の単位を変更
v区画テーブルの確認
wテーブルを書き込んで終了
x上級者用コマンド

基本的に他のLinuxをインストールするときと変わりはない。ブートパーティションとスワップ、それからルートパーティションをいくつかといった感じになる。それから、GentooLinux?ではいくつかのファイルシステムを選択できる。ext2,ext3,ReiserFS,XFSといった感じ。詳しい説明はオフィシャル参考してください。

私はよいジャーナリング機能を持つext3を使用しました。

最後に初期化を行います。mke2fs(ext2),mke2fs -j(ext3),mkreiserfs(ReiserFS)mkfs.xfs(XFS),mkswap(swap)を使う。

# mke2fs -j /dev/hda1
# mkswap /dev/hda2
# mke2fs -j /dev/hda3 

インストール

swapを起動

# swapon /dev/hda2

そして、インストールとなる。まず、HDDのマウントからする。

# mount /dev/hda3 /mnt/gentoo
# mkdir /mnt/gentoo/boot
# mount /dev/hda1 /mnt/gentoo/boot

インストールはtarで展開することで行われる。

# cd /mnt/gentoo
# tar -xvjpf /mnt/cdrom/stages/stage3-*.tar.bz2
# tar -xvjf /mnt/cdrom/snapshots/portage-yyyymmdd.tar.bz2 -C /mnt/gentoo/usr
# cp -R /mnt/cdrom/distfiles /mnt/gentoo/usr/portage/distfiles

次にchrootを利用してGentooLinux?の中に入る。

# mount -t proc proc /mnt/gentoo/proc
# cp /etc/resolv.conf /mnt/gentoo/etc/resolv.conf
# chroot /mnt/gentoo /bin/bash(cshellな人はcshでもどうぞ
# env-update
Regenerating /etc/ld.so.cache...
# source /etc/profile

Portageツリーの取得

snapshotを取ってきた人は飛ばすこと CDから取得しているので多分しなくともかまわないと思うが、念のため、最新のツリーを取得しておいた。

  • make.confに以下を追加してからにするべし
SYNC="rsync://rsync.jp.gentoo.org/gentoo-portage"
  • でrsyncで同期
#emerge sync

設定

タイムゾーン

タイムゾーンの指定はリンクをはること

# ln -sf /usr/share/zoneinfo/Japan /etc/localtime

rootのパスワード

# passwd

ユーザの追加

# useradd your_user -m -G users,wheel -s /bin/bash
# passwd your_user
  • bsdライクにwheelでないとsuできなくなります

キーボードの指定

日本語キーボードならrc.confのKEYMAPの値を変更する。 nanoについては本家参考、emacsユーザは慣れるでしょう

#nano -w /etc/rc.conf
KEYMAP="jp106"

(ついでにここで、CLOCK="local"に変更して)

  • Ipv6で遊びたい人は(ここはどうでもよい)
# Most users want this:
#PROTOCOLS="1 2"
#For IPv6 support:
PROTOCOLS="1 2 10"

ホスト名とドメイン名の指定

# echo mymachine > /etc/hostname

# echo mydomain.com > /etc/dnsdomainname
  • NISclientになるなら
# echo your_domainname /etc/nisdomainname
# nano -w /etc/hosts←最終行にホスト名追加

カーネルのインストール

次にカーネルのインストールの準備

  • 詳しくはここ
  • 今回は基本的なgentoo-sourcesを使用します
# emerge -k sys-kernel/gentoo-sources

そして、肝心のカーネルのインストールになる。

カンタンなのはgenkernelを使ってカーネルを構築する方法です

genkernelはLiveCDのカーネルとほぼ同じようにカーネルを設定して構築します。

つまり、genkernelを使ってカーネルを構築すると、ブート時にはLiveCDと同じハードウェアを検出してくれます。 genkernelは全自動なので、カーネルの設定に不慣れな人などにとって、最もよい解決法となるでしょう。

