【回答】
「セミにしなきゃSMG禁止」じゃなくて,本来は「フルにしなけりゃピストルカービンOK」なんだよ.
つか,アメリカではSMGタイプの銃って,銃の全長規制(短いとout)と,多連装マガジンの所持と,製造規制がある.
もっと言うと,州によって微妙に法律が違う.
カリフォルニアとかハワイは(民間人の)規制厳しい方.
ハワイっちゅーと射撃場のイメージ持ってる人多くて,そんなわけないじゃん!って言われるんだけど,戦中,ハワイの白人連中が日本人狩りと称して,銃持ってアジア系追い回した歴史があるんで,実はかなり厳しい.
アサルトウェポン法も,今もやってる所とやってない所がある.
昔,AKと防弾チョキを装備した銀行強盗に対抗するために,警官が近所の銃砲店に駆け込んで,強力な弾薬を使うライフルを買った.って話もあったけ.
「アメリカ,ぱねぇ」と思った一幕だ.
まぁ,実状はヲタの抜け道コレクションにしかならんのだろうが,ピストルカートリッジを使用するカービンは,あの国の文化だからねぇ.
規制上セミオートのカービンにする必要があるので,無様なロングバレル付きになるのが我慢ならん!と言う方のために,オリジナルサイズのダミーバレル(プラ製)があったりする.
もちろんディスプレイ用なので,発砲はできない.
アサルトライフルの民間用ももちろんセミのみだけど,やっぱり軍用と同じ恰好が良い,という客は多いそうで.
そして,
1) セミオートの小銃(猟銃)は日本ですら合法.
2) 拳銃が合法なアメリカでは拳銃弾を用いた小銃(建前は小動物用)を禁止する理由も無いし,需要もある.
3) SMGをベースに(2)が建前の銃を作ったとして,純粋な(2)と区別する根拠が薄い.
4) 自衛用の拳銃と弾を共用できる「大人の玩具銃」「トイ実銃」の出来上がり.
拳銃より重くて長くて拳銃と同じ単発じゃあ利点無いし
「コルトSAAとウインチェスターM73」(ドッチも民間用は44-40だった)って先例があるわけで,「利点」は大有り.
つか,拳銃は「軽くて短い」(携帯性)って以外のメリットがない.
1) バレル長は実際には携帯性に制限を受けている.弾薬の性能を引き出すにはSMGなみの長さが必要
2) 片手で扱えるデザインなので,両手で持つには不都合な形状をしている
3) 抜いて顔の前で構えてしまえば,ストックがないコトはデメリットにしかならない.
って感じで,下みたいな亊を考える人間は後を立たない.
http://gun.world.coocan.jp/blog/2010/01/post-230.html
http://www.thefirearmblog.com/blog/2012/01/10/sig-sauer-acp-adaptive-carbine-platform/
http://www.emachi.co.jp/photo/pic/0091914/
創作的にいうと,公然と武器を携行できる状況設定では,「拳銃でなければならない理由」が必要で,そうじゃないと「なんで拳銃,それも熊猟用のサイドアームで戦争してるの?」的な違和感が発生する.