【取材執筆メモ2009】
ドリームフォース取材メモ
【Dreamforce 2009の概要】 †
- 2009年11月18日〜20日、サンフランシスコ、モスコーニセンター
- 19k参加者、60カ国、300セッション、
【キーノート初日:by Marc Benioff, Chairman & CEO, salesforce.com】 †
- Salesforceのユーザー数は6万5000社以上。
- 「お客さんありがとう」はいつも通り。プレスにもありがとう。
- Safe Harborでジョーク、スライド1〜2の説明:SaaSからPaaSへとクラウドは進む
- クラウドコンピューティングモデルはマルチテナント、Pay-as-you-go
- 67,900顧客→中小企業から大企業まで顧客拡大。Every Size
- 165,000コミュニティー・サービス、7500ノンプロフィット、$18mグラント
- サンフランシスコ市長ニューサム登場
- SFは全米でもっともグリーンなシティー
- Bayview Hunters...→セールスフォースはLocal Non-Profitsをサポート
- Year Up San Francisco, Jay Banfield氏登場。学生、インターンなどの支援(若年者のタレント開発)→ソーシャル・ローカル開発、全米で200ユーザーがSalesForce.comのコマーシャル・フォーキャストを利用。
The Real-Time Cloud(多層構造) †
- インフラストラクチャー:
- セキュリティー、ISO27001、99.9%(口ではファイブナインを)、<300ms応答、トラスト・ウェブサイト、5分アップデート、>100million API calls/day、Real-Time Sandbox環境の確保、Salesforce間のアプリケーション連係、3DCでディザスター・リカバリー
- 5 Minute Upgrade:3つのデータセンター(世界に)で、相互サポート。5分毎にアップデート。もし止まっても、5分間の損害ですむ。
- プラットフォーム:リアルタイム・カスタマイゼーション、プログラマブルUI、プログラマブル・クラウド・ロジック、リアルタイム・ワークフロー&Approvals、リアルタイムウェブサイト、Integrated Content Library,Real Time Analytics, Knowledge,800 Integrated Application
Service Clooud 2(Next Gen Coustomer Service) †
- Unfortunately, contact centers are disconnected from conversations
- 企業はオラクルやSAPなどのコンタクト・ソフトに投資。でもユーザーはグーグルやフェースブック、ツイッター、コミュニティー・サイトに頼っている。その間には大きなギャップ
- サービスクラウド2はチャットやコミュニティーとコールセンターを統合するコンセプト。モバイル端末からも利用可能。
- P&Gのサービスクラウド2のデモ:
- まずDELLのコールセンター(メモリーアップグレード)過去の事例を検索。その事例をメールで顧客に送付。
- セルフサービス・ポータルでも同じことができる
- では、グーグルに行くと?、検索すると同じセルフサービス・ポータルのページが表示される。
- では、サービス・クラウド2で何がかわるのか。これらの情報を一気に変更できる。
- エキスパートvs.コミュニティー・ノレッジ:フェースブックのユーザーはデルのフェースブック・ページに行く。そうすると色々な質問や回答が飛び交っている。そこで、これを利用すれば、コールセンターやホームページを探す必要なし。いくつもの回答の内、もっとも良いものをデルホームページのノレッジページに貼り付ける。フェースブックを起点にデルのサポート・ページ、グーグル検索へとリンクが広がる。
- ツイッターのユーザーダンが同じように、デルの質問をつぶやく。デルはデル関連の情報を常にモニターしている。そこで質問を発見。ダンへの回答はツイッターで。サービスクラウド2で、ツイッターに回答をリアルタイムで出す。
- Ameritoradeの事例を紹介
- 7mアカウント、25k/日の電話、電話対応時間の短縮は重要。
Sales Cloud2(SC2) †
- 2はセカンド・ディケードの意味?、150以上の新機能
- スライド統合、カレンダー、ミーティングセットアップ、レポート機能などを紹介。
Social Computing †
:【小池メモ】:時代は常時接続→常にモニター、常にコンタクト/電話時代のように必要な時に連絡を取るライフスタイルが変わろうとしている。
【キーノート2日目(プラットフォーム・デー):by Marc Benioff, Chairman & CEO, salesforce.com】 †
Custom Cloud 2 †
- bmcsoftwareのCEO登場
- サービス・マネージメント・ソフトの大手、みんながフレームワークをいじくるわけではない。サービスだけを求めるユーザーに、サービス・デスク機能を提供(?)
- サービス・デスクのデモ:メール・サーバーにアクセスできないという設定で、問題解決を分析。(BMC Service Desk Express on Force.com←製品名)コンフィギュレーション・画面が出てきて問題分析。
- Force.comの紹介、機能強化
- The Future of Custom Applidation Development?
- Traditional Platforms(Oracle、MSSharePoint、BEAWeblogic、SAP)を批判
- Force.comはよりよい解決策(スライド参照)
- SAPなどの複雑なERPよりも、Force.comをつかえ。(Vetrazzoの事例を紹介)
- Lowson社横溝CEO登場:Lotus Notes→Force.com(ERP)
- コスト&スピード:5倍のスピード、コストは半分以下?
