【回答】
ギリシャやマケドニアと戦ったアケメネス朝の場合,騎馬弓兵はまだ主戦力というほど多くない.
重装騎兵や戦車で突撃するのが主で,ほかは支配地域から徴集した歩兵やラクダ兵.
ローマと戦ったアルサケス朝(パルティア)でも,主戦力は重装騎兵だったが,カルラエの戦いでは騎馬弓兵を活用し,砂漠に敵軍をおびき寄せて勝った.
しかし,アルサケス朝はゆるい連邦国家で,ローマに攻め込むより,国内をまとめるのが大事だったから,相手をある程度叩けば,威勢を内外に示せるし,攻め込まれてもスキタイ流の焦土(砂漠)戦術で対抗できた.
ただし,連合が緩んでるときに叩かれると,瓦解しやすい.
ローマ側も重装歩兵だけではなく,各地から騎兵を集めて対抗したし,国境防衛に専念すれば充分だった.