** 【追記】 ノンフィクションの1兵士の物語のジャンルでは,何がオススメでしょうか?


 【追記】 ノンフィクションの1兵士の物語のジャンルでは,何がオススメでしょうか?

1572011/10/10(月) 11:37:12.88 ID:??? [156/981回発言] 初心者で申し訳ないのですが質問させてください 最近「沖縄・ペリリュー島戦記」を読んで,ノンフィクションの1兵士の物語に興味が沸いたのですが,その手のジャンルでは何がオススメでしょうか? どの戦争か,主体となる国などは特別問いません

1582011/10/10(月) 11:57:14.59 ID:??? [157/981回発言] 佐々木春隆のシリーズはどうだろう. 下級士官の視線で中国戦線の実相を捉えている名作だが. まず『長沙作戦』を読んでみて面白ければ他のを読んだらいい.

1592011/10/10(月) 12:00:03.14 ID:??? [158/981回発言]

157 土井全二郎お奨め.一兵士の日本軍への恨み憎しみをインタビューで 丹念に引き出した秀作がいくつか.

歴史から消された兵士の記録

http://www.amazon.co.jp/dp/476982453X ガダルカナルを生き抜いた兵士たち

http://www.amazon.co.jp/dp/4769825994

1612011/10/10(月) 12:36:02.83 ID:??? [160/981回発言] 佐々木春隆も土井全二郎も山本七平も超オススメだ. 春隆は中国戦線,土井はオムニバス,七平はフィリピン.

でも最高傑作は「われレイテに死せず」 この本は常に在庫を持っていてほしいがなあ.

1622011/10/10(月) 13:13:03.40 ID:??? [161/981回発言]

157 『雪の中の軍曹』とか,こことかは http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/5870/beseda.html あと,『雷撃』もそうと読めない事もないかも.

1632011/10/10(月) 15:01:14.27 ID:??? [162/981回発言] 神子清のわれレイテに死せずは本当に引き込まれる これ小説か?と疑って何度もハヤカワのNFのラベルを確認した

1642011/10/10(月) 15:08:10.80 ID:??? [163/981回発言] レイテに死せずの著者は,長峰さんの本にもちらっと出てくるんだよな.

1652011/10/10(月) 15:14:54.26 ID:??? [164/981回発言] ネグロス島では民間人側から書かれたネグロス戦記,虜人日記も必読.

http://www.amazon.co.jp/dp/4480088830/

補給途絶なのに特に危なげなく終戦を迎えているのだが 民間人というにはあまりにサバイバル達者な著者が成せる業なのか.

1662011/10/10(月) 15:19:28.08 ID:??? [165/981回発言]

164 大岡のレイテ戦記にもちらっと出てくるね.

1672011/10/10(月) 15:19:42.76 ID:??? [166/981回発言]

159 歴史から消された兵士の記録は,水木御大のズンゲン支隊の悲劇が書かれていて 本当に憤怒してしまうよな.

オレが行けば大丈夫,必ず司令部を納得させるからって現状を伝えに言った 軍医さんがあまりに不憫な結末に. オレが撤退の全責任を取る!って言ってた士官も戦死して 責任取れる人もいなくなっちゃって,みんな逃亡兵扱いに・・・

敵中に遺棄されたちっぽけな歩兵砲1門を4人の決死隊で取りにいかされて, 奇跡的に持ち帰るのだが,帰ってみたら原隊がどこかに消えてなくなってる・・・ という砲兵さんの話も.

1682011/10/10(月) 16:13:22.72 ID:??? [167/981回発言]

157 米兵士の体験記ならこれもおススめ.

今ここに神はいない‐米海兵隊員が見た硫黄島の地獄

http://www.amazon.co.jp/dp/4340140023

下級士官辺りまで範囲を広げれば,陸戦はもちろん航空機パイロットや 小艦艇の艦長,中〜大型艦乗組員の体験記なんかは沢山ある.

178 : 岩見浩造 ◆Pazz3kzZyM : 2011/10/10(月) 21:48:23.60 ID:4M/TR8Fx [1/1回発言]

160 NF文庫から出ている木俣次郎『潜水艦攻撃』も挙げます. 米潜水艦と日本艦艇の戦闘記録一覧みたいなものです.

147でご指摘のものと関連しますが, 内航海運の陸送転移(船で運んでいた物資を鉄道輸送に切り替える) について2000年代に一橋大の博士論文が一通出てましたね. 連絡を取って論文を入手できるか交渉して見るのも一つの手かと.

護衛艦の建造数や建造計画と言う面から攻める場合, 海防艦について書かれた雑誌記事や学研の太平洋戦史シリーズなどが役に立つでしょう.

輸送用船舶全般まで拡大した場合は 今日の話題社『戦時造船史』 などがありますが,比較的大きな図書館で置いてあるか確認して利用するべき書籍です.

比較的安い投資としてはタンカーに絞ったリストとして 松井邦夫『日本油槽船列伝』成山堂書店 なんかもあります.  ただし,岩見浩造なる人物の情報は,鵜呑みは避けたほうが賢明な模様.  その信頼性についての考察は,こちらを参照されたし.

