【回答】
まず,ハンドガードが金属なので加熱されやすかった.
銃器は5発も撃てば結構加熱される.
そのため,1マグ30発も撃てば,ハンドガードが持てないぐらいに加熱されてしまった.
人間は50℃でも保持ができなくなる.
そのため実戦では弾倉を持って射撃をしていた.
持ってみるとわかるが,ストックからハンドガードまでが結構長く,実際に保持すると,マガジンハウジングを持った方が安定する.
この弾倉も,7.92mmという大きい口径の弾を,30発も積め込んでいたのでやたらと長く,伏せ撃ちが難しかった.
無理だったといってもいい.
地べたに穴を掘ればすむが,いちいちそんな事はしなかったろう.
照準の照門が剥き出しでしかも,銃本体よりもかなり高い位置にあるので,ここが落としたときなどに破損しやすい点も指摘されている.
あとは重たい(30発弾を込めた状態だと6キロ以上ある)点も欠点いえばそうだろうが,反動を銃の重量でかなり吸収するので,欠点とも言えないかもしれない.
しかしこれを持ってテクテク歩く歩兵にとっては,大きな欠点と思える.
それと実際にMP43を持ってみればわかるが,トリガーハウジンググループ(機関部の下半分)がグリップを含めて,1枚板からプレス加工して作られているので,グリップを持ってみると四角い箱を持っているような印象を受け,お世辞でないと「持ちやすい」とは言えない.
コッキングハンドルがなぜか銃の左についているので,はっきりいって操作しにくい.伏せうちでの操作は全くといっていいほど考えてなかったと思える.
http://homepage3.nifty.com/sweeper/gun/a_rifle/mp43.htm