【回答】
西竹一の父親は,西徳二郎と言います.
薩摩藩士の出で,外交官です.
1870年にロシアに留学したロシア通で,日清戦争時のロシア公使でした.
1880年に帰国時,中央アジアフェルガ−ナ,アライ山脈,新彊,蒙古等を経て帰国しています.
この時の旅は郵便馬車に乗るなど,大変な苦労をしたようです.
その後,第二次松方内閣,第三次伊藤内閣で外務大臣に就任し,ロシアと朝鮮の権益に関する協定を結び,1897年に特命全権大使として清に駐在しました.
この時に発生した義和団の乱に遭遇し,その沈着冷静な行動は,世界の称賛を浴びています.
帰国後,枢密院顧問に就任し,1912年に死去しました.