183 : Lans ◆xHvvunznRc? : 2011/10/10(月) 22:05:30.35 ID:??? [181/981回発言]

157 欧州戦線の手記的なものなら下記とか

【パンツァー・フォー】カールアルマン(大日本絵画) 【SS戦車隊(上下)】ヴィル・フェイ(大日本絵画) 【コンバット 第二次世界大戦 ヨーロッパ戦域】ドン・コンドン(白金書房)

特に,コンバットは従軍将兵の手記を集めたもので 陸海空とそろっております.

185 : Lans ◆xHvvunznRc? : 2011/10/10(月) 22:16:21.71 ID:??? [183/981回発言] せっかくなので簡易目次 【コンバット 第二次世界大戦 ヨーロッパ戦域】ドン・コンドン(白金書房)  ビスマルク追撃:海軍大佐 ルーセル・グレンフェル  北アフリカ   :陸軍大尉 ダグラス・M・スミス  エルアラメイン:陸軍少佐 H・P・サムウェル  レーゲンスブルグ空襲:陸軍中佐 バーン・レイII  カッシーノの激戦:フレッド・マズダラーニ(従軍記者)  アンツィオ     :エリック・セヴァライド(従軍記者)  ノルマンディー降下:陸軍大尉 ロレンス・クリッチェル  ノルマンディー上陸:チェスター・ウェルモット(従軍記者)  サンロー突破 :アラン・ムーアヘッド(従軍記者)  火炎放射器  :陸軍大尉 アンドルー・ウィルソン  ヒュルトゲン  :陸軍軍曹 マック・モリス  斥候隊(バルジ戦):陸軍伍長 ラス・エンジェル  バストーニュ  :陸軍大尉 ローレンス・クリッチェル  ライヒスヴァルト:陸軍兵長 R・M・ウィンフィールド  レマーゲン鉄橋:陸軍大尉 ケン・ヘクター  ジークフリート線:陸軍大佐 ウォーレス・チーヴス

186 : Lans ◆xHvvunznRc? : 2011/10/10(月) 22:18:50.97 ID:??? [184/981回発言] 上記,各作戦の書籍なら各種ありますが 主要戦闘実参加の将兵手記がこのラインナップでそろってるのは他で見たことないです.

この【コンバット】太平洋戦域版もあるらしいのですが, 残念ながら私は見たことないです.

190 : 176 : 2011/10/10(月) 22:36:44.68 ID:??? [188/981回発言] Lans殿

>この【コンバット】太平洋戦域版

中央公論社(当時)から出た1994年初版の「最前線の戦闘--米軍兵士の太平洋戦争」 にその一部が入ってます. まえがきを見ますと,Combat--The War with Japan, edited by Don Congdon, Dell Publishing Co., Inc., 1962 から 「エビゼ島の戦い」マーシャル中佐 「ビアクの洞窟」リーゲルマン大佐 「悲劇の珊瑚礁」ハント大尉 「神風特別攻撃隊と戦って」モリソン提督 の4編が収録されています.

尼見ると中古出品がありますよ.急げ!(笑)

1972011/10/10(月) 23:08:59.32 ID:??? [195/981回発言]

157 みんな第二次大戦だから,せっかくだからそれ以外のものを 『戦場の掟』

http://www.amazon.co.jp/dp/406214865X 少しだけ古い話だが,いわゆる民間軍事会社に勤める人たちを取材した本.

あとは特殊な兵科だけど憲兵の本を少し. 『戦地憲兵』 井上源吉著 図書出版社 華北で一般歩兵として勤務した後,主に華中で憲兵として勤務した著者の本. 隊内規律維持,占領地治安維持,思想戦といった憲兵の主要な仕事は一通りやっているから, 憲兵の概説本としてみても良い本だと思う.

『戦い,終わらず』

http://www.amazon.co.jp/dp/4890632522 米軍の現役憲兵将校である日本人が書いた自伝的な本. 一兵士・・・と言えるかは微妙だけど(執筆時空軍少佐),この人も隊内での事件対処とかイラクでの対テロ警備とか, 陸空軍で割と手広く色々なことをやってるので,独特な書き方と合わせて読みやすいし面白い本だと思う.

2012011/10/11(火) 00:54:14.55 ID:??? [199/981回発言]

69 WWIの本なら,「エムデンの戦い」「海の鷲」「戦艦ウォースパイト」

139 タックマンと日本なら,「失敗したアメリカの中国政策」がガチ. WW2での蒋介石の米軍軍事顧問,ジョゼフ・スティルウェル将軍の評伝.おk?

147 浅井栄資「慟哭の海―知られざる海上交通破壊戦」 駒宮真七郎「戦時輸送船団史」…ってなんだこの値段!!図書館で.

157 スタッズ・ターケル「よい戦争」 WW2全体を取り扱った聞き書き大集成.必読. 個人の長編なら,オットー・カリウス「ティーガー戦車隊」 ただしこれは,必ずここと読み合わせる事.http://www.geocities.co.jp/SilkRoad/5870/tankist.html

軍事板,2011/10/10(月)
http://logsoku.com/thread/toki.2ch.net/army/1317650367/

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