記述の集積 / 北方帝国に関する記述


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hatena:パトゥーサ

概要

正式な名称は「北方諸侯による連合帝国」。ジャッフハリム時代より二千年近い年月にわたって続いた歴史ある国家。第8代皇帝パトゥーサのハルバンデフとの抗争により領土の大半を奪われ一時滅亡の危機に陥るも持ち直す。またその後隣国であるリクシャマー帝国?の侵攻を受けその支配を受けた時代があったが、僅か10年で貴族達と国民達が連合して反乱を起こして駐留軍を追い出し、共和制にするという選択肢があったに関わらず、処刑された10代皇帝の忘れ形見を探し出して帝位に就かせている(第2次建国戦争)。

地政学的には、鉱物資源が豊富で、商業も活発なため、西方諸国の商人との交易が盛んであり、この国にあるマグドール商会の支店は、商会内でも2番目の規模を持っている。

■ 歴代の皇帝
第8代 パトゥーサ
第22代 エーゼンティウス

by ゆらぎの神話 ポータル

北方帝国の神・魔路神群

174 名前:言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/06/15(木) 13:26:04

【フォドニル】 北方帝国で崇拝される【魔路神群】の主神。【魔路】は呼んで字の如く「魔力の道」を意味する。
【魔路】は「魔力の川」「魔力の血管」でもあり、神話によればフォドニルは
魔路を魔法の小舟でさかのぼり、激流をも乗り越えて【魔路の水源】に至り根源の知恵を得たという。

by 汎用記述スレッド 174

北方帝国の皇帝

第8代 パトゥーサ

草原でハルバンデフが暴れていたころ、戦上手で有名だった北方帝国の皇帝。

by ゆらぎの神話 ポータル

38 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/06/28(水) 01:36:30

【パトゥーサ】 北方帝国の8代皇帝にして帝国史上唯一の独裁者
子沢山で知られた7第皇帝の13子(19子という説もある)で、幼い頃は周りの人間で彼が皇帝になると思った人間は誰もいなかったという。
そのため、15の時から25になるまで国を出て放浪生活を送っていた時も特に本国から彼を呼び戻そうとする人間はいなかった。
この放浪時代にかれは各地の傭兵団や軍閥の臨時募兵団に加わって戦場生活を送っていたらしく、この時代の戦場の伝説や噂話には彼を指すのではないかと思われる話が幾つか見受けられる。

彼が25歳になった時に7第皇帝が後継者を指名しないまま崩御し、北方帝国では後継者争いの内紛が発生した。
その内紛の最中国に戻った彼は、央機卿でもない弱小貴族を唆してこの後継者争いに加わり、奇襲や伏兵を多用した巧みな用兵によりライバルである他の後継者達を次々に倒して遂には皇帝の座を手に入れる。
しかし、武力による即位という、帝国の政治体制を揺るがしかねない事態に危惧を覚えた央機卿達は彼と対立し、遂に刺客による暗殺(彼の寵妃が暗殺者であった)という暴挙に出てしまう(【3月事件】もしくは【後宮の悲劇】)。
この事件の後、彼は央機卿制度の廃止と、彼と彼の任命した官僚による親政を発表し、央機卿達がこれに反発して武力蜂起を起こすよりも早く、以前より増強していた近衛兵団を各地に派遣して央機卿の一族を拘束し、彼らより領地を取り上げて代わりに代官を派遣してこれを治めさせた。
そのため、皇帝の権力は強大になったが、そもそも北方帝国自体が王による強権国家の植民地に対する圧政に反発して成立した国家だったので、各地の貴族・軍閥達や国民達はこれに大きく不満を抱いた。
この不満を逸らすために、今まで対立していた西方六カ国との友好樹立や産業の育成、貧民の救済等に力を入れたがいずれも上手くいかず、最後は起死回生を狙った草の民への征伐戦争(【ハルバンデフ戦争】あるいは【皇帝パトゥーサの遠征】)を起こすがこれに失敗し、国は崩壊状態に陥り、彼自身もこの時の傷が原因で他界する。
彼の内政の失敗は、その後北方帝国に長く尾を引くこととなり、草の民の王ハルバンデフにより国土の大半が奪われるのはその数年後、隣国リクシャマー帝国により国そのものが奪われるのはその30年後のそれぞれ出来事である。

by 歴史

第22代 エーゼンティウス


地域

北方氷土

37 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/06/28(水) 00:35:04

【北方氷土】
北方帝国のある地域にかつて存在した大氷土地帯。
氷に閉ざされ、人はおろか獣ですら住めぬ土地であったため、どの国も領土としたがらなかった。
しかし、ある年に幾つかの火山の爆発と隕石の落下があり、結果地表温度が上がって氷が解け、肥沃な大地が姿を現した。
火山の粉塵や、隕石落下によって空に舞い上げられた塵による日照時間の低下を原因とした大不作による収入減という背景もあり、各国はこの新たな肥沃な大地に競って開拓民を送り込んだという。

by 天文・地理・環境33

北辺帝国との混同

33 名前: 言理の妖精語りて曰く、 投稿日: 2006/06/24(土) 01:02:02

歴史または地理の授業中に注意すべき点として、「北方帝国」と「北辺帝国」の混同があげられる。
経験上、児童の半数はこの二つの帝国を混同するが
・北方帝国→大陸東岸、比較的長く続く
・北辺帝国→大陸西岸、すぐに分裂
と整理してやると理解できるようだ。
ただし北守将軍ソンバーユーについては「二代祖国の分裂を決定付けた張本人」と「自分で辺境を切り開いた英雄」の二つの見方があるので、教える際には注意されたい。

by 天文・地理・環境33