tech_memo / ORACLE / Timezone / SummerTime_analyze

tech_memo/ORACLE/Timezone

概要 †

• Oracleの以下のデータ型のそれぞれについて、SummerTime?を用いて検証する
  • TIMESTAMP
  • TIMESTAMP WITH TIME ZONE
  • TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONE

Table定義 †

レコードの登録方法 †

• 
• 上記１の時間以前〜４時間、1sec間隔で以下のSQLを実行する

  INSERT INTO time_tab VALUES(time_seq.nextval, systimestamp, systimestamp, systimestamp, :B1);

Sample †

Graph †

• 上記テーブルのそれぞれの型に関して、タイムスタンプをエポックタイムに変換して、直前のレコードとの時間差をグラフにする

TIMESTAMP型 †

• 夏から冬時間に戻るタイミングで、3600sec時間がマイナスになっている
  • 

TIMESTAMP WITH TIME ZONE型 †

• 常に1~2secの差分。特に問題ない。
  • 

TIMESTAMP WITH LOCAL TIME ZONE型 †

• 夏時間の1:00に3600secプラスになり、冬時間の1:00に3600secマイナスになる
  • 

エポックタイムが3600sec増減した前後のレコード情報 †

• エポックタイムには、以下のSQLで変換している

  select 24*60*60*(cast(sys_extract_utc(<TIMESTAMPカラム>) as date) - date '1970-01-01') from <TABLE_NAME>;

Session Timezone 夏 †

• 冬時間戻るタイミングで、TIMESTAMP型とTIMESTAMP WITH LOCAL TIMEZONE型のエポックタイムが-3600になる

  ID	TSTAMP	EPOC_TSTAMP	EPOC_TSTAMP_TZONE	EPOC_TSTAMP_LOCAL_TZONE	EPOC_TSTAMP-EPOC_TSTAMP_TZONE
  4990	02-NOV-14 01.59.57.662344 AM	1414918798	1414918798	1414922398	0
  4991	02-NOV-14 01.59.58.738262 AM	1414918799	1414918799	1414922399	0
  4992	02-NOV-14 01.59.59.817931 AM	1414918800	1414918800	1414922400	0
  4993	02-NOV-14 01.00.00.898099 AM	1414915201	1414918801	1414918801	-3600
  4994	02-NOV-14 01.00.01.974019 AM	1414915202	1414918802	1414918802	-3600
  4995	02-NOV-14 01.00.03.049936 AM	1414915203	1414918803	1414918803	-3600

Session Timezone 冬 †

• 冬時間に戻った段階で、エポックタイムが-3600になり、正常に戻る

  ID	TSTAMP	EPOC_TSTAMP	EPOC_TSTAMP_TZONE	EPOC_TSTAMP_LOCAL_TZONE	EPOC_TSTAMP-EPOC_TSTAMP_TZONE
  4990	02-NOV-14 01.59.57.662344 AM	1414922398	1414918798	1414922398	3600
  4991	02-NOV-14 01.59.58.738262 AM	1414922399	1414918799	1414922399	3600
  4992	02-NOV-14 01.59.59.817931 AM	1414922400	1414918800	1414922400	3600
  4993	02-NOV-14 01.00.00.898099 AM	1414918801	1414918801	1414918801	0
  4994	02-NOV-14 01.00.01.974019 AM	1414918802	1414918802	1414918802	0
  4995	02-NOV-14 01.00.03.049936 AM	1414918803	1414918803	1414918803	0

TIMESTAMP型で正確なエポックタイムが取得できない理由 †

• Oracleドキュメント : http://docs.oracle.com/cd/E16338_01/appdev.112/b61343/pc_04dat.htm
• TIMESTAMP型のデータ格納形式が見つからなかったが、DATE型のデータ格納形式は以下のOracleドキュメントに説明がある。

  DATEデータ型を使用して、日付と時刻を7バイトの固定長フィールドに格納します。
  表4-3のように、世紀、年、月、日、時刻（24時間形式）、分、秒が、この順番で左から右に格納されています。

  • 表4-3 DATE書式

    DATEデータ型	世紀	年	月	日	時	分	秒
    バイト	1	2	3	4	5	6	7

• ドキュメントのTIMESTAMP型の説明

  TIMESTAMPデータ型は、DATEデータ型が拡張されたものです。DATEデータ型の年、月、日に加えて時、分および秒の値が格納されます。
  タイムゾーンはありません。

  • DATE型と同じく、年・月・日・時・分・秒の値でデータを格納している。TIMESTAMP型は絶対値となる値を格納していないと思われる。
• つまり、TIMESTAMP型からエポックタイムを取得する際には、タイムゾーン情報が必要となる。
• 夏時間終了時に2回発生する01:00~01:59の間にINSERTしたTIMESTAMP型の値は、SELECTする際には、SESSION_TIMEZONEが使用される。
• 故に、夏時間にINSERTしたときのデータを、冬時間のセッションでSELECTすると、エポックタイムは3600secずれる。

タイム・ゾーン・データ型 †