ピアノの前に行きましょう。まずは鍵盤を見てください。白と黒の鍵盤が並んでいます。白い鍵盤を白鍵、黒い鍵盤を黒鍵と言います。
色々なところの鍵盤を押してみましょう。左側の鍵盤を押すと低い音、右側だと高い音が鳴ります。
鍵盤の真ん中あたり、メーカーのロゴがはいっているあたりの
│ ■ ■ │ ■ ■ ■ │ ■ │ ■ ■ │ ■ ■ ■ │ ■ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ド│レ│ミ│ファ│ソ│ラ│シ│ド│ └─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ ↑
ここが中央のドの鍵盤です。
だいたい右手と左手はここを境に弾く場所が区切られます(あくまで目安。そうじゃない曲も沢山ある)。
│ ■ ■ │ ■ ■ ■ │ ■ │ ■ ■ │ ■ ■ ■ │ ■ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ド│レ│ミ│ファ│ソ│ラ│シ│ド│ └─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ ↑ ↑ ↑
どちらかの手で、親指・中指・小指を使って、矢印の部分の鍵盤を同時に押してみましょう(音の高さはどこでもいい)。明るい響きが聞こえましたか?これがドミソの和音です。
手の形を保ったまま、(黒鍵も含め)手を色々な所に動かしてみると、他の明るい和音や、悲しい響きの和音が聞こえてきます(この段階では濁った和音が出ても(゚ε゚)キニシナイ!!)。
次のステップに進みます。私たちが普段耳にする音楽のほとんどが、「全音階」という音の並びを元に作られています。理屈はさておき、まずは手指と耳で体感してみましょう。
│ ■ ■ │ ■ ■ ■ │ ■ │ ■ ■ │ ■ ■ ■ │ ■ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ド│レ│ミ│ファ│ソ│ラ│シ│ド│ └─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ ド→ → → → → → →ド
上図のように白鍵だけど左から1音ずつ順番に弾いてみましょう。これが、全音階の一つ、ハ長調(Cメジャー)の音階です。
「ド」から始まる長音階なのでこの音階から作られる調をハ長調と呼びます。
見ての通り黒鍵を1つも使わないので、運指・楽譜の双方ともわかり易いため、初心者向けの曲には良く登場します。
全音階には長音階と短音階の2種類があります。長音階は明るい雰囲気、短音階は哀しげな雰囲気を持っています。短音階も弾いてみましょう。
■ ■ │ ■ ■ │ ■ ■ ■ │ ■ ■ │ ■ ■ │ ■ ■ ■ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ │ラ│シ│ド│レ│ミ│ファ│ソ│ラ│シ│ ┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┴─┘ ラ→ → → → → → →ラ
これがイ短調(Aマイナー)です。
イ短調の音階も黒鍵を1つも使わないので、運指・楽譜の双方ともわかり易く、初心者向けの曲には良く登場します。
AmとCしか(ry さんのハンドルネームはこれが由来だという訳ですね(ここで大文字のみの音名は長調(メジャー)、mは短調(マイナー)を意味します)。
※ここで念のため言っておくと、黒鍵がある曲だからといって必ずしも難しくなりません。手指の長さはそれぞれ違うので、白鍵と黒鍵の高さの差が手指に丁度良い場合も沢山あります。本当は1オクターヴの中のどの12の音も平等に扱われるはずなのですが、弾きやすさなどを色々考えた結果、1オクターヴに白鍵7つに黒鍵5つの今の配置になりました。皆さんには是非白鍵とか黒鍵に妙な差を感じないで欲しいと思います。
さて、ここで演奏技術のレベルアップのためにもう一つ練習をしましょう。ピアノは指で鍵盤を押して演奏する訳ですが、もちろん曲の中では様々な高さの音を弾くことになります。しかし曲中で音の高さが上下し続けていくと弾く指が足りなくなります。そういう時には親指を他の指の下にくぐらせるor親指の上を親指以外の指がまたぐことで指を「継ぎ足し」します。するとスムーズに手指を移動させることが出来ます。大抵くぐらせるのは中指・薬指です。
先に指番号について説明します。指番号とは、親指・人差し指・中指・薬指・小指にそれぞれ12345の数字を割り当て、使用する指を簡単に譜面に書くことが出来るようにしたシステムです。
まず、初出のハ長調の音階から。
「ド レ ミ ファ ソ ラ シ ド」を
という指使いで弾いてみてください。これが基本の形です。
「ド シ ラ ソ ラ ミ レ ド」と下がって来る時には
です。
他の調に変わっても指使いは大体一緒です。同じ指使いでイ短調も弾けます。
音階(スケール)を弾くのに慣れると、同じ調の曲を弾くのに役立ちます。まずはゆっくりでもいいので、スムーズに親指をくぐらせてどの音も粒をそろえて均等に弾けるようにしましょう。
ある調(キー)の曲のメロディーには、 「基本的に」その調の音階で使われる音「だけ」 を組み合わせた和音が伴奏に使われます。 良く使われる和音が3種類あって、「主要三和音」と呼ばれています。 (理論は後の項目で解説します。まずは鍵盤に触りましょう!!)
ここからはハ長調とイ短調で話を進めます。 ハ長調の場合、「主要三和音」は ・ドミソ (コードネーム:C) ・ソシレ (G) ・ファラド (F)
イ短調の場合、「主要三和音」は ・ラドミ (Am) ・レファラ (Dm) ・ミソ# シ (E)
です。(短調の場合「ソ#」と上で出てきた音階の中にない音が1つ出てきます。詳細後述)
ここで
(工事中)