【回答】
大和級で言えば,予備砲身は9本あったそうです.
信濃に搭載する予定だったものが,そのまま予備砲身.
元々予備砲身なんて考えてなさそうで怖いですね.
重巡青葉もサボ島沖海戦で第三砲塔に損傷を受け,予備砲身不足から,第3砲塔のあった場所に25mm機銃を設置してます.
まあ,砲身命数使い切るほど,あちこちで使わにゃならんような兵器でもありませんし.
戦艦の主砲は「基本的には」,戦艦を撃つときにのみコストパフォーマンスがつりあう兵器ですから.
戦後どうなったかについてですが,地元の出版社が刊行したため,入手しにくいかも知れませんが,「写真集・終戦直後の佐世保」なる写真集に,終戦直後,佐世保海軍工廠を接収したアメリカ軍が捕獲した,大和級戦艦,主砲予備砲身のスナップが収められております.
かなり鮮明な写真です.
「では,その後」については,発射実験が行われたなどの話もありますが,判然としません.
ともあれ,最低一本,完全な予備砲身がアメリカ側の手に渡ったのは,確かなようです.
【反論】
完全な形で手に入ったなら予備じゃないよ.
ライフリングが磨耗したら,内筒だけ交換するから.
基本的に砲身交換は,余程のことがない限り行いません.
砲身内砲身(名前忘れた)の交換だけでしょう.
英国,米国の戦艦に関しては,資源が潤沢にあったので,それなりに予備砲身を有していました.
言っても一門当たり数本だったはずですが.