では、genkernelの使いかたを説明しましょう。まずは、genkernelをemergeします。

Code listing 15.2: genkernelをemergeする

# emerge -k genkernel

では、genkernelと入力して、カーネルの構築を始めてください。

# genkernel

Note: 上級者向け: genkernel --config と入力すると、 カーネルの構築を始める前にデフォルトの設定をいじることができます。

  • とgenkernelの導入でちょこっと敷居が低くなりましたね

make menuconfig

  • make menuconfigでいつもどうりがんばってみる人は以下を
# cd /usr/src/linux
# make menuconfig
# make dep && make clean bzImage modules modules_install
# cp /usr/src/linux/arch/i386/boot/bzImage /boot

いろいろ設定があるので、ここはインストールガイドを見ながら進めた方が賢明だと思われる。


システムロガーのinstall

次にシステムロガーの選択になる。GentooLinux?では4つ選択肢がある。sysklogd、msyslog、syslog-ng、metalogのうちいずれか。ここではmetalogにします。

# emerge -k app-admin/metalog
# rc-update add metalog default

resiserfsとかをファイルシステムにした人は以下も入れるとよい

# emerge sys-apps/reiserfsprogs?

次にcronの選択をする。これも三つの中から選択することができる。dcron、fcron、vcron。ここでもインストールガイドが薦めているvcronを試すことにする。

# emerge -k sys-apps/vcron
# rc-update add vcron default

/etc/fstabの書き換え

  • 起動時にマウントさせるように
# nano -w /etc/fstab
/dev/hda1          /boot       ext3     noauto,noatime 1 2
/dev/hda2          none        swap     sw             0 0
/dev/hda3          /           ext3     noatime        0 1
/dev/cdroms/cdrom0 /mnt/cdrom  iso9660  noauto,ro      0 0
/dev/floppy/0      /mnt/floppy auto     noauto,rw,user 0 0
proc               /proc       proc     defaults       0 0
  • reiserfsを指定した人は -o オプションが必要になります
  • ここでmoautoが/bootに指定してあるのは壊さない為である
  • したがって起動時mountしたければ、noautoを書かない

ネットワークの設定

起動時のネットワーク設定を行っておく。 書いている事自体は難しくないんで、適当に書いておくこと。

# nano -w /etc/conf.d/net
# rc-update add net.eth0 default

(ついでに書いておく。DNSサーバの変更についてはresolv.confに書き込む事。)

  • っとあとnicをmodprobeしたした人はgentooでは
#nano -w /etc/modules.autoload
  • 最後にeepro100とか3comなら3comと書きましょう

ブートローダを組み込む

  • さいきんではすっかりgrubに移行しつつあるのでgrubで説明します
# emerge -k grub
# grub

ここからgrubの設定になる。ここではhda1がブートパーティションとなる設定の書き方になる。他のパーティションで行いたい場合にはインストールガイドに記述されているのでそちらを参考にしてもらいたい。

  • FDがない人はエラーになるがそれはTipsを見てください
grub> root (hd0,0)
grub> setup (hd0)
grub> quit

その後、grubの設定ファイルを作成する。

# cp /boot/grub/grub.conf.sample /boot/grub/grub.conf
# nano -w /boot/grub/grub.conf

自分でkernelつくった人

  • 記述例
default 0
timeout 30
splashimage=(hd0,0)/boot/grub/splash.xpm.gz
title=My example Gentoo Linux
root (hd0,0) 
kernel (hd0,0)/boot/bzImage root=/dev/hda3

genkernelを使った場合の例はこちら

default 0
timeout 30
splashimage=(hd0,0)/boot/grub/splash.xpm.gz
title=My example Gentoo Linux (genkernel)
root (hd0,0)
kernel (hd0,0)/boot/kernel-your root=/dev/hda3
initrd (hd0,0)/boot/initrd-your
  • /boot/kernel-yourは/boot以下をlsしてみて、できてるkernelをloadしてあげるようにすること
  • 例では/boot/kernel-2.4.20-gentoo-r8とかね
# ln -s /boot/grub/grub.conf /boot/grub/menu.lst

起動しましょう

# etc-update
# exit 
# cd / 
# umount /mnt/gentoo/boot
# umount /mnt/gentoo/proc
# umount /mnt/gentoo
# reboot

パニック起こして失敗したら、もっかいCD入れてchrootして直しましょう.

参考

*Menu

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