- Avonのデモ
- Avon Ladyからmarkという新しいレディーコンセプトでチャンネル・キャンペーンを展開。18才から40才。Facebookで展開。フェースブックのユーザーに直接、ディスカウントやスペシャルオファーを展開。(SNS上の直販→新しいフェース・ツー・フェースのセールス、モダンマーケティング)
- CAのデモ
- ITが変わったと言うより、エコノミーやビジネス・モデルが目まぐるしく変わってきた。メインフレームからパソコンへと変わったが、クラウドで基本的な変化が現れる。
- Googleのデモ
- Salesforce.comと一緒に、大きく躍進。IBM、MSと良い競争状況。
- Gmailオフラインなど機能強化は200件を越える。400%教育関係の占有率がアップ。Google Appsのユーザー、2Million企業(世界で)を超える。
- Next Generation Force.com
- アクセンチュアのデモ
【基調講演:コーエン・パウエル】 †
Marc Benioff会長によるパウエル氏の紹介 †
- 20年ほど前、5名の元大統領の会議で、コーリン・パウエル氏が議長。東部の会議。クリントン、ゴア、などなど。
- その時のメッセージ:企業はプロフィット至上主義。政治のリーダーは国をよくすることがメッセージだった。衝撃。企業は技術、コネクションなど多くのパワーがある。これを使えないか。パウエル氏から電話。テクノロジーを教えるスクールについて話がある。1%の誓い(プロフィットと従業員の時間をコミュニティー・サービスに使う)$80Mドネーション、従業員のボランティア。
- ミッションベイにメディカルセンターを建設。子供のための病院。治療と研究を兼ねる。また、教育もおこなう。同病院に$2mの寄付をおこなう。パウエル将軍のファンドを立ち上げる。
コーリン・パウエル氏の話 †
- グレートカンパニー。3年前に来て以来。クラウド・コンピューティングは重要。色々なプログラムもありがたい。1.1.1.プログラムも良い。マークに心から感謝の言葉を贈りたい。成功を心からお祝いする。
- こんなところに出てくるとは、招いて頂きありがとう。(笑い)政府の要職を兼任し、選挙で負ければ普通の人だ。辞職し、トランスフォーメーションに直面。5時に起きる必要がない。女房はフリーズ。心の中では何かをしたい欲望がおこる。コルベットを買って走る。エイジング・プロブレム(老化)。AOLページ。
- 不況、国際問題、いろいろと米国は課題に直面している。でも米国は希望を忘れてはいない。クライナー・パーキンス(VC)が近い。
- 2回目にベトナムから戻ってきて、プログラムやIBMと接する。携帯電話(モトローラが見せる)を始めて見た話。たった30年前。こうして私はゆっくりトランスフォームが始まった。いまや3台のスマートフォンが鞄に入っている。でも、やっぱりデジタルは難しい。孫のブライアンと接するとき。emailを送ったら返事なし。お爺ちゃん、いまはテキストだよ。そしてツイッタ。いつの間にか孫がフェースブックのページを作る。70kのユーザーが付く。怒ろうとしても怒れない。Twittingだよ。お爺ちゃん。こんなITパワーを僕は理解できない。
- セールスフォースにしても、グーグルにしてもここ十年の会社。ソフト、ハード、その進歩は凄い。
- 若い人の教育に力を入れている:メジャーを三回変えた。Web2.0は不治の病。米国にはまだまだ高校を出られない子供が多い。これらの子供を救うべきだと思うのです。
- ベトナム・ゼネレーション、トム・ブロッコー。アフガニスタンは撤退すべき。国務長官時代が懐かしいかと聞かれ、そんなことはないと答える。米国にはすべきことがいっぱいある。なにかミスしたでしょう。自分のB757がなくなったし、その時のコーヒーカップが懐かしい。
- 辞任して、初めての出張。自分で自動車に乗り、チケットをとり、パーキングする。セキュリティーを通過。おはようパウエル将軍と挨拶。でも、システムはシステム。チェックは市民と同じ。
- Global is flat. Communicate with followers. Great leader is great communicator. Millitary Salesforc is as same. Make tool...Just job done.
Success of your organizationまとめの言葉。元リーダーが語る、リーダーの心得、成功の心得。
- 成功は達成だ。リーダーを信じるから、兵はついてくる。国務省の地下。パーキングロットを掃除する人との話。
- 4年の国務長官時代。でも今も北朝鮮、アフガニスタン、色々とニュースを見ると、何一つうまくいっていない。私の時代はソ連、中国が悪者だった。いま、現在の兵士はなにも危機感がない。でもベトナムの経験はいまも繰り返されている。
- レーガン大統領時代、セキュリティー長官だった。レーガンはビジョンがあった。ゴルバチョフは悪人だった。でも、ゴルバチョフ彼は歴史に残るリーダーだった。先にゴルバチョフと会えとレーガン大統領は言う。1995年だ。開放政策の話を彼からクレムリンで聴く。帰って大急ぎで報告。考えを変えるよう大統領に説得。「おまえは共産主義になったのか」と言われた。2年後、ベルリンの壁は破れ、ゴルバチョフはソ連を解体させた。冷戦の消滅。「欧州の脅威がない時代なんて思いもよらない」という。
- 中国は、大量の国民を抱え、経済を改革しなければ。何百万人もの人が中産階級になってゆく。インドも同じ。でも150millionの人々がアフガンなどで貧困に苦しんでいる。
- 環境問題を忘れるな。経済が伸びれば環境は悪化する。一応、まだ米国はトップだが。「まだ、トップだが」
- 外交問題は北朝鮮と中東だ。しかし、過去十年に比べれば、米国の負担は軽い。米国以外の国を考えよう。
- 日本のビジネスマン。大成功したビジネスマン。どこが好きか。ニューヨークだ。世界で僕に道を聞くのは、そこだけだから。国務長官時代にも、ウォールドルフホテルからホットドック屋台に買いに行った。ボディーガードやポリス「僕はグリーンカードを持っている」ホットドックの支払いを拒否「アメリカが僕に十分な支払いをしてくれている」貴方からお金は取れない。市民のことを忘れてはならない。
[2009-11-19]
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