【回答】
「優れた」の意味にもよりますが,この場合,ガランド小銃は,制式小銃として最初に採用,全軍に配備された自動小銃で,弾薬も適時補給され,大戦を通してその性能を最大限に発揮し,連合軍が今次大戦に勝利する,大きな要素の一つとなりました.
それをもって,最も優れた小銃である,と評価するものです.
個々の性能で言えば,Kar98kも,三八式,九九式小銃も優れた小銃でしたが,運用にあたって,弾薬が適切に補給されず,その性能を発揮出来なかったのです.
Stg44に至っては,突撃銃と言う新機軸を提供した,と言う点では画期的なものですが,戦局を動かす程でもありませんでした.
独逸の敗北後,その設計思想が現代自動小銃の主流となった点は,仮に独逸が戦勝国であったなら,それをもって「最も優れた小銃であった」と評価される事になるでしょう.