MenuBarをedit手術 （タイトル：耳鼻科 で） †
- 鼓膜形成術
＜鼓膜形成術（接着法）＞ 内視鏡併用、局所麻酔 外耳道はやや狭く曲がっており、耳鏡や鼻鏡を使って鼓膜穿孔辺縁全てを容易には観察はできなかった。鼓膜麻酔液の染みた極小綿球4,5個を左鼓膜に配置し鼓膜麻酔をした。左耳介の上方で、毛髪ラインより上方1cmの所に長さ3cmの切開予定線をおき、その線を中心に皮下を広く局所麻酔した。メスで皮膚を切開し、ヤンゼンで切開部を開口しながら、皮下組織を採取した。3−0バイクリルを用いて皮下真皮を縫合し、皮膚はロイコストリップテープで固定した。内視鏡（0°）を用いて、鼓膜穿孔の辺縁を耳用針（教授専用）を用いて切開を入れ新鮮化を行った。耳用針（10番）を用いて穿孔の大きさを測り、予め採取した皮下組織を適切な大きさに整形し、鼓膜穿孔部にアンダーレイに配置した。本人に聞こえを確認しながら、聴力が自覚的に改善するのを確認した後、ボルヒールにて接着し、手術を終了した。
- 鼓室形成術
＜左鼓室形成術＞ 外耳道後壁削開、�厳拭▲灰襯瓮蕁�内視鏡併用 左耳後部を1時から4時まで皮膚切開。外耳道後壁皮膚を剥離すると、外耳道後上壁に骨欠損あり、真珠腫上皮が上鼓室から乳突洞に向かって入り込む。乳様突起を削開すると乳突洞内に角化物質が充満していたので、これを除去。乳突洞天蓋の骨は広範囲に欠損し、脳硬膜が露出。ツチ骨頭、キヌタ骨は欠損。アブミ骨はかろうじて残存するが、炎症により前脚、後脚が離断していたため、アブミ骨頭を摘出。半規管瘻孔は認めず。鼓索神経は確認、温存。顔面神経は異常なし。外耳道後壁をできるだけ低く削開。真珠腫上皮をそのまま残して、乳突洞内腔の上皮として利用する。外耳道側から術後の乳突洞の処置、観察が容易になるように耳前部から耳内にかけて皮膚切開を追加して外耳道入口部を開大。 耳珠軟骨を採取して細工し、アブミ骨底板に立ててコルメラとする。外リンパ瘻を認めたため、コルメラ周囲に皮下結合織をつめ、ボルヒールで接着してパッキング。コルメラを皮下結合織で被覆。外耳道後壁皮膚を元に戻す。外耳道後壁皮膚と残した真珠腫上皮の間の上皮欠損部（骨露出部）に、耳介後面から採取した中間層を植皮してボルヒールで接着。外耳道〜乳突洞にベスキチンガーゼ、俵ガーゼ、2号ガーゼをタンポン。耳前部皮切部をエチロン4-0で縫合、耳後部皮下をバイクリル3-0、皮膚をエチロン4-0で縫合して手術を終了する。
経過（退院時要約の） †
- 喉頭癌緩和医療(92M)
＜退院時評価＞ S)のど、はら痛くない。息苦しくない。転院の件、わかった。 O)平成 20年 5月 15日 6:12 体温 36.6 脈拍 84 血圧 111/66 SPO2(%) 96 全身状態安定。 A)喉頭癌(T4N1M0)。 手術不能。気切で気道確保中(コーケンPPカニューレ(複管)12mm)。放射線治療拒否。経管栄養中。コミュニケーションは筆談にて可能。疼痛管理用内服は現時点ではなし。 転院可能。 P)緩和療法。 5/16明日城西病院へ転院予定。 退院時処方(+) ＜退院後治療方針＞ 退院処方（+）。城西病院へ転院。 ＜退院後留意点＞ 経管栄養のチューブの方針については、留置のまま。再留置は困難のため、交換はせず。もし詰まりが解消できないなら抜去し、末梢ルートより水分補給。 カニューレについては、内筒を1日1,2回清掃。外筒は継続。
- 突発性難聴
＜退院時評価＞ S)今日夕方退院でお願いします。めまいない。 右の聴こえ、割れて変な声だけど、言葉として解る。 O)自覚聴力改善。めまい消失。 A)右突発性難聴（高度） プロスタグランディンも追加中。 P)本日夕、聴力検査、退院。書類作成。 明日5/2、ふなくぼ耳鼻科受診予定。 ＜退院後治療方針＞ 退院処方（-）。ふなくぼ耳鼻科に転院。 ＜退院後留意点＞ ・退院後の方針は舟久保先生に従ってください。 ・左右の聴こえのバランスが崩れているので、町中での警告音(ｸﾗｸｼｮﾝ等)、電話の鳴っている方向等が解り難いことがあります。注意して下さい。 ・過労、過度ストレス、夜更かし、喫煙の無い様にお過ごし下さい。
- 両側汎副鼻腔炎(080429AIN_TT61F)
