【回答】
すし詰めの輸送船では,真水は何よりも希少品.
パイプの継ぎ目から一滴ずつ漏れてるのを見るや,水筒を持った兵がズラリと並ぶ.
南方ならスコールがあるが,台湾方面ではそれも無いため,大いに苦労したとか.
便所も足りず,舷側のあちこちに板を張り出し,腰までの簡素な覆いをつけただけ.
無論下は海なので,はたからは排泄物が丸見え.
でも本人は,海風に吹かれて結構気持ちよかったとか(笑
他,寝苦しいからといって舷側の手すりの外で寝ていた兵が,海に転落して行方不明になるという事故も.
食事は『輸送船入門』によれば,甲板に仮設厨房を設けて船倉から取りに来させていたようだね.
残念ながら具体的なメニューは載っていなかった.
3千トン級で2000人の兵士と軍馬,それに武器を詰め込んでいるのでは,米を炊く水だって大変だっただろうね.
あと,水木しげるさんの手記だったかな?
外でタバコ吸っていて潜水艦に見つかったから,外に出るの禁止になって難儀したとかなんとか.