【質問】
 WW2当時,コンピュータは実働していたのですか?

 【回答】
 現在使われているのとは別だけど,電気で動くコンピューターは,30年代頃から研究されて,40年までには使われ始めてたみたいだよ.
 潜水艦の襲撃盤や軍艦の方位盤も,機械式のコンピューターが使われていた.

 方位盤や襲撃盤は,機械式の物がほとんどだけど,ガトー級に積まれていたMk4TDC(攻撃運動盤)機械・電気式コンピューターは,かなりのもので,Uボートの物とは比べ物にならないほど凄かった.
 ダイヤル(クランク)みたいなので目標諸源を入力すると,内部の歯車がぐるぐる回って,雷撃に必要なデータを算出してくれる.
 TDCの凄いところは,目視やソナーによる観測データが,実際とは違っていると,その旨を知らせてくれる点.
 だから,ある程度の試行錯誤と目標観測を繰り返すと,ほぼ完璧なデータが得られてしまうという.
 日本の艦艇が大量に撃沈された裏には,こういう技術もあったみたい.

 現代のコンピューターは,より多くの情報をより早く処理できるというだけで,軍用としての実用レベルには,遥か昔に到達してた.
 最も有名なのはチューリング・マシン.

 ただ,機械式計算機は,歯車の精度に計算精度が掛かっているので,温度にはむしろ電子計算機よりも敏感だった.

 ちなみにWW2頃に「コンピューター」というと,弾道計算や光学レンズの設計計算をする人間(ほとんど女性)を指す言葉だった.
 彼女達は一日中,手回し計算機の前に座って,膨大な量の計算をこなした.
 特に原爆の開発には,大量に動員され,原爆開発に携わった独身男性は,殆ど彼女達の中から伴侶を選んだ.
 機密保持のため,外部と接触できなかったせいもあるだろうが.

軍事板,2001/06/29(金)
青文字:加筆改修部分

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