Chrome_OS


【取材執筆メモ2010】

Google

Googleのブラウザー戦略

【グーグルの全体戦略】

  • 戦略系統図
    • サーチエンジン/データセンター
    • 検索広告ビジネス
    • クラウド・ビジネス
      • クラウド・アプリ/コンテンツ
      • クラウド環境ツール、周辺ビジネス
    • その他(グーグル・ファンド、スマート・グリッド、宇宙探査)
  • 結論:Chrome OSはクラウド環境ツール/周辺ビジネスに位置する

【Chrome OSが狙うモバイル市場】

  • 家電全体におけるモバイル端末市場の性格
    • モバイル・スクリーン(5inch〜10inch)市場の争奪戦
    • モバイル・アプ(apple)vs.ブラウザー・アプ(Google)
  • Appleはブラウザーやオンライン・コンテンツのビジネスは苦手
  • Google社内におけるChrome OSとAndroidの位置
    • Chrome OSはLinuxベースのブラウザーOS。Chrome OSはx86チップ(Intel、AMD)およびARM Holdings PLC、Qualcomm(SnapDragon?)、TI(組み込み携帯チップ)。MID by Intel、smartbook by Qualcomm→ネットブックのハード構成
    • 作りこみ端末(Android、携帯に特化、タブレットなども)vs.標準端末(Chrome OS)
      • Android:手離れの悪い下位レイヤーから上がる
      • Chrome OS:抽象性の高い上位レイヤーから下る
      • Web_Kit系ブラウザーでもSafariとChrome、Nokiaオリジナルでは、ポジションが違う。---7月の指針発表でグーグルはウェブOS/ブラウザーOSと言う点をChrome OSは強調すべきではなかったのか。プラットフォームOSであるウィンドウズやAndroid、ウィンドウズ・モバイルとは違う。しかし、WSJをはじめ多くのメディアは両者を混同している。
    • 結論:あくまでブラウザー戦略(ネットブックへの実装で市場占有率を稼ぐ)

【Chrome OSの使命】

  • 競合分析
    • Chrome OSはマイクロソフトつぶしだろうか?
    • マイクロソフトのOS戦略とは(ハードの抽象化を行う検証ビジネス)
      • 作りこみ端末に活路を見出すマイクロソフト
    • webOS比較(Palm vs. Chrome)
    • クラウドの本質
      • ブラックホール:ハードウェアの一掃。バイオス+ネットワーク設定、プリンター機能やストレージ機能、などはクラウド・データセンターにもってゆく
      • Googleは、ブラウザー、ネット・アプリ、ハードウェアの抽象化(データセンターへの収容)というフルラインナップを検討している。ChromeOSは独自言語Google goとともにアプリ・データ・ハードの関係を考え直すことを予感させる。
    • 通信分野から見たChrome OSの評価
      • モバイル・ユーザー・インタフェースはシームレス化を模索している(モトローラーの端末クリックの例、OperaのUnite productsの例)

[2010-2-3]