<<退院時評価>> S)左眼の奥が熱い感じです。 O)鼻のガーゼを全部抜去。出血はほとんどなし。 内視鏡で観察するが、創部は特に問題なし。 内視鏡画像ファイリング（+） A)経過良好。 P)予定の治療が終了し、経過良好なので明日退院。 ＜退院後治療方針＞ 退院処方（-）。 退院後の治療は横田耳鼻科に依頼（紹介状を作成）。 次回当科再診5/21。 ＜退院後留意点＞ ・うがいと手洗いを十分に行い風邪をひかないようにして下さい。 ・日常生活の制限は特にありません。
- 退院療養計画書での書き方
<<退院後の治療計画>> 横田耳鼻科へ転院して治療を継続します。 お薬はありません。 うがいと手洗いを十分に行い風邪を引かないようにして下さい。 日常生活の制限は特にありません。 <<退院後の日常生活についての留意点>> うがいと手洗いを十分行い感染に注意しましょう。 アルコールおよび香辛料など刺激物はできるだけ控えましょう。 当院退院後は横田耳鼻科へ通院となります。 お大事にして下さい。
- 退院療養計画書での書き方
- 原因不明のめまい(メ病？)
＜退院時評価＞ S)めまい大体良い。 O)嘔気なく摂食問題なし。 A)めまい症(ﾒﾆｴｰﾙ?) 症状軽快。 P)めまい原因不明だが、頭、心原性の明らかな異常を指摘されない。症状軽快し経過良好のため、明日退院。耳性めまいの可能性もあり、退院前にオージオ、MRI実施。 ＜退院後治療方針＞ 退院処方（-）。次回5/12再診、MRI結果説明。 ＜退院後留意点＞ ・めまいの原因は不明です。症状の増悪や別の症状が現れた際には再診して下さい。 ・一般的な健康上の注意を行ってください（手洗い、うがいをして風邪など引かないように注意してください。ストレスをためすぎないようににして下さい。）
- 声帯結節
4/16 A)両側声帯結節。 P)4/17手術の予定。 4/17 喉頭微細手術施行。 術後経過は良好。 4/21 ＜退院時評価＞ S)沈黙中。本日退院したい。 O)喉頭：声帯は両側とも平滑 A)経過良好。 P)予定の治療が終了し、経過良好なので本日退院。 ＜退院後治療方針＞ 退院処方（-）。 発声は4/24からOK。 次回再診5/19。 ＜退院後留意点＞ うがいと手洗いを十分に行い風邪をひかないようにして下さい。 4/24から発声しても良いです。 次回再診日（5/19）まではなるべく大声をださないように、小声で話をして下さい。
- 原因不明のめまい
4/19 A/P) メニエールの既往あり，これ由来の嘔気嘔吐だろうか？少なくとも脳梗塞はなさそう． 入院後、メイロン、プリンペランの点滴、補液を行う。 4/20 S)本日はめまい、嘔吐はありません。昨日のめまいは回転性ではなく、グラグラしただけです。昼食は食べられました。めまいは初めてです。耳鳴、難聴はありません。 （長男の妻から聴取）嘔吐はしましたが、認知症があるため、めまいがあったかどうかは定かではありません。 O)（3A病棟に往診） 鼓膜：両側正常 注視眼振：異常なし 頭位眼振：異常なし 頭位変換眼振：異常なし A)嘔吐改善。めまいがあったかどうか不確実。 メニエール病を積極的に示唆する異常所見は得られない。 P)補液続行。 嘔吐がなければ明後日（4/22）退院予定。 4/21＜退院時評価＞ S)明日帰る？ いいのかえ。 O)嘔吐なく、摂食も可能（5割）。血圧も130台で安定。 A)経過良好。 P)精査にて原因不明だが、脳、循環器、耳鼻科的な原因疾患を否定され、経過良好なので明日退院。 ＜退院後治療方針＞ 退院処方（-）。食事可能。次回再診なし。 ＜退院後留意点＞ ベッドに寝たきりにならず、車椅子など使って移動し、身体を動かすのがよいです。 うがいと手洗いを十分に行い風邪をひかないようにして下さい。
- 急性扁桃炎
4/16
A)急性扁桃炎（舌扁桃炎が主体）。
P)本日から入院してダラシンSの点滴、補液を行う。
その後、
症状、所見は速やかに改善した。
4/18
＜退院時評価＞
S)飲込み等の嚥下での痛みは支障ないレベルです。
O)咽喉頭：扁桃は若干腫大ある。中咽頭・喉頭は見える範囲で問題ない（反射が強く広範囲の観察は困難） 頸部：両顎下部リンパ節腫脹（±）、自発痛（−）、圧痛（軽度＋）。
A)扁桃炎改善。
P)予定の治療が順調に経過し、経過良好なので明日退院。
＜退院後治療方針＞
ご本人希望もあり、症状改善効果があった鎮咳薬を内服（退院時処方：レスプレン20mg3錠4日分）。
経過良好であり、特に問題なければ当科再診は不要。
＜退院後留意点＞
アルコール及び香辛料を多く含むものは退院後1週間は避けてください。
強いお酒やタバコも控えてください。
うがいと手洗いを十分に行い風邪をひかないようにして下さい。
