【回答】
まず,浜松には空自の施設が存在しますが……
空輸により救援物資を迅速に受け入れることができ,災害救援にはたいへん有効ですが?
それに,災害救助の応動体勢を考えると,むしろ県外に有った方が何かと便利では?
自衛隊の場合,県知事の要請が無いと,災害救助活動は出来ない事になっていますので,駐屯地の近くに,いくら被災民がいようとも,勝手に救助活動が出来ない事に,法律上はなっていますので(実際は違うでしょうが).
震度7の地震が起きた直後に,消防署に何が期待できる
地震による被害の中でも,特に恐ろしい火災には,自衛隊より活躍が期待できますが.
「水がなければ消火できない」は,自衛隊も同じですよ.
建物等を破壊して延焼を防ぐことも,法律的に難しいところですし.
下敷きになった人を助けようにも,施設科でなければ重機をほとんど持たないですし.
最大の利点は,野外炊具などの装備のおかげで,ライフラインを絶たれても暖かい食事を食べられることでしょうか.
それも被災者全てに,というわけにはいきませんし.
それにたとえ災害予定地域の中心に存在しなくとも,「首相,あるいは知事が迅速に自衛隊派遣命令(要請)」を出し,「使用可能な道路を被災者が,脱出のために占拠」しなければ,遅くとも半日以内には被災地にたどり着きます.
結局,役所関係が的確に対応し,市民が自覚を持っていれば,被災予定地の中心にいようがいまいが,あまり変わりありません.
あと,自衛隊に災害救助を期待するのはかまいませんし,自衛隊側もその点にも対応できるよう準備していますが,自衛隊という組織は,あくまで国土防衛が主であって,災害救助は従に過ぎません.
あの予算と組織規模で,両方に完璧に対応できるようにするのは不可能であり,どちらを優先するか自明である以上,その点をもって自衛隊を責めるのはお門違いもいいところですよ.